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「弁天舎ブックフェア」

志茂浩和さんの「弁天舎ブックフェア」に行ってきました。TikTokやyoutubeで話題となり若い子達が殺到してました。

生成AIが作った表紙にタイトルをつけた架空の本<Fake Book>の展示と謎の弁天



架空の本<Fake Book>の出版社(これも架空)である「弁天舎」についてお話しをうかがいました。会場で販売していた「弁天舎2百年史」のパンフレットによれば江戸時代、好評を博したとされる天女絵。浮世絵として展開するために工房が設立された紙時代からの人と人工生命が共生する未来社会までの200年の物語が生成AIで描かれています。

fake book

志茂さんに、こんな質問をしてみました。
人とモノ、精神と物質の境界がどんどん曖昧になっていくと思いますが、最終的にそれらが融合した場合、AIが心を持てるのでしょうか?
志茂さんは
「それはわからない。むしろ、あなたの方が考えてるんじゃないですか」と答えました。

そこからの若い子も交えたディスカッションが始まりました、、
AIが心を持つとか持たないとか、人の仕事を奪うとか、、そういうレベルではなくて共存共生していくのが当たり前で、上手に使うひとは奪われないし、何もしなければ奪われるかもしれない。悪い人もいれば良い人もいる。悪く使えば悪くなるし、上手く使えば仲間になれる。

志茂さんはAIと仲良くやっているパターン。
それは自然な事で多様性を認めるということでもある。
あるいはモノとココロや精神と物質といった二項対立する概念のトレードオフではなく、双方を含んだOneness(世界は一つにつながっている)というレベルで世界を観れるか?みたいな事を話していると、志茂さんは「とても良い議論になった」と言っていました。志茂さんは未来を定義している、または未来に警告を放つことには全く興味がなくてAIが生み出すもの、人が生み出すものも含めてOnenessと捉えているのではないか、そう考えてみる機会を生み出しているのではないか、、なるほど、そこが狙いなのかも、、と勝手に妄想していました。

今回の展示作品からもわかるように、人工知能が作った架空の本の表紙からどんなストーリーを妄想する、、この時点ですでにAIと人間の共創が生まれている。
テクノロジーと人の関係、
未来の物語をあなたはどんなふうに妄想しますか?という「問い」に対して、それぞれが自分で考える。それが志茂さんの目的なんじゃないかと感じました。

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