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【職場改善note有料マガジン】No.0020・・・職場における接続性にはバグが起きやすい。Amazonに学ぶ接続性とは…?

 やっと20回目を迎えました「職場改善note有料マガジン」。 最近はGoogleフォームに思考を囚われてだいぶ時間を費やしましたが、仕事関係で文章作成して事の変化が起きましたので、今回はそれを踏まえて書いていこうと思います。

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ズレた論点を正しく修正するためには文字力が必要

 鉄製の製品の在庫保管体制が整っていないために、運送会社の倉庫にストックしてあった受注待ちの製品がサビる。 いったん自社へ製品を戻し、サビをスプレーがけして隠すという手直しが必須の状態。 その手直し作業をやる人間たちは、本来その義務のない人たちで、毎日毎日「加勢する立場」として文句ひとつ言わずに手伝ってきた。 すると、手直し後の製品の最終検査員から「サビ残り」を指摘され、昔やってたようにもっと時間をかけて手直しをしろ、という物言いがあった。

 特に湿度の高い3月から10月にかけては、製品出荷前に必ず製品がサビる。 製造日から3~4日倉庫保管している間にサビてしまう。 鉄を扱うモノづくりの会社が、防錆対策をすることをいつからか諦めてしまったために、製品がサビる→手直しでサビをスプレーがけして隠す、という工程が当たり前になった。 ボクはこの職場で働き始めて2年半になるけれども、本来やるべきではない、本来やる必要のない、本来やってはいけないこの作業をずっと手伝ってきた。

 おまけに、ボクは派遣社員だから、断ろうと思えば断れるし、正社員から指示・命令されることはまずない。 指示・命令されようものならコンプライアンス違反だからね。 それでもずっと手伝ってきたんだけど、サビ残りを検査のおっさんがビービー騒ぎ立てたから、こりゃー人肌脱ぐしかないなと思って動くことにしたんだ。 最終検査でサビ残りが確認されると、その製品の品質管理の担当者を呼びつけて、「ほら、見てみろ、サビが残ってるぞ!」と、毎度毎度ご苦労さんという感じで、担当者はその対応に追われてしまう。

 検査員のおっさんが言うには、サビ確認の仕方がおかしいだとか、手直しに抜け・漏れがあるだとか、目先の方法論に意識を奪われて、サビ隠しを手伝ってくれた人たちのミスを吊るし上げるように騒ぎ立てている。 ボクが属している部署の係のメンバー3人全員が、品管担当者に向かってブーブー言っている。 板挟みの担当者はアワアワしている。 そんな様子をボクは面白そうに見ていた(笑) だって、「論点」が激しくズレてるんだもん。

 倉庫にストックしてある製品のサビ確認も手直しも、ボクたち係のメンバーに義務があるわけでもないし、サビ残りがあったからって責任があるわけでもない。 それでも毎日毎日手伝ってきたボクら係のメンバーに対して、ミスを指摘するだけではなく、作業手順がうんぬんかんぬん言っている(笑) 「おや? これは・・・(笑)」と思った。 ツッコミどころ満載の状況に対して、ボクは個人として文章を作成することにしたんだ。

 このおかしな状況の本質に目を向けてみよう。 すると、まず「製品在庫の管理体制が整っていない」ということから、「客先に出荷する前に製品がサビる可能性がある(事実サビている)」ということを関係者全員が認識している。 そして、そのサビをスプレーがけして隠す作業を、ボクら品管の係が「協力する立場」として引き受け、毎日毎日シュッシュシュッシュしてきたわけ。 でも、それが1年・・・2年・・・と時が流れるにつれ製品のサビを隠すことが常態化してきたんだよね。 まぁ、それでも、誰かがやらなければならないということで、文句ひとつ言わず手伝ってきた。

 その結果、検査の人たちは、サビ残りがあると「サビ手直し作業をした人のミスだ」として、やんややんや言うわけね。 でもさ、元を正せば、在庫品の管理体制さえしっかりしていれば、この無駄な作業をする必要はなくなるわけで、検査の人たちもいちいちビービー言う必要もなくなるわけ。 でも、管理するにも膨大な費用がかかるとかで、ガス封入式のビニールを被せて保管してみたものの、やっぱりサビる。 小手先の防錆対策をするだけで、それ以上の対策を考え議論することもしなくなったために、いくら手伝っても状況は変わらなかった。 

 「ボクらにはサビ手直しをやる義務はないのであります。 メンバーそれぞれ自分の業務を抱えている中で、可能な限り加勢してきたわけですが、そこまでミスを吊るし上げるようなマネされては、担当者もいちいち呼び出されて仕事どころではないでしょうし、「サビる→手直しをする」という無駄な作業をしなければならないのは、製品在庫の管理体制が整っていないからであって、作業者のミスばかり指摘するのはどうかと思いますが、いかがでしょうか。 防錆対策として被せているビニールシートには年間膨大なコストがかかっているにもかかわらず、結局それでもサビてしまっているのですから、これもまた無駄ですよね。

 本質的に管理体制が整っていないのですから、そのあとに続く本来不要な作業も、ミスを指摘するだけの議論も、全て無駄になってきます。 そうと認識していながらボクら作業者たちのミスを指摘するのであれば、今後一切加勢は致しかねます。 実際に、サビの責任は宙に浮いています。 誰が悪いわけではありません。 言わばこれは、関係者全員の責任であると言えます。 ならば、「痛み分け」をするというのが一番賢明な考え方ではないでしょうか。 ボクらはこれまで毎日加勢してきたわけですから、これ以上の痛みを負うわけにはいきません。 検査も現場も相応の痛みを負うべきではないでしょうか。」

 というような社内メールを発射した結果、現場の最終工程で1つ防錆作業を追加することになった。 ボクから言わせれば、今さらって感じだし、今まで何やってきたんだ?と言いたい。 「仕事をしろ」と言ってしまいそうになったが、それはあまりに失礼な言い方になってしまうので、とにかく「本質」が整っていない、「論点」がズレている、ということを改めて認識してもらうために文章を作成したのだ。

 派遣社員のボクが言うべきことではなかったんだけどね、正社員同士、みんな馴れ合いまくって言うべきことを言わないものだから、敢えて言わせてもらったんだ。 ボクはいくら嫌われようと批判されようと全く気にしない。 感情もいらない。 ただ、論理的に状況を言語化することで、これまで当たり前だと思ってきたことが間違っているんだよ、ということを示すだけ。 そんなにサビた状況をなんとかしたいのであれば、本気で管理体制を改革しろよ、と。

 ホント、正社員であるかそうでないかが関係なくなってきてるんだなーって思う。 ある程度の年齢になると、職場を改善しようとかコスト削減しようとかってことを真剣に考えなくなるのかもしれないな。 社員たちが馴れ合いまくってる状況を見ると、ボクは敢えてぶつけてみたくなる。 あんたら間違ってるよ、と。 論点がズレまくってることにも気付かづにやんややんやと人のミスを吊るし上げるようなおっさんを黙らせることなんて簡単簡単。 これは、コンピューターやインターネットで言うところの「バグ」。 こんなバグは簡単に修正できる。

 何も、派遣社員だからって黙ってることはない。 接続性を持たせた文字力さえあれば、おかしな状況であるかどうかを把握することも、それに対して最適な発信をすることも、簡単にできてしまう。 正社員同士は馴れ合って仲良しこよしだから、言えないんだよね、嫌われたくないから。 くだらん。 状況わかってて言ってるのか?って言いたい。 「製品がサビる時点でおかしいだろーがどう考えても。 その先の無駄な作業のミスを指摘している場合か? あんたら正社員だろうが!!」と。 でも、そこまで言ってやんねーよ。 自分らで気付けそれくらいって思うから。 ボクら係のメンバーが手伝ってるのは、完全なボランティアだ。 それを義務だ責任だとすり替えて騒ぎ立てるならあんたらでやったら?ってことになるよね。

 ボクなんかよりも良い給料もらっておいてそんな調子で毎日仕事してるんだから、呑気なもんだよなーホントに。 雑魚感がハンパない。 学歴も肩書も性別も関係ない。 認識に問題あり過ぎて、一言文章を発信したら黙っちゃって、弱い弱い。 それ以上騒ぐなら本当に手伝わねーからなって今度言ってあげようと思う。 人の協力を得たければ、相応の態度と言葉遣いをしたら?とね。 偉そうだなんだと揶揄するのは彼らの自由だ。 しかし、いくらそんなことを言ったって、物事は先に進まない。 そこまで言ってやらないとわからないのなら、終わりだね、終わり。 その製品を扱うのを会社として辞めるべきだ。 みんなサビに関しては他人事だからね。 呆れて腹も立たない。

 アマゾンが人とモノを接続する世界トップの企業であることは紛れもない事実。 そこから学べることは何でも学び、自社の業務に落とし込めばいい。 謙虚さはどこの会社でも必要だよな。

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