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カウントダウン

最近のお気に入りは、私にとっての子育て全盛期のビデオを観ること。

当時は嬉しすぎて100回以上繰り返してストーリーが甦るのもあるが、これってどうなるんだったっけ?と全く覚えてないものもある。

どちらも熱中してしまって寝不足気味だけど、懐かしい記憶と当時の感動が、新たな感動となり新鮮な気分にさせてくれる。

同時に世代は変われど、いつの時代も繰り返す子育ての環境を微笑ましく思ってしまう。『我が家もそうだった』と、時の流れを感じてしまう。

1つの時代が終わろうとしていて淋しい気もするが、それはステージアップの過程と考える事もできるので、今日の私は涙は流さなかった。

一瞬、もらい泣きしてしまいそうになったけれど、悔し涙を流せるくらい熱中できたことを幸せにさえ感じてしまった。

そう思えたのは新時代の幕開けが現実味を帯びているからでもあるけれど、実は昨年秋には既に始まっている。気持ちを残しておきたいと書き留めてはみたものの、公開には至らなかった下書きがある。

『手渡されたクラフトボスラテ。ホットな温もりはこころまであたたかくしてくれた。時間の経過とともに冷めていくだろうけど、冷たくならず常温のままがずっと続くといいな。』

この気持ちをゆっくりゆっくり温めてきたような気もするが、昨日から一気に深まった。

そして、終わりのカウントダウンのような、新時代幕開けまでのようなカウントダウンが始まっている。カウントダウンがゼロとなったその日には思いきり感情を爆発させたいために、意識的に今日は感情を抑えたのかもしれない。

今日堪えた涙や感情をひとつひとつ丁寧に心に刻みながら、世代を超えた育児を見守る日々を待ち焦がれていたい。

カウントダウンが始まってる今も、ゼロになったその時も、新しい時代の幕開けも、きっとどれもが愛おしい日々なのだと思う。