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今必要なキャリアアップって?

動画制作という仕事柄、特にカメラマンやディレクターと呼ばれる職種の特権は
色々な個性的な人々だったり、すごい経歴の持ち主だったり、アーティストだったりと直に接してそのオーラや考え方、振る舞いを目の当たりにすることができることだ。

僕は今、Cchannelさんと日経さんが共同で展開している新しいメディア
「newme」のチームに動画制作という立ち位置でジョインしている。
金融や政治など各分野のプロフェッショナルをゲストに招き女性が従来の概念にとらわれない生き方を選ぶために必要な情報を提供するというコンセプトなので、
様々な社会的にずば抜けた人々のリアルなオーラと考えを生で感じることができる。
https://www.youtube.com/channel/UCHpG7E9IWRvR6mEgb8dM12w/featured

皆に共通しているのがとにかく前のめりだ。
漫画「サンクチュアリ」に出てきそうな名言を平気で言えるし、
その名言を信じて疑わない行動力もすごい。
かと思えば投資のように長期でしっかりと物事を見据えつつ、
「リスク」と「デンジャー」をしっかりと見極めて歩を進める。
様々な形での「前のめり」になるだけの信念がそこにはある。
僕はとても影響を受けやすいので、撮影のたびに何かしら影響を受け、
さも自分の言葉のように吸収してはそのテンションを放出している。
けど話を聞いているうちに「前のめり」ってだけにはいかない、
むしろ逆説的な根本的な目線があるのでは?と思うことが多くなってきた。

キャリアアップって何

今回の話の中心のキャリアアップについて。
こんな当たり前の言葉を、僕は以前は気にも留めなかった。
バスケばっかの体育会系で、傍らにはアルバイトや日雇いを
20代後半まで続けた僕にとって、キャリアアップなんて考えもしなかった。
むしろ一つの物事に優れることこそ正義。
プロのアスリート選手やアーティストや芸術家が眩しかった。
キャリアアップ、と言う視点的にはプロと呼ばれるアーティストは皆そうなんだけど、
僕が思うアーティストという世界は、恐ろしいほど狭い価値観で構築されているものだった。
そもそも「キャリアアップ」という言葉を調べたところ…
「キャリアアップ」とは、特定の分野について今よりもさらに専門的な知識を身に付け、能力を向上させて、経歴を高めるということです。 転職によって現職より収入が多い仕事を得たり、ポジションが上がったりするなど、自らの市場価値が高まることも指します。
※マイナビより抜粋

ベンチャー系の知り合いが多い僕の周りは、とにかく転職スピードずば抜けて早い人が多い印象がある。
どんどん人が辞めていくし、どんどん有能な人材が入る企業など目の当たりにすると、今まで一つのことに集中していた自分の世界の狭さをすごく感じる一面でもあった。これは別にそう言った人たちを批判しているわけではなく、
僕個人が一つの物事に没頭しているという「フリ」をしてどんどん新しいフィールドへ踏み出すことを恐れていたこととしたい。

逆にどんどん人が辞めていくのが良いことではないし、
物凄い批判されることが多いだろう。
ただ現在の時代の変化のスピードはとてつもなく早く、
取捨選択のスピードが求められるという一面はとても強く、
人材の出入りはより重要な意思決定となっている。

そんなスピード感ある時代の中で自分を高めるという、いわば客観的視点を持ち、自分自身を見積もり、
どんな要素が加わったら、よりその価値が高まるか?
という意味合いで使われるキャリアアップはとても有意義な言葉と感じることができる。

ちなみに「キャリアアップ」と近い意味合いで使われる言葉に、「スキルアップ」がある。「キャリア」は「経歴」を表す言葉であるのに対し、
「スキル」は「技能」「能力」を表す言葉である、という点が大きな違いのよう。

今できる自分的キャリアアップとは?

僕の場合は動画制作、その中でもインターネット系、SNS系が多い。
さらにジャンルで言うと「女子向け」「ウェディング」が強みでもあった。
実際その分野でお仕事はかなりもらえてるいるし、
結構なスキルも身につけている。
けどこのジャンルはかなりミニマムに制作ができ、
フリーランスや自社制作で賄うのが一番利益率が良く、
クオリティも上がりやすいと言う事実がある。
要は会社規模で受けるにはコストがかかりすぎ、
これ以上大きくなりづらいと感じたわけだ。
会社経営をする以上大切なのは会社を絶対に潰さないこと。
社員や関わってくれる人にしっかりと給料を支払えることが優先事項で、
どうしても単価が低すぎるものは効率が悪くなってしまう。
そういう時に動画制作とはどうすれば発展性が持てるのか?と考えた。
カメラを持って撮影するカメラマン
その素材を編集する編集マン
それだけが動画制作の仕事ではなく、より広く、クリエイティブな領域はたんまりと残っていた。
今の僕が取得し途中なことは
・メディアの立ち上げ方
・プロデューサー業
・LIVE配信
・講師業
と今までの動画制作業とは結構かけ離れている。
しかし一気に仕事の幅は広がり受注数も受注額も増えている。

自分の会社だから経歴を高めると言った見方はちょっとわからないが、
自分の会社のポートフォリオを見ると多種多様な領域の仕事ができ始めているなぁ
と実感したりするもので、ある種キャリアップ的な感覚を覚える。
そして、それに答えてくれるように社員やフリーランスのみんなが
良いモノづくりをしてくれているからこそのキャリアアップになっているのだと実感する。ありがたい。

今必要なキャリアアップって?

従来、キャリアアップというと、現在働いている会社の中で少しずつ専門知識を増やし、習熟していくというイメージだった。
近年では「現在の会社を退職して、新たな仕事にチャレンジする」という、
「転職」に近い言葉として使われることが増えている。
ポジティブな意味での「キャリアチェンジ」も同様な意味合いだと思う。

冒頭に話した様々なすごいキャリアを持っている諸先輩たちがたをみていて思うのは、
いろいろな経験をしている。そしてそれは主に失敗が多い。
失敗を恐れていないわけでもないし、失敗してメチャクソ落ち込む人もいるし、
ずーっと低迷期だった人もいる。
ただ言えることは「人と比べていない」と言うことだ。

まぁ、全く比べない、なんてことは不可能に近いと思うし。
だって人間だもの。無意識に比べることは全然僕もあるし。
「人と比べる」と言う目線以上に、
「自分自身をどう評価するか」と言う部分に重点を置いて見える。

自分のキャリアは今このようなレベルで
そのレベルによってできることは、こういった内容で、
こういった内容ができれば、こういったビジネスが生まれる。
そしてそれが今の社会とどう交わるのが一番効果的なのか?
もし今いる場所が効果的に発揮しづらい場合に、
速やかに発揮しやすい場所へ移る行動力。

僕が思うに今必要なキャリアアップって
究極的に自分を客観視して得られる主観的な行動力
だと思うわけです。

確かに熱量があるのは素晴らしい。
「雑用でもなんでもやるので是非働かしてください!」
みたいなことを熱量持って言える奴は面白いと思う。
けどもっと面白いのは

「今は雑用でもやりますが、ここでどんどん吸収して、
2年後には〇〇の担当できるまでなります!」

って今の自分を客観視した上で主観的に行動できる熱量なわけで。
結局自分を客観視できないと、いつまで経っても雑用だったり、何でも屋みたいな仕事しか回ってこない。
ちなみに僕は、昔、カシオに勤めてたバリバリサラリーマンの叔父からもらった本「七つの習慣」がとっておきでありまして。
(当時は大学生だったから、ちゃんと読んだのはもらってから5年後くらいw)
その「七つの習慣」が出しているスケジュール手帳を今も愛用していて。
その手帳の作りが、
究極的に自分を客観視して得られる主観的な行動力
を遂行するためにかなり役立っているなぁと感じたりもします。
僕みたいな飽きっぽく、俗っぽく、快楽主義な人間を
しっかりと客観視するために毎日毎日、
自分自身の人生規模での成し遂げる名目を書き込んでは
見直し、追記し、見直し、取り消し、達成したりしてます。
https://www.amazon.co.jp/7つの習慣-入門手帳2020-フランクリン・プランナー・ジャパン/dp/4046044225
こうやってみると結構値段高い。
あと一番良いのは自分よりスキルでもキャリアでも「凄いな」と思う人と
絡んだりする
のが一番良い影響が生まれる。

客観視して行動する時に

いざ行動をしようという時に必ずあるのが
メチャクソ忙しくなるということ。
そりゃそうだ。今までにできなかったことをプラスアルファで体得するのだから。これをただ忙しさに忙殺されていると考えるのか、

新しい技術と世界観が得られ、
どんどん人生の幅が広がっていると考えるのか。

確かにそこに伴う「お金」をしっかりと考えることは重要だ。

ただし新しいことを始める時とには大体においてお金はついてこない。
新人の右も左も分からない人間にお金が発生することは大抵ない。
むしろ出ていくことを考え投資というマインドになるべきである。

大切なことはそこで忙殺されて終わるのなら、
自分がやるべきこととは違うし、
自分の目指すビジョンが今やろうとしている
新しいことに向かないのならば、
しっかりとした線引きをすることがとても重要だ。
忙しさにしろお金にしろ

忙しいときにネガに入りそうなときにポイントとなる考え

新しい技術や世界が広がっているかどうか、自分自身がプラスになっているか?
逆にそうでないことで忙殺されているなら「やらない」選択肢も視野に入れる

②ただ闇雲に新しいことばかりしてても「お金」がついてこないケースは多い
そのために「お金」重視の全然関係のないアルバイトや副業をしてしまい、関係ないところで忙しくなり結局日々が忙殺されるケースは多い。
しっかりと新しいことをする際のビジョンを数字的に明確化する。
達成ラインと撤退ラインの明確化。

③非常にシンプルでそこに楽しさがあるかないかをしっかり自問自答する。
忙しい中でも自分と対話できる隙間を作ろう

キャリアアップとはちょっと離れてしまったが、
根底にこのような客観的分析が必須だ。
そして分析しまくると自然と行動したくなる。試したくなる。
そうした行動力に結びつかせる術こそがキャリアアップに必要な視点であり、
最終的には一番スピーディーになる要素だと思っている。

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