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なぜ大学生の私はアイスランドに行ったのか【第0話】

前書き

2023年秋、大学四年生の私はずっと行きたかったアイスランドへと旅立ちました。期間は2023年10月から1週間程。とはいっても同じく北欧のスウェーデンとフィンランドにも一泊ずついったので、実質アイスランドへの滞在は2泊3日ですね。(今後の記事でも書きますが、レイキャビク・ゴールデンサークル・ブルーラグーンなどメインの観光地を回るだけなら三日あれば十分でした)

このシリーズを通して皆さんにお伝えしたいのは「アイスランドいいぞ!!!」ってこと。めちゃおすすめです。

しかし今回はタイトルにもある通り「第0話」ということで、なぜ私がアイスランドへ興味をもったかという部分を記録させていただければと思います。(ここらへんはただの自己満足なので興味ない方は次の記事更新をお待ちください。)

きっかけ①『ヴィンランド・サガ』との出会い

皆さん『ヴィンランド・サガ』という作品ご存じでしょうか。
小学生の時から漫画オタ・アニオタを名乗っている私ですが(ちなみに最初に好きになったのは「家庭教師ヒットマンREBORN」)、恥ずかしながら数年前まで見たことありませんでした。皆さんの中にも「『呪術〇戦』や『チェン〇ーマン』は知ってるけどこれはまだ知らない」という方いらっしゃるかもしれません。現在はアニメをきっかけに海外でも大人気の作品となっています。(↓↓ちなみにseason1のOP曲は2000万回再生を超えています。2024年時点。)

原作者の幸村誠先生は、あの『プラネテス』の作者であることも有名ですね。『ヴィンランド・サガ』のあらすじをチョーざっくりいえば「かつて北欧で大きく暴れていたバイキングを舞台にした作品」です。バイキングの物語ですよ!面白そうじゃありませんか?特に世界史選択のそこのあなた。しかし、ただの歴史作品ではありません。主人公の成長を通して戦争とは、本当の強さとは、生きるとは何か、といったテーマの一つのヒントをくれる物語です。(これは私の偏見ですが、『ゴールデンカムイ』とかの歴史冒険漫画好きな人はハマるはず。)『ヴィンランド・サガ』のあらすじ詳細は省きますが興味ある方はぜひどうぞ!各種サブスクで配信中です。

私はアニメから入ったのですが、もう第一話見た瞬間「これ好きだわ」状態です(笑)。ストーリーとしての面白さはもちろんのこと、アニメならではのバイキングたちの迫力ある戦闘シーン、広大な大地や海など大自然の作画は圧巻でした。そしてなにより、主人公の出身地であり、この物語の始まりの地であるアイスランドという国に少しづつ興味を持ち始めました。

その流れでなんとなくSNSでアイスランドを検索してみたら、まあそこにはたくさんの絶景が乗っているではありませんか!!オーロラや氷河、でっかい滝、広大な大地に広い空。都会育ちの私にとって魅力的なものはすべてそろっていました。「いつか行ってみたいな」と思ったきっかけですね。

きっかけ② 大学でアイスランド語の講義を受講

そんなこんなで『ヴィンランド・サガ』にドはまりしていた最中、大学の履修登録の時期がやってきました。政治経済学部の私は政治も経済も受けたい授業が少なくなってきた中、新しい言語やってみたいなと思っていました。そこで「アイスランド語ってあんのかな」とダメ元で調べてみたところ、なんとなんとあるではないですか!こんなマイナー言語の講義まであるなんてさすが我が校なんて思いまして、履修することにしました。

講師は宮城 学先生。長年アイスランド語の教鞭をとってらっしゃる先生で、非常にユーモアあふれる先生でした。

先生のお話によると、アイスランド語はマイナーかつ難解すぎて日本語の学習教材が全くそろっていないため、独学で習得するのは困難とのこと。また、勉強してもたいして将来の役には立たないため、そんなに頑張らなくてもいいよとのこと(笑)。ここまで聞いて私は少し落ち込みました。しかし、先生の言葉で一つ心に残ったのが、「この授業を通して、アイスランドに少しでも興味をもってくれたらうれしいです。とても素晴らしい国ですよ。ぜひ行ってみてください。」という言葉。言語はその国の文化や価値観と密接に絡んでいます。言語を通してその国に興味を持ったならば、言語を習得できなくとも学ぶ意味は確かにあるんだなと考えました。そして、この先生の言葉は私のアイスランド旅への背中を押すのに十分すぎました。

後書き

以上が私がアイスランドに興味をもった流れになります。人が旅に行く理由なんてこんなものですよね。次回からは実際の旅の備忘録を更新していこうと思うのでよろしくお願いいたします。アイスランドに興味ある方、アイスランドにお詳しい方などぜひいいね押していただければと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。



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