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白か黒かではなくグレーを採用してみた時の話

※こちら、書きかけでずっとほったらかしだったので、もう投稿してしまいます。今日から風の時代ですし。


私は白黒思考です。これは、生き辛さの原因のひとつとしてよく挙げられていますが、良くも悪くもそういう性質を持っています。最近はわりとグレーになってきたのですが・・・。


2020年11月最後の日、美容院に行きました。

最初は、全体的に2mmにしていただく予定でした。でも、ボブよりちょっと短いくらいのところに落ち着きました。


私はずっと、長髪でした。けれども中学3年生、修学旅行の前にバッサリ切って以来、ずっと短かった(短さは色々でした)のですが、とある仕事をすることになり(というか、とある立場になり)再び伸ばすことにしました。伸ばして、ひとつにまとめておけば、文句ばかり言っている社長も、その点だけは文句を言えないだろう、という考えもありました。確かに、髪型について嫌なことを言われたことはありませんでした。それだけでも、ずいぶん楽でした。組織の中で下の人に対しても、ルールを守っておくことでそれなりに効力があった気はします。しかし、私は、上の立場になるのは好きになれませんでした。これからは、風の時代なので安心です。下も嫌ですから。

その仕事を辞めた時に短くしましたが、今回ほどではありませんでした。しっぽをつくることができないくらいの長さにはなったのですが、そのうちまたしっぽをつくることができるくらいまで長くしました。その方が楽だと思ったからです。

しかし、最近、短くしたくなりました。しっぽ不可の長さにしようと思いました。もうすぐ風の時代ですし、ここはひとつ、心機一転、うんと短くしたらどうかと思ったりもしました。そうしたら、現状を打破できるのではないか、と。


意を決して予約をしたものの、だんだんその時が近付いて来ると、なんとも言えない気持ちになってきました。勇気を出して、美容室の扉を開けようとしたら、店員さんが気付いて開けてくださいました。店内に入り、しばらくしたら、施術後のお客さんが帰るのが見えました。超ロングでした。そして、ツヤツヤ、サラサラ。

予約時には「カット」をお願いしてありました。2mmにするのだって、カットはカットです。いよいよ椅子に座って、美容師さんから本日はどんな感じに?と質問が。思い切って希望を伝えたら、否定はされませんでした。話をしているうちに、ひとまず短めにして、もっと短くしたかったら後日またお願いすることになりました。

私は色々できないことがありますし、持っていないものもたくさんありますが、私には、髪があります。これは一種の資産なのではないかと思えました。ここまで苦労して伸ばしたものを、ほぼゼロにしてしまわなくてもいいのではないか、と。

心機一転、というのもあったのですが、髪型、迷って決めるのに時間がかかったら迷惑かなと思い、丸刈りの依頼をしていた部分もありました。迷っても大丈夫、すぐ決めなくても大丈夫、というのは私にとっては大発見でした。

美容師さんは、私を否定せず、私の本当にしたいことを明らかにして、程よいところに着地させてくださいました。しかも、ちっとも押し付けがましくなく、私が決めた感じで・・・。魔法のようでした。


短くしたら、頭が軽くなりました。しっぽがなくなったので、しっぽに何かが引っかかり不快感が発生することが無くなりました。また、映画館などの座席でしっぽを一時的に解体しなくても済むようになりました(映画館に行くのは随分先になりそうですが)。誰かが掴んで引っ張ることもできなくなりました。お風呂の後、髪を乾かすのがうんと楽になりました。時間もかかりません。手入れの問題を除けば、最近は長い髪が好きになっていたのでサヨナラするのはちょっぴり寂しくもありましたが、解放感を得られました。しっぽがあった頃は、ずっと縛られている感じがしていたのです。

残念なこともあります。

寝癖がすごいです。お風呂の後は楽ですが、起きた後が大変です。しっぽをつくればなんとかなっていた頃は不便だったけれど便利だったなと思いました。希望をしっかり伝えなかったので、大好きと思えない髪型になりました(伸びるのを待ちます)。こんな自分も好きでいられるようになるレッスンかもしれません。それに、丸刈りよりはしっくり来る髪型です。あと、短いせいか髪が抜けるとチクチクします。以前は短くしたときに目に入って大変だったので、しっぽをつくろうと思ったのですが、今回は目に入らないようにとお願いし、その通りにしていただけたので、その辺りは快適です。

白黒ええよんです。


これについて書きたいことはたくさんありますが、ひとまずこのくらいにして公開します。

そして、みんフォト!

とはいうものの、これはこれでこのブラシの跡なのですが・・・。なんというか、「世界の車窓から」の地下鉄バージョンみたいになっています。このブラシは、名前も面白いのですが、跡も面白いのです。次回はペンで何か描いてみたいです。

ありがとうございます。それでは、また。

※その後、描きました。