目標タイムと月間走行距離

たまにクリニックや教室などを開催していると、月間走行距離について聞かれることがあります。

「走る時はどれぐらいの距離を走られているんですか?」「どれぐらいの距離を走れば3時間(4時間)を切れますか?」「月間でどれぐらいの距離を走っていますか?」などなど。

1つめの質問に関しては練習内容や練習の開始時間、練習後の予定、気分によって変わってくるので、「日によって違ってくるので…。」と何とも言えない返事をしてしまいます。
2つめの質問については「どれだけの距離を走ったからじゃなく、どんな練習をしたかにもよりますね。」とだけ答えるようにしています。
3つめの質問は「季節によって変わってきます。」と答えるようにしています。

別に、「あんなことをしている」とか「こんなことをしている」とか隠すつもりで返事をしているわけではありません。細かく返事をしていくと1時間以上かかってしまうことがあったり、難しい話になりすぎて結局なんだか理解されないまま返事をもらうことがあったりするからです。

なので、ここに残しておくことにします。

1.1回でどれぐらいの距離を走る?
これは上でも書いたように練習内容や練習の開始時間、練習後の予定、気分によって違ってきます。
なぜかというと、スピード強化を目的とした練習と持久力強化を目的とした練習によって大きく走る距離が違ってくるからです。もしくは、ペース感覚を養う練習をするときや、疲労を抜くための軽いジョックの場合でも走る距離に違いが出てきます。
というわけで、「練習の目的や内容によって大きく変わってしまう」という理由があるので、答えに悩む質問だったりします。
(※ 練習の種類はまた別の機会に説明します。)

2.目標タイムをクリアするためには?
これは多くの人が気にしていることだと思います。
実際に、「〇〇km走ったのに、〇時間を切れませんでした。」ということを言ってくる人がいるのも事実。目標を持って練習に取り組むことはすごくいいことなんですが、距離をただ走るだけの変化がない練習をしているだけでは、レベルが上がっていくほどに目標タイムを達成することが難しくなっていきます。どういう目的を持って、どんなことを意識して、どう練習したのか、ということが大事です。
たくさん走ったら速くなるのであれば、時間が許す限り、身体に異常が出ない限り、ずっと走り続けられた人が一番速くなってしまいます!…そんなわけないですよね。
目標タイムに向けた然るべき練習をしていけば、自ずと走行距離は増えていくので目標タイムはクリアできます。「〇〇km走ったから〇時間」ではなく、「〇時間出せた時の走行距離が〇〇kmだった」だけです。だから、効率よく練習していけば雑誌などでよく見かける「〇〇km走れば〇時間が切れる!」というわけではないということです。
目標タイムをクリアするためには「自分の弱点は何か」「前回の反省点は何か」「今後の課題は何か」をしっかりとイメージして練習をしていくべきです。

3.月間でどれぐらい走る?
これは季節によって走る距離が変わってくるので、この質問をされた時期によって答えが変わります。
例えば僕の場合ですが、マラソンシーズンが終わった4月から9月くらいまでなら、暖かくなってスピードを出しやすくなるのでスピード強化目的で月間100kmほど。10月からはスピードを維持するための持久力を強化する目的で月間150kmほど。そこから少しずつ距離が増えていって12月には200kmほど、1月には大詰めの時期なので250kmほど、2月は最後の総仕上げの練習になるので200~250kmという感じになります。3月は燃え尽きて150km(フルマラソン含む)。まぁ、オフに入ってのんびりする季節です。

こんな感じでしょうか。

季節や気象条件、体調、コースによってタイムが変わるので、「月間で〇〇km走ったから」「○○km走れたから」という理由がそのまま通用するスポーツではありません。
でも、そういうことが雑誌やネット上にあふれるぐらいブームになってしまったこともあり、知識だけで迷路に迷い込んでしまっているのも事実です。
そういった情報に流されず、目標タイムに向けた然るべき練習をやって、自分の立てた目標を達成できるようにしていきましょう。

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いわたごう

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