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【質量転嫁の法則①】「失敗」とは、いつ確定するのか。

 今回のシリーズは、各回100円の有料記事として配信させていただきますが、全文公開記事ですので、有料エリアはございませんのでご安心ください。

 今現在、自身にとって難しいこと、苦手なことに挑戦している人たちにとってお役に立てていただける内容に仕上がっていることを信じて読み進めて頂ければと思います。

 人が言葉に対してどう認識しているかは、決して同じということはなく、人の認識には確実に違いが存在します。ただ、それぞれの認識が正しいか間違いかを問うよりも、単純にアップデートしたほうがいい部分があるのなら、素直にアップデートすればいいというだけのことなので、今回のテーマについて皆さんが読む内容に対しても同じく、アップデートできる部分を探していただき、今後に活かしていただければと思います。

【1】「失敗」を「失敗」と確定するのは’いつ’なのか

 人が「経験のない初めてのこと」や「過去挑戦して苦手だと感じたこと」に挑戦する時、誰もが先天的に考えることがありますね。例えとして以下にいくつか並べてみます。

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 具体的に「どんなことに挑戦するのか」や「その人にとっての難易度がどれほどのものなのか」、所謂ハードルの高さにも因るかもしれませんが、上記に挙げたようなことを頭で考えてしまい、「躊躇い」や「不安」から実際に始めるまでの間に時間がかかってしまうことはありませんか?または、自分以外にそういう人がいませんか?そういう人がいて当たり前であることを前提にこのあとの話を続けます。

 では、上記に並べた7つの項目について簡単に紐解いていきたいと思います。あくまでも、「個人として新しいことや苦手なことに挑戦する時」をベースに考えていきますので、その点だけご留意ください。全ての項目に触れたのち、総合的にまとめていこうと思います。

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 知識も経験もない状態で新しいことに挑戦しようという時に、「計画を立てる」ということは、物事を計画的に進めていくためには一見もっともらしい考え方のように思えます。では、反対に、「知識を詰め込み計画を立てれば物事は計画通りに進むのか」と言えば、決してそんなことはありません。知識を習得するのにどれくらいの時間がかかるのか、計画を立てるのにどれくらいの工数がかかるのか、一度立てた計画は本当に計画通りに進むのか、考えなければいけないことはたくさんあるように感じられます。

 「課題」という言葉がありますが、課題はいつ生じるでしょうか。課題が何かに気付くには、「実際にやってみてから気付けること」が圧倒的に割合を占めていて、やる前にわかる課題は課題と呼べるほどのことではない場合がほとんどです。実際にやってみることでわかることがそれだけ多いのであれば、「まずやってみる」が大事で、次に、やってみた結果、どんな課題があることに気付かされるのかといった「課題認識」をすることが一番早いと考えられます。

 どんなに時間をかけて計画を立てても、実際にやってみたら思ってたのと違っていて、「計画を修正することに追われる時間」が生じるため、逆に物事が円滑に進まなくなってしまう傾向に向かってしまいかねません。知識についても同様で、始めは基礎知識に留めておき、「とりあえずやってみること」が大切で、回数をこなす上で気付かされる課題をその都度クリアしていくことで自ずと質は上がっていくものと考えるほうが、「小さくも確実な自己成長を実感すること」も可能になります。

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 これも、間違いではないです。ただ、どんなに調べて知識を詰め込んでやってみたところで、一発目からうまくいくことはそうそうありません。もしうまくいくことがあったとしても、それ自体は過去の経験が活かされているというだけで、むしろそこまで時間をかけて調べる必要もないことになります。よほど好奇心が強いという人であるならば、きっと「試しながら調べる」と思いませんか?

 それに、調べるにしても、どこまで調べれば着手できるのかといっても始めから明確な基準はないはずです。知識の収集は役に立たないとは決して思いませんが、まだ何もやっていない段階で何について調べればいいのかは明確ではないはずなんですよね。先ほどの「課題認識」と同じで、何について調べるべきかも、まずやってみてから検索ワードをピックアップするほうがいいでしょうし、1度目と2度目では必ず何かしらの変化があるはずです。もう少し書きたいことはありますが、次に進みますね?

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 ここは3つ同時に触れていきますね。まず「効率を良くするには?」についてです。これね、結構いませんか?まだ何もやっていないのに「効率の良い手段や方法」を最重要視する人。初めてやろうとしていることの何を材料に効率アップを図ろうとするのか、正直ボクにはわかりません。もし会議やミーティングに複数人が参加している状態で効率効率と言う人がいた場合、話は一向に進みません。「とりあえずやってみないとわからない」という言葉はここでも出てきます。不毛な議論になるのは目に見えていますから、効率アップばかり主張する人がいる時は、これを遮断することをオススメします。

 次に、「できるかどうかわからない」について触れていきます。もしこんなふうに心配そうに、不安そうに言う人がいたとしたら、是非言ってあげてください。「だよね!まだやってないんだからわからないよね!」と。さらに言うなら、「今は心配とか不安があるだろうけれども、とりあえずやってみてどちらも払拭していこう!」と。

 次に、「やる意味があるかわからない」について触れていきます。これも同じく、まだ何もやっていないのにわかるわけがないというお話です。結構いますよね、やる前からブツブツ言う人。やってみたら面白いかもしれないし、新しい発見があるかもしれないし、それこそ過去の経験が活きるかもしれないし、とにかくやる意味もやってみないことにはわかるわけがないのです。ですから、「やる前に余計なことを考えるのはやめましょうサイン」はどんな形でも構いませんので、「とりあえずやってみましょう」に持っていくことをオススメします。だんだん核心に迫ってきています。では、次いきましょう。

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 次はこれです。「え?」って思いますね、ボクなら。やらない理由とかやりたくない理由とかできない理由が、「誰にも教わったことがないから」ということであるならば、それを言った瞬間「屁理屈」だと思われてしまいかねません。そもそもこの一言だけで「少しもやろうと思っていない」のだと自ら遠回しに言い訳しているに過ぎません。仕事においてはNGワードですね。はい次、最後です。

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 はいこれ、「誰にも教わったことがない」と言い訳的なニュアンスという意味では似ていますが、根本的に違います。その違いとは、遠回しな言い訳ではない、ということです。例えば仕事とか学校の勉強とかで「別にやりたいともできるようになりたいとも思ってない」なんて言われたら、上司や先生は頭を抱えてしまうかもしれませんね。ただ、意味合い的に仕事と勉強ではまた目的が違うため枝分かれしてしまうのですが、ここでは、単純に「やる意思がない人」を対象にします。

 個人の意思に関係なく、やったことがなかろうと苦手だろうとやらざるを得ないことって往々にしてあると思いませんか?そういう時に、何とか言い訳をして逃げられないかと考える人は、遠回しに言い訳することもあればド直球に拒絶することもありますね。できるようになった時、「あんなに拒むほどのことだったっけ?」と気付いてくれたらいいのですが、まだ何もやっていない段階でこんな逃げ方をされてしまったら、今回のメインテーマ【失敗とは、いつ確定するのか】を逸脱してしまうことになります。


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 共通点は、たったの1つしかないということが窺えます。それは、「失敗を恐れた実行への拒絶」です。もう一度赤文字で表記しましょうか。

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 「あたし、失敗しないので。」と断言するドラマ「ドクターX」の大門未知子みたいに言う人はごく稀でしょうね、存在自体が。行動することで失敗をすることがない人なんて一人もいません。それなのに、失敗すること自体を嫌ったり恐れたりする人や、失敗することを許さなかったり、失敗した事実がどれほどダメなのかを切々と叱りつけたりする人、双方いますよね。

 失敗した人は、失敗したという事実を、本人が一番よく自覚しているはずなのに、その自覚域を超えて無駄に叱ったり説教したりする人いますよね?当然、失敗した人はそんな仕打ちを受けたら、次から失敗を恐れるようになり、失敗することを避けるために「(失敗したら怒られるから)やったことがないことを率先してやろうとしなくなる」という心理的な恐怖心を植え付けられてしまうのです。ここで初めてメインテーマの解答を記します。

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 次回挑戦しようと思えばできるのに、やろうと思えばできるのに、やらずに自らその機会を破棄する時、失敗は確定します。

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 ただですね、これまでに挑戦した回数に関係なく、「年齢」が大きく関係したり、「怪我」や「病気」が関係したりして、自分の意思では何ともならない時、これを失敗とは言いません。ただ、その現実を受け止めるしかありませんが、挑戦する意志はあるのにもう2度と挑戦することができなくなる可能性は、人間誰にだってあることかもしれません。だから、挑戦できる時に、やれる時に、精一杯やっておくに超したことはないのです。もしくは、別のことに挑戦するという選択をすることで、挑戦する機会が消失した過去をアップデートできるでしょう。

 恋愛はともかく、結婚や出産だけではなく、(擁護するつもりはありませんが、)不倫や浮気もしてみるに超したことはないと思います。経験することでしか気付き得ないことは無数にあるのですからね。不倫や浮気を経験したからといって人格否定されるべきだということでもありませんからね。それにも勝るのが【生きる権利】です。どう生きても人生、そうやってドンと構えておくことで、否定されようが批判されようが挑戦することや行動することが楽しくなってくるものです。一度きりの人生ですからね、他者からの制約によって自身の人生を縛られることを良しとするも拒むも自分次第です。深いですね~。


【2】何もやっていないうちから「失敗したあとのこと」を考える意味

 ボクの父は昔からよく言っていました。「過ぎたことは仕方がない」「やってしまったことは仕方がない」と。でも、単にそれで済ませていいわけではなく、「次にどうすればいいかを学べ」という意味の話をしてくれました。やってしまったその1秒後からどんな失敗も過去になる、と。過去の失敗を悔やみ、反省することが無意味なのではなく、その後も心を失敗に囚われて挑戦しなくなることがいけないのだ、と。

 「失敗したらどうしよう」とか「どうせ失敗するし」とか言う人って、自分に自信がないからそのようにボヤくのでしょうか?それとも、自分にとって失敗は悪だとでも思い込むほどストイックなのでしょうか?ボクは自信があるなしは関係ないと断言しますし、失敗が悪だなんて思い込むことほどもったいないことはないと思っています。なぜボクがそう思うのかおわかりでしょうか。理由は唯一これです。いや、これしかないと思っているからです。

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 よくよく考えてみれば納得できると思いませんか?法律、規則、ルールは、常に誰かが取った行動によって何かマズいことになったという過去の事例から、どうやってルール化しようかと誰かが議論して考えて作られるものですよね。これらは全て人間の失敗によって定められているものですよね。ボクがですね、「現代人はご先祖様に感謝すべきだと思う理由」もここにあります。

 人の失敗をバカにしたり、自身の失敗を恥じたりするのは、もうそれは、本当に、個人の自由ですよね。ただ、自身を制御することはできても、自分以外の他者を制御することは不可能ではありませんか?ですから、「人の失敗を笑うな!バカにするな!」なんていう正義を振りかざしても、大して意味はないのです。言っても言う人間は言うし、笑う人間は笑うのですからね。むしろ、自分が失敗した時はバカにして笑う人間たちと一緒になって自分も笑うくらいがちょうどいいのではないかとさえ思えます。

 失敗することそのものを深刻に捉えすぎて、精神的に立ち直れないレベルの失敗をすることは、人生に1度か2度くらいではないでしょうか??

 では、「恋愛における失敗」について考えてみましょう。とても大好きな異性に初めて告白して振られた場合、これは失敗ですかね?つまり、気持ちが伝わったか伝わっていないかに関わらず、です。伝わっても「気持ちだけありがたく・・・」と言われて振られることもあるわけですよね。この場合はどうでしょう。やはり失敗ですかね??

 ボクはそうは思わないのです。確かに?あまりにしつこいとストーカーとか揶揄されて気持ち悪がられるかもしれませんけれども、「たった1度告白して振られたこと」で完全に諦めた時、初めて失敗は確定するのだと思います。自分に何かしら魅力が足りなかったのか、それとも異性がそれどころではない何かしらの事情があるのか、不明なことは溢れ返ってくるでしょうけれども、「不明なことがある」ということが諦める理由にはならないのではないでしょうか。

 しつこさを排除し、次回のアタックをどうしようか・・・、そういう思考回路が働くかどうかで、今度は「振られ方の質」が変化するのではないでしょうか。例えば、1回目はかなり雑に振られたのに、2回目にアタックした時に「なんか1回目と違う」といった振られ方の質が変化したことに気付けると、本当に好きなら考えますよね、さらに次のアタックをどうするか。でも、3回告白して振られたら、さすがに諦めたほうがいいかもしれませんね?(笑)方法論ではない確率が高まりますからね。でも、こうも思うのです。

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 つまり、こういうことです。

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 これがですね、「失敗という言葉に対する適切な認識」だとボクは思います。どうですか?挑戦意欲が掻き立てられたのではないでしょうか?

 初回はこのくらいにしておきますね。大体5000文字を目安に投稿していきますので、是非是非楽しんでいってください♬

※心から「読んで良かったぁ~!!」と思っていただけた方は、この記事に100円サポートをお願いしますね!!皆様の投げ銭で、私はもっと良いものをお届けできるのです(・∀・)あはっ♬

 さて、次回は、今回よりも掘り下げていきますので、お楽しみに!!

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