息子が生まれて1歳を過ぎた40過ぎというのにバイクを衝動買した。

20台に大型免許を取り、SSを数台乗り継ぎ、30台半ばでバイクはもういいや、と思っていたのにまた、だ。（ちなみにバイクはもういいや、と降りてその数年後に買うのは2度目である）

子供はすごく可愛いし、仕事も充実しているけれど、なにか刺激が足りない、と心のどこかで引っかかっていたのかもしれない。

バイクに乗ることで周りに心配をかけることも理解しているつもりだし、車と違って事故になった場合のリスクが大きいことも理解しているつもりだ。

でも何かもやもやとした欲求がずっと心のなかにあった。

購入したい意思を妻に相談したら、意思を尊重してくれてあっさりOKしてくれた。

その直後にバイクを買ってからは、なんというか生きる意欲みたいなものがふつふつと湧いて精神的に若返った気がする。

YouTubeでバイクの旅レポートを観たり、バイクのレビューやウェアの情報を探して回ったりしている間に睡眠時間が削られていく。

バイクを所有すること、行きたいところに好きなバイクで行けること、に加えて、この漠然とした意欲を持てたことだけでも、バイクを買った勝ちはあると今は思っている。

きっとそのうち乗らなくなってしまうんだろうけど、それまではこの気持をずっと持っていたい。