キャロット会員の皆様、1次募集、1.5次募集とお疲れ様でした。

まだ2次募集が残っていますが、今年のキャロット祭を総括するコラムを書いておきます。来年以降の出資方針のインプットになると思うので、お付き合いください。

最優先抽選馬は17頭

今年は中央馬90頭（募集取り下げの2頭を除く）、地方馬4頭、合計94頭が1次募集対象となりました。

1次募集で一般最優先の枠で抽選となった馬は17頭となり、全体に対して人気上位18.1%が「一般申込で突撃しても落選確定の馬」となりました。

昨年2022年は1次募集の対象となった93頭中（1次募集前に取り下げになった2頭を除く）、17頭が一般最優先抽選（全体の18.3％）となったので、人気馬に投票が集中する割合は、前年とほぼ同じ傾向だったと言えます。

1次募集で売れ残った馬は13頭

1次募集で満口にならなかった馬は以下の計13頭となりました。

1.5次募集直前の競馬開催（3日間開催）において、キャロットクラブ所属馬が11勝したことで、会員の出資意欲に火が付いたのか、売れ残った11頭中8頭が売り切れました。結果、2次募集には3頭しか残りませんでした。

昨年2022年は、1次募集で売れ残った馬は11頭。そこから1.5次募集で6頭満口となり、2次募集には5頭残りました。

昨年2022年の募集馬は馬体重が300kg台の明らかに小柄な馬が8頭もいました。それに対して今年は300kg台の馬が2頭しかおらず、「馬体重でそもそも出資候補対象外」と評価されそうな馬が今年は少なかった印象があります。

その影響で、今年は1.5次募集において多くの馬が売り切れたのではないか？と個人的に推測しています（当然その他の理由もあるとは思いますが）。

募集制度が改定された2022年から傾向はほぼ変化なし

2021年までは新規会員が1次募集から参加できていましたが、会員数が増えすぎた影響か、2022年から新規会員は1次募集には参加できないように制度変更がなされました（新規会員は2次募集から参加可能）。

1次募集が既存会員のみで行われるようになった2022年と、今年2023年の比較を行ってみたところ、以下のようになりました。

・人気上位約18%の馬が、最優先申込をしないと抽選の土俵に立てない
・人気中位の馬、全体の約69%が一般申込で抽選対象
・人気下位13%の馬が、一般申込で無風当選可能

この傾向は来年以降も継続すると予想します。今年の2次募集で新規入会できる会員数は最大115人で、会員数の母数は来年もほぼ変わらないため、変化があるとしても数%の誤差の範囲かなと考えています。

中間発表でリストに入ってくる馬の数が減少

昨年2022年は、1次募集の締切日前日の中間発表(最終)で、総申込数が全体の半分を超えた馬として67頭が発表されました。それに対して、今年2023年は中間発表(最終)でリストインした馬の数は40頭。昨年から4割も減りました。

既存会員が「後出しジャンケン」の優位性を認識し始めたのか、中間発表前に手の内を明かす会員が年々減少傾向にあります。

中間発表でリストインしてこない馬の人気指数は、netkeibaのお気に入り数や一口馬主DBのユーザー統計（人気）の値を参考にしつつ、一般申込をした際の当選率を見積もった上で、票読みする必要があります。

来年も独自のロジックで票読みをしていこうと思っていますので、キャロット会員の方は是非このnoteアカウント、もしくはX（旧ツイッター）をフォローしておいてください！

キャロットクラブへの提案

中間発表では、申込数が全体の半数（中央所属馬だと200口、地方所属馬だと50口）を超えた馬のみを開示するルールとなっていますが、ここまで既存会員の様子見傾向が強まってくると、リスト開示のボーダーラインを見直した方がいいのではないかと思います。

もしくはシルク・ホースクラブのように、各馬の歩様動画の再生回数をリアルタイムで開示すれば、その値が人気指標に成り得るので、中間発表とは別の形で人気パラメータの可視化をお願いしたいです。

また、他クラブでは申込の実数を開示しているところが多いです。キャロットクラブは中間発表の数字は出していますが、申込完了後に実際に各馬に何票申込があって、抽選確率がどれくらいになったのかの公表は行っていません。

昨今、ビジネスにおける透明性が重要視される世の中になってきました。キャロットクラブも、他クラブに追随する形で投票数の開示を行って頂けたら幸甚です（年に1回ある会員向けアンケートにこの要望を記載予定）。

※キャロットクラブの許可を得て情報発信しています。

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