2024年冬アニメ序盤感想

「即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。」

第1話において修学旅行中の学生が異世界に召喚されて、張本人である賢者が教師と運転手が殺されたにも関わらず生徒たちが「死」に対しての意識が軽くその後に残された生徒が殺されても何も感じず主人公にツッコむヒロインだけ・・・。

ずっと異世界転生モノやこの手のチート作品に対して食傷感や苦手意識を持っていましたが登場人物全てにおいて命に対して価値観が軽すぎるこの作品は「嫌い」です。

しかし主人公である夜霧も他人に興味がなくとも無闇に「即死能力」を使うのではなく相手が「殺意」がある人物ばかりで能力を使わざるを得ない状況なので本当に毎回のようにキャラがあっさり死にまくるのは作品の特徴としてきっと「有り」なんだろうと思いました。


「治癒魔法の間違った使い方」

普通の高校生が突如異世界に召喚されてしまった・・・という導入は最早異世界モノではありがちで僕としてもいつも観ている導入だったのです、故に先は分からないけどハマらないかぁと高をくくっていました。

しかしそれがすぐに間違いと気付きました。主人公のウサトは巻き込まれる形での召喚でしたが救命団のローズに治癒魔法の才能を見出されなかば強引に治癒魔法使いの道へ。

いつものチートものかなと思いきや思いっきり肉体を鍛える過酷な鍛錬の連続で徐々に力を蓄えていくウサト、巻き込まれながらも一緒に召喚されたスズネとカズキのために奮闘する姿、それに触発される二人。

ローズ含め癖のある救命団の団員達、召喚したリングル王国の騎士たちや関係する人物、異世界モノにありがちな軽い人間性ではなくウサトの成長とともにじっくり見ていられる作品です。

物語の流れとしても僕の大好きな「王道」かなと思いました、この作品は「当たり」ですね。


「僕の心のヤバイやつ 第2期」

いやぁもう1期の終盤辺りから京太郎と杏奈が互いに意識しだして元々距離は近かったものの心の距離まで近くなって1期が終わった訳です。

そしてこの2期はもう序盤から二人の気持ちが更にグッと近づいてヤキモキするやらドキドキするやらでとっとと付き合っちゃえよと思っております、40過ぎのオッサンとしては。

やはりラブコメにおいては主人公とヒロインのすれ違いがありながら前進していくのに長めの作品だとそれが観ている側としては面倒臭くなって飽きてしまう事は僕自身多いのですがこの作品は違うなぁと。

特に京太郎は陰キャでありながらも杏奈と近づくにすれ勇気を出して行動や言葉を発する訳ですがそれがちゃんと「正解」というか観ている側が望んでいる様な事を杏奈に言ってあげられる事に嬉しさも感じます。

これはもう3期決定だな!


「マッシュル-MASHLE- 第2期」

気になったのは内容よりもOP、ED曲かなと思ってしまいました。1期のOPは岡崎体育さんの「Knock Out」で歌詞の中にちゃんと作品を意識した言葉が散りばめられて・・・。

まぁこの辺りは昨今のどのアニメでもありますね、EDはフィロソフィーのダンスさんで「シュークリーム・ファンク」でこれまた分かりやすく主人公であるマッシュの大好物であるシュークリームをイメージしているから分かりやすい曲です。

だけど2期ではOPではCreepy Nutsさんの「Bling-Bang-Bang-Born」EDでは私立恵比寿中学さんの「トーキョーズ・ウェイ!」が起用されています。

両作品とも改めて歌詞を読めば作品に関する単語は散りばめているのですが・・・まぁこれはあくまで僕自身の好き嫌いの話ではありますが1期のOP、EDが僕には合い過ぎてちょっと拍子抜けな印象を受けてしまいました。

特に今回の2期は単純に「東京関係ないじゃん・・・」と思ったり。個人的にはOP,EDは曲を変えず映像だけ変えても良かったのかなと思ってしまいました。


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