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【にゃむの注目記事】ジェンダー×FamilyMartの商品ブランド名

 皆さんもすでにご存じのこの物議。発起人は、2019年夏のジェンダー平等を考えるプログラムに参加した女子高生3人組。彼らはガールスカウト日本連盟としてこの活動に協力をしたとのことだが、その際に、コンビニ大手のファミリーマートが商品ブランドとして提供している惣菜「お母さん食堂」のネーミングに対し変更を求めて署名活動を行っているという。

 何が起こっているのかと思いきや、事情はこういうことらしい。「料理をするのは女性だけですか?」というもの。いいですか、思いっきり突っ込みますよ?

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 家庭において料理するのは女性の仕事だということを植え付けるブランド名だということで端を発したわけだ。でも、現代社会において、もはやそんな一辺倒な考え方を持ってる人ってそんなにいないと思うんだけど、今更感が否めない。

 っていうかむしろね、事あるごとに「社会問題として蒸し返す行為」が不平等作用として働いてしまう気がするんだが、どうなんだろう。ハッキリと言ってしまうと、現代において、男尊女卑ばかりが問題視されているのではなく、女尊男卑な局面も多く垣間見られるようになったと思う。

 あくまでも個人的な見解だけれども、家庭内における妻による夫への暴力事件、傷害事件、殺人事件、目に付くようになったと思う。外で毎日働いている旦那を尻に敷いて、会社の業績や給料やボーナスの変動次第で態度を変えるモンスターと化している奥さんが一体どれだけいることか。

 ボクはあの衝撃的な事件を忘れない。定年退職の日に、妻と娘二人が共謀して夫の退職金目当てに殺害したあの事件を。今年も何件か起きている気がする。夫が寝ている間に妻が刃物で刺殺したとかいう事件。

 確かに、起きているのは全世帯の一部でのことかもしれない。でもね、少なくとも、あまりに男女平等を訴えすぎてしまうことで女性が暴力的になるのは違うんじゃなかろうか。男だろうが女だろうが手を出すヤツは最低、そういう訴えかけならわかるんだけどね。男は手を出してはならないが女は好きなだけ殴る蹴るが許されるのだと勘違いしている人がいそうな気配がする。

 大体ね、今回のファミマの商品ブランド名が、男は料理をしなくていい、料理は女がするべきだ、なんていうことを意図して付けられたことではないし、1ミリもそんな効果はないと思う。なぜ今更物議を呼んでいるのかボクにはわからないね。

 署名活動を頑張るのはいいけど、企業サイドがもし商品ブランドを変更しなければならなくなったとしたら、そこには膨大な額のコストが投下されることになる。そこに対する配慮は無いわけだよね~。株主ならわかるよ。出資者なんだから。

 でも、企業の商品ブランド開発に横から口出しするにはいちゃもん感が過ぎる。

 母親の味って言うじゃん。昔、母親が作ってくれた料理の味、そういう意味でネーミングされたとボクは解釈しているけれども、それじゃダメなの?料理は女が・・・なんて、そんな意図はどこにも微塵にも見て取れないけど。どうすればそういうひねくれた捉え方ができるんだろうか・・・。

 夫と妻、どちらが料理をするかなんて各家庭の問題でもあるわけで、それを一企業に文句付けるにしてはあまりにもやり過ぎ。ああいう署名活動が全て悪いとは言わないけれども、日本も途上国と似たような動きをするようになってきたのかな。集団の力なら変えられると。多数決で物事が決まる事に対してなぜ疑問に思わないんだろうね。

 少数派はいつも多数派に支配される社会がそんなにいいの??そういうデモ活動が多すぎる気がするけれども、一概にデモ活動している人たちが多数派とも限らないわけで、ちょっと理解できない。あれって叫んでるだけで対話じゃないでしょ。本当に変えたいと思うなら正式に対話へもっていくほうがいいと思うけれども、ただ集団で行進しながら叫ぶのはナンセンスじゃないかなって思うよ。

 果たしてその問題が社会全体の全ての問題の中の何番目に優先されるべき問題なのか。そしてそれは今叫ぶべきことなのか、そういうことも踏まえながらあちこちで起きているデモ行進を眺めると、平和だなーって思ってしまう。暴動は起きないからね、日本では。みんな逮捕されたくはないからそんな過激な行動は起こせない。

 ファミマのお母さん食堂に関して、もし意見を提示するのであれば、代替案を提示すべきだとボクは思うよ。例えば、「昔懐かしいお惣菜」とか。例えばだけど、コンセプトから提案した上でのネーミングまですればいい。

 毎度思うけれども、批判するだけなら幼稚園児でもできるけれども、代替案を提示するまで頭が回らないから対立が起こる。わざわざ署名活動までするほどのことではない気がするけどね。まるっきりロス。

 だからこう、やっぱり学習量は見透かされるよね。社会全体が、批判や誹謗中傷をすることを辞め、対話から入り、互いに代替案を落としどころをすり合わせるようになったら、無駄な論争は起こらなくなる気がするよ。

 商品ブランド名がどうあれ、お母さん食堂は美味しい。そして、料理は男だろうが女だろうが大人だろうが子供だろうが誰でもやりたい人がやればいい。これ結論。

 「女子の三人組」もたまに物議を呼ぶことがあるけれども、ボクはあまり触れたくない(・∀・)

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