扱いづらいブスの宿命

あの時の帰ってもらっていいですかの一言、私は一生忘れないと思う

同窓会マジックなんてなかった 私はたしかに変わったけど、中学の同級生に会った途端、当時の自分の振る舞いを思い出し、そのようにしなければならないような感覚に襲われた
その結果、私は"あの頃"のように優等生のように振る舞い、劣等感をを感じる相手に気を遣い続け、話したかった相手には話しかけられることもなく自分から話しかけることもできずに終わった

小学校を卒業するときの寄せ書きにあるクラスメイトの女の子が私に対して書いてくれた「人によって少しずつ変われるところがすごい」という言葉は今まで自分がもらった言葉の中で1番的を得ていたと思う 母親も当時驚いていた それが褒め言葉だったのかはたまた違っていたのか、それはもう分からないし私がその子にどんな寄せ書きを書いたのかをもう覚えていないように、相手はもうそんなこと覚えていないと思う

けれど、私は同窓会の日、その子に話しかけに行って、当たり障りのない会話をしながら、無意識のうちにあの頃のようにまたその子に合わせて少しだけ変わってしまった


思い出したくもない深夜2時、三次会 カラオケ
この空間の中で、自分が望まれた存在ではないことをひしひしと感じた
可愛くなって少し自分に自信がついて、あの頃と違う同級生との展開を期待した私が馬鹿だったんだろう、外見の話じゃないよ、何も変わっていないんだから

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