Resonance インタビュー
Resonanceというバンド名はジム・ジャームッシュが手掛けた2005年公開の映画「Coffee & Cigarettes」の作品内で、ホワイト・ストライプスのジャックとメグの2人が演じる短編でのセリフ「He perceived the earth as a conductor of acoustical resonance.」から。”Resonance(共鳴)”という言葉がなんとなく頭に残っていて、好きだったCOWPERSのツアー名に”狂気共鳴”というものもあったことから決めたという。
2023年の6月初旬。Soundcloudにて公開された1stEP。AIやアルゴリズムが進歩しすぎてタイムラインがすっかり使いにくくなったX(Twitter)にて、毎日のように多くの新しいバンドが音源を発表し、そのお知らせの多くがそのまま流れていくなかで、珍しく筆者の知っている知人たちがこぞって感想や例えとともにリツイートしていたのが、Resonanceの投稿であった。令和のこの時代にあの頃のSnuffy Smileの様なメロディックを鳴らしているバンドがいて、それも仙台の大学生らしい。聴いてみたらみんなが書いていたコメント全部を納得する程好きなサウンドで驚いた。そして同時にすごくこのバンドについて知りたいなと素直に思ったのである。
コロナ禍が長引いていた最中に暮らしの事情や環境が変わり、10数年ぶりに仙台にいた自分は、すぐさまちょうど月末に行われた彼らのライブに行き、コンタクトを取り、今回は興味そのままにVo.Gtを担当しバンドの中心人物である大石くんにインタビューを敢行した。
彼のX(Twitter)を見たことがある方はわかると思うが、音源を掘ったりチェックすることに余念がなく、消化や吸収の早さは現代に生きる音楽好きの若者らしさを感じさせる。だがその好みや引っかかりとなる部分はとても通好みで渋い一面もあるからおもしろい。最近気になっているバンドを挙げてもらうとCruyffやTexas 3000と答える一方で、SNATCHERやNavelのTシャツを普段から着こなし、ライブハウスでは、かつてSnuffy SmileでリリースしていたBLAZE A TRAIL、DEEDS NOT WORDS、MICROPLANらのメンバーが現在やっているバンド「Yam」の方々と嬉しそうに音楽談義をしている。またLOVEMENが大好きなのでBUNさん(ex.LOVEMEN、MIDDLE)がいる鶯谷What's Upでのライブが決まってより一層喜んでいるのも微笑ましい。
Resonance”1st EP”制作に影響を与えた音楽を聞くと、Blew、Navel、Rumspringer、Broccoli、zero fast、International Jet Set、Jawbreaker、Skimmer、Slugger Machine、Short Straw Fate、cigarettemanと答えてくれた。納得かつ実に良いラインナップ。もう一度このことを頭に入れて音源を聴き直してみてほしいし、もし未聴のバンドがあればResonanceに通ずる部分を感じてもらいたい。
今回10月に東京で2本、年明けに京都・愛知で2本と、Resonanceは仙台を離れてのライブも決まっている。ライブハウスで初対面の関係で話せる時間やタイミングは意外と限られているものだということを知っているので、空き時間や移動時間に少しでも彼らを知る道標になればと思い記事をアップします。
お詫びとしては7月に取材したインタビューなので時系列などを考慮して読んでいただきたいこと、自身が運営を手伝っているレーベル仕事が忙しくなったことなどもあり、毎度のことながら余裕を持って公開できなかったことなどです。大石くんごめんなさい。
今回挨拶代わりということで、Resonance結成までと彼のメロディックパンクとの出会いについての話がメインとなります。
掲載していない部分でまだ数万字はあると思うので(笑)、続編の公開を予定しています。音楽性の詳しい話やエピソードなど。得意の余計な注釈や余談は今回控えめですがお時間ありましたら是非。感想もこぞってお待ちしています!それではどうぞ。
ー昨日チャイフト(Chinese Football)の日本ツアーやってたね。札幌公演。
大石(以下、大):あ~やってましたね。
ー楽しそうすぎてSNS見るのやめよかなって思ったよ(笑)。
大:ははは。いやー行きたかったな。バイサマ(by the end of summer)も出てましたよね。
ーそうそう。portのメンバーが急遽サポートしてたりね。port、最近も経堂のTAD POLE STUDIOで企画してたしまたライブ動いてるみたいだよね。今はみんな東京なのかな?
大:あ、けっこう地方バラバラみたいなんですよね。ライブのたびに集まっているみたいです。
ーそうなんだ。いい場所でやってるなと思って。TAD POLE、最近はGUAYSが使ってたり、BREAKfASTが練習していた場所なんだよね。知ってる?BREAKfAST。
大:いやーごめんなさい知らないですね。
ー年齢的にそうだよね、めちゃめちゃかっこいいハードコアなんだけど。あ~まじで色々とたっぷり最高なバンドや音源を教えたいけど、一遍にあれこれたくさん言われても正直入ってこないだろうしな~。
大:めっちゃ知りたいんですけど正直そうですね(笑)。
ーそれで言うと好きなバンドをこの間教えてくれた中では、Rumspringer。ジャケや名前は知ってたけど個人的にはちゃんと聴いたことなくて。いざ聴き直したらResonanceはこれめっちゃ影響受けてるなってすぐにわかった(笑)。
大:はい、かなり影響されてますね。いやーめちゃくちゃいいんですよねー!
ーこれはどうやってたどり着いたの?
大:確かメロディックのバンドや音源をまとめているブログをチェックしてですね。
ー大石くん確かJAWBREAKER好きなんだよね?Rumspringerをちょっと調べてみたらJAWBREAKER好きにオススメみたいなニュアンスだったから、そこから辿りついたのかなって思ってた。ちなみにJAWBREAKERは何枚目が好き?おれは1stと3rdです。
大:僕も1stと3rdが好きですね。あぁ、でも「DEAR YOU」も捨てがたいですねー。
ーJAWBREAKER話に熱が入りすぎる前に、そろそろ自己紹介からお願いしようかな。
大:はい。大石と言います。東北大学3年の20歳で理学部です。出身は静岡の焼津市。兄弟は2人弟がいて自分は長男です。
ー焼津市って県内でどういう立ち位置?ほら静岡って思っている以上に広いし都市ごとに離れている印象だから。
大:静岡や浜松と比べたら焼津市は全然田舎ですね。鰹節の生産量がすごいくらいしか思いつかない・・・。漁港があって海沿いの街です。
ー自分が長男っぽいなって感じるところはありますか?
大:えー、そう言われて考えてみると昔から割と人に甘えるのが下手かもしれないですね。自分で言うのもなんですけど責任感みたいなものは強いと思います。
ー部活はやってましたか?
大:小学生から高校生の間はずっとバスケにのめり込んでました。全然上手くはないんですけど、両親がバスケ経験者で、その影響もあって。バリバリ体育会系でした。
ーけっこうガチでやってたってことか。そんな生活の中で音楽を好きになったタイミングって?
大:父親がブランキーやミッシェル辺りの直撃世代なので、そういう音楽を車の中で延々と聞かされるような環境だったんです。クイーンも流れてたかな。だから幼稚園の頃、自分が車の中でブランキーを歌っていた記憶はありますね。
ーなるほど。じゃあ音楽に対して嫌な印象とか苦手意識はなく楽しんでたっていう感じなのかな。
大:そうですね。ただ、その幼稚園の頃にピアノの講師をやっている僕の叔母さんにピアノを習っていたことがあったんですけど、本当にピアノが嫌いすぎて、音楽自体もそんなに好きじゃないかもって、音楽が身近じゃなくなった時期もあったんですよね。だから小学生の頃は好きな音楽とかなかったんじゃないかな。思いつかないです。それで中学に入ってサカナクションにハマりました。何がきっかけだったか覚えてないんですけど、単純にかっこいいなって思って、たぶんすごく流行ってた時期だったし。高校に入ってからはナンバーガールにドハマりしました(少しドヤ顔)。
ーナンバーガールってすごいよね。おれの上の世代の人たちも好きだし、最近の高校生や大学生もコピーしたり憧れていたりするから、影響が多大。時代が変わってもずっと「好きなバンドは?」の答えに登場してくる。
大:人生で初めて自分で買ったCDもナンバーガールです。(そう言って「Number Girl - School Girl Bye Bye(1997年)」 を嬉しそうに取り出す)
ーいいねいいね。ナンバガまともに通ってないおれもその音源は中古で買ったな~。じゃあ再結成して動き出した時なんて興奮したんじゃない?
大:そうですね。再結成の知らせを高校の昼休みで昼休みにTwitterで見て知って、一人で「やべー!」って興奮してましたけど周りは誰もナンバガ知らなかったんで寂しかったですね。
ーBUMP OF CHICKENは影響された?
大:いや、特にそこまでですね。
ーそっかそっか。20代後半から30代前半くらいの友達に話を聞くとバンプ通ってきた人って結構多いんだけど、バンプに影響されたようなバンドがその後溢れちゃって当たり前になっちゃったから、世代でもない限り確かに聞く機会ないかもね。じゃあELLEGARDENは?
大:エルレは一時期ハマりましたね。かっこいいっていうのもダサいっていう意見もわかるんですけど、世代じゃないので一周回って何も気にせずに好きって言えちゃう感覚です。
ーそっかおもしろいね。じゃあ本当にこういう今Resonanceが影響を受けたようなメロディックパンクを好きになったのは大学に入ってからですか?
大:そうですね。大学に入ってからギターも始めました。1年生の頃にResonanceとは別のバンドを組んでいたんですけど、諸事情で解散してそこから新しく組んだバンドがResonanceです。
ー音楽サークルに入ったんだよね?東北大学の”アステロイズ”。一旦その話も聞いていいですか?
大:「学友会軽音楽部アステロイズ」がたぶん正式名称で、自分の印象ではジャンルを問わず幅広く音楽を聴いてる人、メジャーなロックには迎合しない人が多いと思います。高校生の頃に周りと音楽の趣味が合わず孤独を感じてた僕のような人が集まって音楽について楽しく語り合える場所です。
ー軽音サークルはいくつかあるの?
大:医学部や歯学部の軽音はまた別になるんですけど、それ以外に4団体あってどこも活動は活発なんですけど、メタルやハードロックが好きな人達と、邦ロックをコピーするようなところとかがある中でアステロはオリジナルの曲をやるバンドが中心っていうのが特徴ですかね。
ー自分が軽音サークルじゃなかったのもあるし、世代が違うのもあるけど立命館のロックコミューンみたいなイメージかな?
TheTigers/The Lionsのメンバーがアイドルグループ「RAY」のプロデューサー
大:近いイメージかなと勝手に思ってます。憧れですね。規模や歴史も違うので一方的に認識しているだけですけど。あとどこだっけな。確かyard ratがそうだったと思うんですけど熊本大学のロック研究会。あそこも気になってます。yard rat、仙台までライブしに来ないですもんねー観てみたいな。
ーさすがになかなか遠いだろうね(笑)。東京に来てたときも見逃してしまったんだよね。動画で見たフロアライブ、空気感がSUMMERMANやSleeplessが吉祥寺のwarp周りで出てきた時みたいなあの感じがして自分も一度観てみたいな。
ーえっと、じゃあ話を戻すとアステロイズに入ってからまずひとつ目のバンドを組むわけだ。それはそう簡単にうまくはいかなかった?
大:はい。普通にコピーしかしてないバンドだったんですけど、ドラマーが全然練習に来なくて、それでもう嫌になって自然消滅したみたいな感じですね。Resonanceは僕と永井(Gt.)が最初にコンタクトをとって。その時ちょうど永井は別のサークルの部長で。僕がアステロの部長だったんですよ。彼はマスロックが好きなのもあり、細かいフレーズを弾くのが上手い。一緒にオリジナルやりたいよねって話からバンドが始まりました。
栗林(くりちゃん/Dr.) とは大学1年のときにsmashing pumpkinsのコピバンを一緒にやった仲だったし、僕が知ってる中では軽音部の中で彼が1番ドラムが上手いと思っているので誘いました。ドラムのグルーヴ感は他のドラマーにはなかなか出せないと思ってます。
永井が僕より人脈が広かったので良いベースを見つけてきてほしい!とお願いして溝井(Ba.Cho)が加わりました。ベース歴は短いですがとても演奏は丁寧で、最近はコーラスをお願いすることも多くなりましたね。彼はNEW FOLKからリリースしているバンドが好きですね。
ミクロ菩薩(永井・栗林が参加しているマスロック/ポストロックバンド)
CULTE(栗林が参加しているシューゲイザー/ミクスチャーバンド)
森宿(溝井が参加しているインディーロックバンド ※惜しくも10月に解散)
ーメンバーは全員同い年?
大:あ、入った年は一緒です。溝井が浪人してて1個上で、更に今留年してるんですけど(笑)。
ーいいね(笑)。じゃあめでたく新しいバンドを結成できたのでようやく大石くんの好きな感じで曲を書いてオリジナルやるぞーってスタート切れた感じかな?
大:いや、それが全然。最初は誰が歌うのかも決まってないくらいの感じで始まって・・・。それが2022年の4月だからまだ結成して1年ちょっとしか経ってないのか。しかもまだこの時は今聞いているようなメロディックパンクに目覚める前なんですよ。
ーうんうん、そうらしいね。メロディック前夜はどんな音楽をやってたの?
大:当初はポストハードコアっていうか、それこそFUGAZIとかそっち系の音楽が好きだったんでバンドでもそれをやろうって頑張ってたんですけど、途中でふいにメロディックパンクにハマっちゃって。いわゆるメロディックの曲ばっかり書くようになっちゃいました。
ーおれらの中ではめちゃくちゃかっこいいけど、流行とは縁遠い、もしかしたら世間からしたらダサくてモテなさそうとも揶揄されそうな、マニアックなジャンルの虜になってしまったんだね(笑)。
大:ですねーははは(笑)。
ーその悪しき・・・いや失礼、光り輝くきっかけになったのがどうやらSLUGGER MACHINEというのは本当?
大:いやーそうなんですよ!本当です。仙台にライブで来てくれたのはもちろんそうなんですけど、観る前からSLUGGER MACHINEの音源は普通にチェックして聴いてたんです。エモとかもけっこう好きでそれまで聴いてきてたので自分の中ではSLUGGER MACHINEはそっち界隈に近くて繋がり強そうな印象で、メロディックだとかは全く頭になく聴いていたんですよね。
ーそれおもしろいね。決して間違っている認識とかではないんだけど、あんまりエモとかでくくられないバンドを自己流の認識と感覚で信じて掘っていくっていうのは最高だし、人によって間違って独自の音楽遍歴を進むことになるのがおもしろみみたいなところはあると思うよ。
大:ならよかった(笑)。そして聴いているうちに気づいたんですけど歌詞もギターのフレーズとかもめちゃくちゃクサいじゃないですか。ダサさもあるけどそのダサかっこいい部分が自分には新鮮で、めちゃくちゃいいなって思ったんです。
ーうん、わかる気がする。スラッガーの前身バンドのloroがとにかくかっこよくて、よっぴ(吉野)が新しくバンドを組んでshipyardsみたいなサッドメロディックを始めたなーっていう印象から、もがいてもがいてメンバーチェンジもするうちに、一癖も二癖もある通な海外マニアックメロディックのような絶妙なツボを刺激するサウンドに確立されてきた気がするもんね。RAFT RECORDSでかなり精力的に企画や若いバンドのリリースも続けていてかっこいいな。
大:本当にすごいと思います。RAFTから出してるwithoutもその日に来ていてかっこよかったですね。えーっと、これだ。2022年の10月22日のFLYING SUN、僕も好きな仙台のバンドFoursidewalksの企画ですね。他にSLUGGER MACHINE、yubiori、酒田のSTANDALONE、WITH US。出てたバンド全部やばかったです。
ーいいメンツだね。その日行けなかったけどSTANDALONE観たかったな。バンドは前から知ってるんだけど観たことがなくて、WETNAPのアサノくんが彼らのこと好きで熱心にいいバンドだって話してくれたことがあったからなおさら。まだ個人的に魅力を紐解けていないので機会をうかがっているところ。
ーそれじゃあこの先決まっている東京のライブでSLUGGER MACHINEと一緒にできるのは感慨深いね。よっぴ本人には直接「あなたがきっかけです!」って伝えたことはあるの?
大:ライブの後にSLUGGER MACHINEの物販でCDを買って、「感動しました!」って感想を伝えて雑談していたら、JAWBREAKERが好きってことに吉野さんが反応してくれて。近くにいた基さん(Little Factories/alvin)と3人で色々と盛り上がっていたら、話の中で「Snuffy Smileっていう良い日本のレーベルがあるから絶対チェックしたほうがいいよ」って教えてくれたんです。
ーそこでスナッフィーに出会うのか!そう考えるとメロディックパンクとばっちり出会ってから本当に1年も経ってないんだね。今までパーツ集めはしていたけど、これがやりたい!って舵を切ってResonanceが動き出したのはここからなんだね。
大:今振り返るとまさにそうです。ライブが終わった後に吉野さんがDM送ってくれて、大量のスナッフィー関連のデータをもらったんですよね。オススメの音楽ブログやサイトも教えてくれて。めちゃくちゃ親切にしてくれて嬉しかったですね。
ーうわーそれはさすがにいい奴だな~。さすがレーベルオーナー。こういうことをしっかりやれてるからバンドに信頼されてるんだね。ハイパーイナフ大学にもこのとき入学したのか。(http://www.hyper-enough.com/daigaku.htm)
大:あ、ハイパーイナフは元々読んでたんですけど、パンク学科、メロディックの講義だけ恥ずかしながら僕の中で抜け落ちてて(笑)。あとはこの「FIFTEENとLEATHERFACEが好き!」でめちゃくちゃいろんなバンドや音源を知りましたね。(http://www2s.biglobe.ne.jp/~shiono/tour/punk.html)
ーわかる。読みやすいし調べ物してるときにもよくぶち当たるしすごく貴重な資料だよね。たまにふと読み返したりしてしまう。こういう記録や発信をしてくれている人もそうだし、よっぴみたいな存在もありがたいよね。こういうことをやっていた人って昔はもっといたんだけど、自分や下の世代でそれを続けてしっかりとやれていることが尊敬できる。あとは大石くんみたいに、マニアックなところ、今回でいうと若いのに自分たちが好きだったような音楽に興味を持っている人がいることが貴重だから、なにか自分にできることはないかなって単純に嬉しかったんだと思う。
大:そうなんですかね、確かに同世代でここの話しが合う人って自分の周りにはなかなかいないですけど。
ーうん、それにいま大学生だと、それこそ学生のうちにバンドやって反響とかあって楽しくなってきたところで就職で辞めるとか転勤で辞めるとか、確実に周りのバンドが減っていく時期ってあるから。せっかく同じような音楽を好きになった人がいるならやっぱりバンドを続けてほしいって思うしね。そんなにたくさんの人と共有できる趣味でもないからこそ、かっこいいと思うものや刺激を受けるものが近かったらそういう人が身近に多いほうがやっぱり楽しいよね。
大:そう思ってくれてるならめちゃくちゃありがたいですね。仙台のバンドシーンはジャンルの垣根を超えた交流が比較的多いかなって感じてますけど、ここ最近はメロディックパンクの要素もある好きなバンドと一緒にやることも増えてきていて、ジャンル的に自分の親世代の方々ともご一緒することが多いんですが、みなさん温かく受け入れてくれるし、当時の界隈の話も聞かせてくれます。初めてBIRDLANDでライブをした時に、曲が始まる前から歓声が上がって正直驚きました。
ー公開した音源の反響もSNSですごかったよね。CDも取り扱ってくれる予定のところがいくつかあって(その後、各webshopやディストロにて再入荷が続くなど売れ行きも好調!)、県外でのライブ予定も決まっているけど、どこかライブをしてみたい街はある?
大:んー思いついたのは北海道ですかね。Modern GooddaysとPEACE OUT!が好きなので・・・。あ、僕らの音源にいち早く反応してくれたfar apart recordsのある福岡にも行ってみたいですね。でもなにより今は10月の東京でのライブが楽しみすぎて待ちきれません!
次回へつづく
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