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中学受験回想録32

中高一貫校進学後の息子

自然豊かな中高一貫男子校に進学し3年目の冬。
やはりこの人にはこの学校が良かった、この学校に合うように学びを積めていたから合格が頂けたと実感しました。

課外活動は現地集合、宿題や課題はレポートなど
<考えてするべき事>中心で、ワークブック提出など<やるべき事>的な課題は全くありません。
息子は自由な校風にすぐに馴染み、先生方から得る新しい知識を楽しみながら吸収していました。
各学期ごとにあるレポートも回数を重ねる毎に資料の集め方や書き方も上達し、研究発表会では息子の内面的な成長に触れられました。また同級生のお子さん達の様々な意見を聞き、自由闊達な環境が息子を育んでいると実感しました。
国語や社会のテキストは文系大学受験の基礎的な内容と思われ流石進学校と納得しました。漢文や古文を徹底して読込む為、私がテスト問題を解きたがると煙たがられています。

イベントの集合は現地集合、現地解散な為初年度は驚きましたが(息子はノリノリ)回数を重ねると親もなれるものですね。自由で管理感の薄い状況に親としては息子が成績や生活を維持できるのか不安になる部分(提出物のチェックや書類整理は手伝いました。)はありつつ、何とかするものですね。   
保護者会でも子ども自身で考え動けるよう親は手を離して見守るようにお話がありました。


入学後すぐに息子は趣味(鉄道)の合う友達を見つけ一緒に出掛けるなど、小学校時代には得難かった友人関係を満喫しています。
時事ネタからスポーツ(主に野球)、ゲームや政治問題まで、色々と話せる友人達話すのが楽しいから学校に行きたいと話しているのを聞いた時には心から嬉しく思いました。また友人達の凄いところ自慢には事欠かない様子にも、あなたも頑張れと声援を送っています。

一年の終わりに体育会系の部活が確定すると、部活一色の日々で家で過ごす時間はなくなりヘトヘトになって帰ってくる日が増えました。長期休みも部活に明け暮れ体が逞しくなるのが目に見えて分かるようになって来ました。

文化系の趣味の集まりと体育会の部活、鉄道趣味の友人達との外出など複数の軸で日々息子なりの青春を謳歌しています。息子曰く(やや普通のオタクには最適な環境)だそうです。

夏休みなどの長期休みが長く、部活が確定しない時期は家でゲーム三昧の息子に塾通いを検討した事もありました。部活が始まってからは多忙な為学校生活を主軸に置き塾には通っていません。
大学受験に間に合うようにいつどう何を準備させるかなど落ち着かない思いも現在進行形で抱えていますが、息子が目標を定めないと何も起きないのは中学受験で私も学習しました。学校での学びを積みつつ本人が望む更なる学びを選ぶまで、チャチャを入れつつ待つ予定です。

受験問題を解いていた時からこの学校に向くように息子が自分自身を育てていたのだと振り返って思います。親も入学後にはこの学校のファンとなりました。

過去問を解けたか解けなかったかや、点数よりも楽しんで解いているかを見守り、親も一緒に楽しんで欲しいと願っております。

日々の努力は裏切りません。子どもを信じて明るく過ごしていきましょう!

atsuko ishi:2021年受験生の母
息子くん:Sに通塾
私立偏差値60台男子校(自然豊か自由系)に進学
共働きでの中学受験

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