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DAY56:さようならサビちゃんミケちゃん

糖尿病と診断されてから56日目

今日は朝から社長と話してイライラしたせいかグングン血糖値が上がった。

社長とは話さないほうがいいな

血糖値を落とさなくては!と散歩に出て、
今日はミケちゃんもサビちゃんもいないなー、なんて思いながら何往復かしていると、目立たない貼り紙を見つけた

保護!よりも驚いたのは
!!

ミケちゃんは子猫だから誰か保護するかな?って思ってた
(何なら我が家でもちょっと思ってた)。

でも、もう3年か、5年か、ずっとここにチョコンといて、年々小さくなってきたサビちゃんが一緒に保護されるとは!

とてもうれしくなって少し涙も出ちゃうね

社長と話して血糖値上がらなかったらきっと気づかなかったなぁ

この貼り紙の人への、ぼくの一方的な感謝を何か伝えられないか考えて

ぼくが撮りためていた、2匹がここで暮らしていた写真を渡せればな、と思った。

この貼り紙を剥がす時に、必ずこの人はもう一度ここに現れるはず。

その人に写真データを渡したい

でも、いったいどうやって?

写真共有サービスというものを検索して
コツコツ写真をアップロードした。

一番古いサビちゃんの写真は4年前だった

70枚ほどの写真をアップロードして
写真共有サービスのURLをQRコードに変換して

アクセスしてもいいよ笑

メッセージをしたためて張り紙にホチキスで留めた。

一方的な感謝の気持ちが届いてればいいな、というのもまた一方的な気持ちか。

サビちゃん、ミケちゃんお幸せに

アップした写真の一部はこんな感じ

この土嚢に乗ってくつろぐのが好きだった
ちょこんと餌をくれる人を待ってた
初めて会った時のミケちゃん
のびのびひなたぼっこ
ミケちゃんはサビちゃんのことが大好き
道端で無防備
本当に個性的な柄で、手の先もかっこいい
2人一緒に保護されて本当に良かった
指出したらクンクンするかと思ったらめっちゃパンチされた
寝返りしたら落ちそうなところで不安そうに1人で寝てた
2人で夜を疾走してた

QRコードをホチキスで貼り付けた後、ぼくは急に不安になった。

2匹って本当にミケちゃんとサビちゃんかな?
ミケちゃんはまちがいないとして、もう1匹がサビちゃんじゃなかったら、サビちゃん写真集めっちゃ気まずい笑

夜、フィッシュマンズのライブを終えて帰宅するときに、
いつもサビちゃんがいる辺りに動く影を見た。

サビちゃん!?

見るとタヌキ?いやしっぽがシマシマだからアライグマが猫用のエサを器用に食べていた。

誰かアライグマも保護して!
(害獣として駆除されるらしいので通報はしないよ)

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