幽遊✖️ハンター(4話)タネ明かし
幽助の猛攻を全て紙一重でかわすサトツ
その動きはまるで水面をアイススケートで滑っている様に滑らかだった
ヒソカは僅かに腰を落として、いつでも攻撃出来る態勢を取って見ていた
サトツの身体能力や体術は並の人間で無いのは間違いない。
しかし一流の達人クラスとは思えなかった
幽助はまた滝壺に投げ飛ばされる
「まだまだまだ〜」
飛び上がって出てきた所でヒソカは言った
「そろそろ変わって貰って良いかな♣️
時間も半分過ぎたし♠️」
あっと言う間に5分が過ぎている事に気づく幽助
「いや!面白い所だからオレがやる」
闘気がお互いにぶつかり合った
呆れた表情でため息を吐くサトツ
「分かりました 時間を伸ばしましょう。あなた達が気が済むか、私の気が変わるかまでです。
しかし1時間くらいで戻らないと行けないので、そこは強制終了ですよ」
ヒソカは幽助に視線を向けると、幽助はアゴで応えた
ヒソカは軽く飛び上がると水面の上に立つ
幽助は驚きながら言った
「お前もそんな事が出来るのか」
ヒソカはサトツの足元を見たまま言った
「これくらいいくらでも手段はあるよ♠️」
自分とは明らかにやり方が違う事を、サトツの
足元から立つ波紋から判断した
ヒソカですらバランスを取る為に僅かではあるが
全身に力が入っているのに、サトツは出会った時
から変わらない紳士な立ち振る舞いをしていた
ヒソカは合図の代わりに笑みを浮かべると
無数のトランプをサトツに投げた
サトツは少し足先を水面に入れ蹴り上げる
水しぶきを受けてもトランプの勢いは止まらない
サトツは上空に飛び上がった
ヒソカは僅かに指を動かす
真っ直ぐ飛んで行ったトランプの中で
2枚だけが変化してサトツを追った
それに気づくと何もない空中を軽く蹴り
バク転をしてかわした
降りてきた時は水面にほぼ波は立ってない
ヒソカは新たな疼きを感じた
「これは予想以上に楽しめそうだ」
水しぶきを上げながら駆け寄るヒソカ
サトツは今まで通り構えもせず直立した姿勢で待つ
ヒソカは無数のフェイントを入れて攻撃する
そのフェイントにはまったく反応せずに攻撃を紙一重でかわした
ヒソカは伸ばした拳をあえて引かずに止める
サトツがヒソカの腕を掴むと幽助と同じ様に滝壺に目掛けて投げた
勢いよく飛んで行くが上手く反転させ着地する
そして人差し指をクイっと曲げた
すると今度はサトツが勢い良くヒソカの方へ飛んで行った
「タネ明かしをしようか♠️」
(続く)
はい、5話終了です😄
なんとか今日中に書けました
途中何度も変更してます😫
ふらふら迷ってこんな感じになりました
やっぱり仕事がある日は余裕が無いですね
とりあえず明日見直して反省しまくります
それではまたヽ(^ω^)
面白い活動や企画に使わせて頂きます(*´ω`*)