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あなたの知らないマサイ族の暮らし覗いてみませんか?

マサイ族の村に「ホームステイ」してみたらどうなった?

ジャンボ!こんにちは!KAZUKIです。

わたくしKAZUKIは何者なのかを紹介させてください。

埼玉県出身の23歳。
昨年日本の大学を卒業後、
1年間バリ島の大学に留学していました。
そこでインドネシア語や文化を学んで、先月帰国しました。今後はインバウンド訪日客&留学生向けに活動していきます。
(このバリ島留学についての話は別のノートで書きます)

今回は、バリ島留学行く1年前に体験したお話ししようと思います。

それはズバリ

「マサイ族の村に1週間ホームステイしてみた」

これはなかなか衝撃的な経験でした。

あなたの中でのマサイ族のイメージはどんな感じ?

マサイ族

このフレーズを聞いて思い浮かべる事はなんですか?一度目を閉じて考えてみてください。

彼らと出会う前の
わたしのなかのマサイ族のイメージはこんな感じでした。

・狩猟民族 ライオンを食べている
・視力がとてつもなく良い
・ぴょんぴょん常に跳んでいる
・裸で生活
・原始人のようなくらし
・遅れた文化
・携帯持っていない
・貧乏

というマイナスなイメージな感じでした。

あなたはどうしたか?
1つでも当てはまりませんでしたか?

1つでも当てはまったらぜひ読んでほしいです。そんな固定概念は見事に覆されます。

無知だった自分がいま思うと恥ずかしいです。
実際にマサイ族に会い、そんな固定概念は見事に覆されました。マサイ族からわたし達が学ぶべきことが本当にたくさんあります。

今回はマサイ族のリアルにフォーカスしてお伝えします。

ぜひ読み終わった後マサイ族に会いたいと思ってもらえたら嬉しい限りです。
それではどうぞ。

マサイ族との出会いは20歳のとき

ハクナマタタ

なんかどこかで聞いたことありませんか?

おそらく今年実写化もされるライオンキングからではないかと思います。

スワヒリ語で「なんとかなるよ、なんくるないさ」っていう意味

2016年の春
フェスブック上にこんな広告が現れました。

「マサイ族に会いたい大学生募集」

この時本能的に心の針がピクっと動き、これは行かなければと。

(改めて思うとフェイスブックはすごい)

親に頭を下げてお金を貸してもらい、初のアフリカタンザニアへ。
そこから私はアフリカが大好きになっていきましたね。

その翌年には、マサイ族の彼らと一緒にアフリカ最高峰5895mを誇るキリマンジャロに挑戦。登山中死ぬほど辛かったです。何度か高山病にもかかりまして。
しかし、マサイ族の彼らがどんな辛い状況でも笑顔でサポートしてくれたおかげで、アフリカ最高峰の頂きにたどり着けました。
(ちなみにキリマンジャロの4000m付近で飲んだコカ・コーラが生涯で一番美味しかった)

キリマンジャロ登山中マサイ族のガイド30人が歌ってくれた

JAMBO BWANA

スワヒリ語のとっても有名な曲なんです。
元気になるから聞いてみてください。

この模様はこちらのYouTubeでチェック。


3度目のマサイ族訪問 ホームステイ

訪れたマサイ族の村は、

タンザニア・アルーシャ地方にある

イルキティンガ村という小さな村

この村には、マサイ族が約4000人住んでいます。 

そこに友人のマサイ族・フレディが住んでいます。
実は、フレディの奥さんは日本人なんです。だから日本語も話せちゃう。

奥さんはけいこさん。初めてタンザニアにきた時から大変お世話になっています。
実は、マサイ族業界でマサイ妻になった日本人は2名いらっしゃいます。
もう一人の方が、ケニアのマサイ族妻永松さん。メディアなどにも結構出演している方なので知っている方もいらっしゃるとおもいます。
プライバシーの関係でホームステイする家の写真は載せられませんが、日本と同じような感じで二階建ての作り。

イルキティンガ村を散策してみよう

マサイ族にとってお金よりも大切なもの、それが牛なんですね。
結婚の条件も牛を何頭所持しているかによるんです。
お家の裏側にいました。

フレディの家では他にもヤギやニワトリなども育てていました。

これは、コーヒー豆の皮むき中。
タンザニアはコーヒーがとてもポピュラーです。
日本で有名なのはキリマンジャロコーヒー。

家を出てイルキティンガ村をフレディと共に散策開始。

そうすると遠くから
ジャンボー(スワヒリ語でこんにちは)
って小さなマサイキッズが笑顔で明るい声であいさつしてくれるんです。それが嬉しくてたまらない。
アフリカの大好きなところです。
日本ではなかなか見ることができない素敵な光景かなと思います。こういうところはマサイ族から日本人が学ぶべきとこですかね。

しばらく散策するとトウモロコシがいっぱいなっていました。

というのもこの後紹介するのですが、

タンザニアの主食ウガリの元なのです。

マサイ族にとってトウモロコシはとっても大事な穀物なんです。

まるで北海道のような広大な敷地。がしばらく続き
フレディがここからここまでうちの土地だよって。いってくれるのですが
サッカーグラウンド、軽く3個分はあるかと思うくらい。

アフリカって土壌がしっかりしていないイメージありませんか?

私も大学の講義でそう習っていたのでそんなイメージを持ったままイルキティンガ村にきたのです。ただこのイルキティンガ村の土壌は違うんです。

この地域は近くにキリマンジャロ山やメルー山があるので水が豊富で土壌がよく作物がよく育つそう。そこらじゅうに様々な作物がなっていました。

マサイ族が通う中学校へ

許可を頂き、イルキティンガ村にある公立中学校に潜入してみました。

写真は一緒にホームステイしていた友人のマサンジャ。彼も3回目のタンザニア。

ここの中学校は学年ごとにセーターの色が違います。基本公立の中学校では
女の子も坊主です。(私立では学校によります)

化学の授業中の実験室にお邪魔しました。

なぜか途中からフレディが授業することに。
実は、フレディかなり頭がよく、タンザニアで1番の大学を首席で卒業した程の秀才。この村の未来を担っている人材なんですね。だから村の人誰もがフレディのことを知っています。

お昼になったので給食時間。

豆のスープ。
給食はメニューがこれしかないそうで毎日このスープ。

東アフリカのタンザニアでは
公用語が英語なんですね。
そのため、中学校になると授業は英語で行われています。
皆、スワヒリ語と英語が話せます。日本も見習わないと。

マサイ族ってなに食べるんだろうか?

ホームステイ中の食事はけいこさんやお手伝いさんが作ってくれていました。

そのメニューは、日本食やウガリ。
先ほど紹介したトウモロコシが原料。ウガリはタンザニアの主食として食べられています。
あまり、いやほぼ味がないんですねウガリって。だからしばらくすると飽きちゃうんです。
けいこさんに
ふりかけと食べると美味しいと教えてもらい食べたところ
相性ピッタリで
皆さんもウガリに飽きたら試してみてください、

ウガリとふりかけオススメです。

これは、インパクト大ですよね。
実は、牛のタン、
そう、牛タンなんです。
最初巨大すぎてなにかとおもいました。
食べてみるととっても美味しんですね。

これも牛のどっかの部位です。
基本、

マサイはビーフかヤギを好んで食べます。

以前飲んで衝撃的だったのが

ヤギの血。 

ヤギの血を煮込むとこんな感じに。

それを頂きました。味は煮込んでも血、鉄って感じでしたね。
ヤギの血はマサイ族にとってエナジードリンクなんです。
一度お試しあれ。

これはマサイ族が大好きな

キリマンジャロビール。

かなり飲みやすいビールなのでオススメ。

私たちが訪れた時期がキリマンジャロ登山の閑散期だったこともあり彼らは仕事がない。

だから、毎日のように昼から夜中までキリマンジャロビールを飲んでいました。

アフリカあるある。

日本では当たり前のキンキンに冷えたビール。

タンザニアでは置いてないです。冷たいのは体に良くないとのことで出てくるのはほぼ常温。

マサイ族観光産業の真実とはいかに

2016年の春、ツアーでマサイ族の村を訪れたんですね。そこには本当に何にもなくてロバなどが放牧されていた村。

「でもあそこの村には村長と少しの人しか住んでないからねって。しかも入村料1人あたり100ドルも村長に払っているだよ知ってた?」

と言われかなり衝撃的な事実。

マサイ族もいまや観光産業としてなりたっているんです。 

友人のマサイ族の主な職業は?

キリマンジャロのガイドやポーター

それか、

サファリのガイド

マサイ族の体力は尋常じゃないんですね。私は、キリマンジャロ一回しか登っていませんが、本当に死にかけるほど辛かったんですね。そんなキリマンジャロに彼らは月に4回も平気で登っちゃうんです。超人ですよ。

そんなキリマンジャロ登山のメインガイドしてくれたキム。
フレディの兄で、絶賛日本人の妻を募集しています。(笑)

マサイ族が持つハクナマタタ精神とは?

村を散策しいてる時、中学校訪れた時、皆でお酒を飲んでいるとき、どんな時も彼らは笑顔で明るく接してくれるんですね。それが嬉しくて。

なにかあっても困ったことがあってもハクナマタタ。

この魔法のような言葉、ハクナマタタ。

彼らは深く悩むくらいだったら、いまこの時を楽しむのが一番だってそのような考えを持っているんですね。

彼らと一緒にいると自然と笑顔になっちゃいます。

これを読んでくれているあなたにも

ぜひマサイ族に会ってほしんですよ。

日本で悩んでたことなんてちっぽけなことだなってだって

マサイ族に会うだけで幸せな気持ちになっちゃうんですから。 

マサイ族見た目は変わっても中身は戦士だった

マサイ族のイメージ

赤いマント、ライオンを狩るアフリカ最強の戦士。

そんな感じではないでしょうか?

彼らは元々遊牧民族でしたが、

写真みてもらうとわかると思うのですが

現在は、普通の服を着て、定住社会。

彼らの見た目は人目みただけでは

マサイ族かは判断着かないです。

ただ彼らの中身、ハートの部分は未だにマサイの戦士のままなんです。

マサイ族にとって一番大切なもの。

それは、家族や友人、村の人々。

そう、

人とのつながりなんです。

一週間の短いホームステイでしたが、マサイ族の彼らのコミュニティってとっても素敵だなって思うんです。

例えば、何か事業で失敗し、家がなくなってしまった場合は、マサイ族の仲間同士で助け合い、次のアクションまで一緒に家住んだり、食事を養って構わないって。
もしなにか経済面などで悩むことがあった場合でも、マサイ族は家族や友、村人たちですぐに助けあうんですよ。

最近、日本では薄れかけてきている人と人のつながり。
マサイ族のコミニティーを通して感じることは
彼らが体現している社会こそ日本人が失ってしまった大切な社会だと。
彼らから日本人が学ぶべきことって本当にたくさんあるんですよ。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

少しでもマサイ族やアフリカに興味を持ってくれたら嬉しいです。

タンザニアに行きたい。
マサイ族に会いたい。
と思ってくれた人。

ぜひフレディやけいこさんに会ってほしいです。
F&K

フレディ&けいこさん2人でやっている旅行会社です。
http://www.fk-safari.com/

きっとタンザニアの素晴らしさを体験させてくれますよ。

アフリカ・マサイ族との出会いで

私は人生が変わったというよりは、

人生がより一層面白くなりました。 

ありがとうございました。

次はあなたがマサイ族と出会う番です。

いってらっしゃいアフリカ・マサイ族のもとへ。


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