2024年J2リーグ 第7節 モンテディオ山形2ー0清水エスパルス

・前節早々に負傷交代した乾選手、交代で入った松崎選手というアクシデントで始まったが結果は完封勝利、ゲーム作りの安定さを見せ「戦術乾」からの可能性を感じさせた試合である意味ではそこは収穫であった。

・ところが今週のニュースによればこれまでワントップで結果を出してきた北川選手も流動的との報、長いシーズンのまだ序盤、同じメンバーでベストメンバーで出来る事はない、目標を達するためにはチームの総力が求められるなと思いつつ代役は誰かと注目したい試合。

・そんな中、割と驚きのあるスタメンとなった。北川選手の代わりとなるワントップは千葉選手かと思いきやリーグ初スタメンは高卒ルーキーの郡司選手の起用!秋葉監督はリーグに出られない選手も練習で良いアピールが出来ているとの事でかなりのチャンスであるが強豪山形にどれだけ通用するか。

・乾選手の代役は松崎選手、最近は交代で良いアクセント加えてくれていて久々のスタメン、これもチャンスであると思う。そしてまさかと思ったがカルリーニョス選手もベンチ外となってその代わりは白崎選手、今シーズンはベンチスタートが多く今シーズン初スタメンだが実力は十二分、期待したい。

・これまで活躍していた主力3人が抜ける中での試合、強豪である山形にどれだけ通用するか、代わりの選手でもこれまでのエスパルスを見せられなければ昇格など夢のまた夢、個人的には初ベンチとなった成岡選手、出場時間が限られている西澤選手にも注目したい。

・試合は前半から山形に決定機を作られる展開、1回目はポストに当たるミドルシュート、2本目はオフサイドながら直前まで崩される中でのシュートと序盤に流れを譲る展開。

・郡司選手、松崎選手、白崎選手と基本的に前線のプレスをかけるがかわされて中盤を繋がれてという展開が続き、本来ならそこからさらに連動して中盤潰してショートカウンターになるのが良い時の流れだがどうも単発になり相手に運ばれてしまう流れになってしまう。

・その流れの中で相手に丁寧に繋がれた中でゴール前で見事なミドルシュートを決められる。エスパルスは守備陣が揃った中で相手の上手いコントロールシュートが決まった。

・結局前半は相手にボールを持たれて繋がれて終了し、エスパルスは決定機がないまま。プレスが連動していないため左サイドから相手がうまくかわしながら繋がれる展開となってしまった。後半に流れを変えられるか。

・後半は郡司選手から千葉選手に交代し好機を伺う。前半と比べボールを回せるようになったが決定機には中々近づけず、特に後半早々の松崎選手の相手キーパーが前に出た隙を狙って狙ったシュートはキーパーのナイスセーブで得点にはならず。

・途中交代の西原選手はサイドのドリブルで可能性は見せるものの決定機には繋がらず、ゴール前にいた千葉選手も中々チャンスを決められず、途中で入って僕としては期待している西澤選手や成岡選手も負けている試合では中々決定機を作れず違いを見せる事は出来なかった。

・試合終了間際には相手のクロスを蓮川選手が中途半端にヘディングで逸らせてしまったため相手へのチャンスボールになりそのまま決められて万事休す、長いアディショナルタイムもチャンスを作れず試合終了、今シーズン2敗目となった。

・初めて負けた長崎戦ではロングボールで裏を取られる事が多く、4失点の大敗だったが山形は上手く隙をついてボールを運んでいってプレスや局面をいなされる展開が続く試合となった。

・特に今回は主力である北川選手、乾選手、カルリーニョス選手を欠く試合でチャンスを貰った選手が違いをみせたりいない事を感じさせないゲームにして欲しいと思ったがこの試合は主力の大きさを感じる試合となってしまった。

・秋葉監督はよく試合に出られない選手も良い動きを見せてくれると言っていてそれは間違いではないと思うんだけど、まだまだ監督の求めるサッカーに通用する選手、今のベストメンバーに食い込める選手はまだまだ足りないという結果となった。今後のチームの底上げも今シーズンで進めて欲しいのだが道半ば・・・。

第7節終了時点での順位


5勝 2敗 0分 10得点 8失点 得失点差2 勝点15 2位

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