そうそう、わかる、となったあと。

今週の私を見てました？　と思えて笑ってしまった。
仕事に関してのレスは爆速だけど、プライベートでは悪癖がある。
個人でのやり取りだとじっと眺めながらもレスは早めを心がけているのだけど、たとえばグループLINE。あれは本当に苦手だ。

4人以上になるとだいたい通知をオフにしてしまう（ごめんなさい）。
中2女子の学校とか習い事関連のはそうするわけにもいかないから、かなりストレスになる。人数が多いと必然的に受信音が連続しやすい。あれが苦手。
友人まわりだと仲がいい相手がグループに含まれていたら、必要に迫られれば個人的に連絡をくれるだろうと勝手に甘えている（ごめんなさい）。
グループの既読スルー率、とても高い……（ごめんなさい）。
自分のタイミングで目を通すのだけど、レスするには時間が経過しすぎていたり、どう入っていっていいのかわからなくてそのままになってしまう。
総じてごめんなさいしかない。
若い頃はできていたのに、近年本当にダメだ。
個人宛だと早いから！　ごめんなさいね！　となってしまう。

今週は久しぶりの方からメールで連絡があって、お茶をすることになった。
ひと回りほど年上の女性の漫画家さんだ。
前に会ったのコロナ禍に入る前だったね、と言われて驚愕した。
時間の流れが豪速すぎやしないか。うそ……と固まった。

前回のお茶がはじめましてだったのだけど、そこから2～3年はやりとりがなにもなかった。もしかして私が失礼をやらかしてしまったかな、とか、体調がすぐれないということは聞いていたからなにかあったかなとか、いろいろと考えてしまってこちらから連絡することもできないままだった。
……結果、遠慮も気遣いも行きすぎたものだったらしい。ごめんなさい。

彼女とはLINEも交換しているけれど、いつもメールで連絡をくれる。
私はそれがうれしかった。前に会ったときも、とても距離感に敏感な人なのだろうなと感じてそれが心地よかったのだ。
ふわふわまあるい静かな空気を纏う、気遣い上手の大人の女性。
私はライターデビューから10年が過ぎていて、彼女も漫画家デビューから30年が過ぎていたという、今回は偶然にも区切りを祝えそうなお茶会だった。

そこで、どうしてこうもこの人に対してほっとするのだろうという謎が解けた。

大人の包容力とはまた別に、どうやら性質が似ているらしい。
さっきのグループLINEの話ではないのだけど、どうにも外部刺激に弱いというのが共通していて『HSP』の話題になった。
近年とても認知度が上がったけれど、そのおかげで話題として扱うことに妙な気を遣うようになった。とはいえ一方的でない場合とても話しやすいネタだ。
私はHSPのチェックリストをひと通りこなすと恐ろしくハイスコアを叩き出してしまう。どうやら彼女もそうらしく、距離感に敏感な印象を受けた理由はそれだったか……と納得した。

・無音じゃないと原稿ができない
・作業通話しながらとかは絶対に無理
・ガツガツ距離を詰められると逃げる
・孤独を愛する（孤立とはまた違う）
・たまに過集中を発揮する
・いろんなことに気がつきすぎて自爆する

……私の主なところはコレなのだけど、HSPも細分化されるのでいろんな人がいる。というのをその昔、私がめちゃくちゃにしんどかったときにカウンセラーさんから教えられた。
マイナスだと思っていた面が、実はシナリオのお仕事にはかなり適していて、これ以上に合う職はほかにはないと思っている。

彼女とのおしゃべりは本当に楽しくて、ゆるゆるといい時間が流れた。
その日の夜にお礼のメールを送ると、すぐに返信があった。
「全然疲れなかった」とか「本当に楽しかった！」、「またお茶やおでかけしようね」といったことが書かれていて、とてもうれしかった。
我々の基準として「全然疲れなかった」というのはかなり大きく占める。
いいお姉さんができたみたいでうれしい。

そんなこんなで、今年はここまでこんな感じでいろんな人に会えたし、いろんなところへ行ったのだけど。この先はしばらく引きこもりになる原稿月間が続く予定とあり、来週からこのnoteが不定期になる可能性が出てきた。

どこにも行かないからネタがないのではないか、というより、時間的に厳しいのではないかという懸念がある。
余裕があればそのときは、という感じになるかもしれない。
とか言いながら毎週書いてるかもしれない。わからない。
根詰めてやるべきときってたまにあるのだけど、わりと今がそれで、でもそれがずっと続くわけでもないので、また再開できたらいいなと思っている。

いつもコメントをくださる方、スキしてくれる方々、ありがとう。
スキといえば、note非会員の方からのスキはおそらくX（Twitter）アカウントをフォローしてくれている方だと思うのだけど、必ずと言っていいほどスキしてくださって毎週拝みたい気持ちになっている。ありがとう。
おかげさまで日記が続き、記録するクセのようなものを身につけることができたので、目標達成ということでいい気がしている。ありがとう。