私は人よりも、だいぶ遅い遅い遅咲きの女です。
長い間、呑気に主婦という立場で過ごしてきました。
仕事を頼まれたのは53才になってから。

「風が吹けば桶屋が儲かる」のような話です。
何かが一つ違えば、私の人生は変わっていたのでしょうか？
それとも、同じところにたどり着く運命だったのでしょうか？

始まりは、2011/6/5
日記には「先週雨だったため、フリマが今日になった」と書いてある。
1週間違ったら、その出会いはあったのか？
無かったのか？

その日、大学1年生の息子は近所のフリーマーケットに出店していた。
テレビゲームのソフトを並べて売っていた。
そこに現れたおじさんは「中3の息子がフリマを楽しみにしていたが明日から試験なので、来るのを我慢して家で勉強をしている。偉いのでゲームをプレゼントしたい、何がいいか？」

息子はこう答えた。
「信長の野望をやれば歴史が得意になって大学受験に有利ですよ」
「それは良いね、貰っていこう」
それで、なんやかんやいっぱい話して意気投合。
すっかり気に入られたらしい。

「君はなかなかしっかりした若者だ、どこの大学に行っているの？」
「慶應です」
「うちの息子の家庭教師になってくれないか？」

「僕は勉強はできますが、教えたことはありません、塾講をしてみますので1年待ってください」
そんな約束をして、息子は駅前の個別指導塾でバイトを経験した。
「僕のほうが良い塾をできそうだ」

翌年の春から、約束通り勉強を教えることになった。
しかし、息子は、
「家庭教師だと高くなるから、自宅で何人か集めて塾をやりたい」
と言い出した。
お母さんも手伝ってほしいという。

「私で良いのですか？」

専業主婦だった52歳の私に
息子から、仕事の依頼です。

楽しそう💛

そんな面白そうな話、断るはずもない。

私はチラシ作りを手伝ったり、掲示板に貼ったりしました。
どんな子が来るかしら？
ワクワクする経験でした。

縁もゆかりもない人間が、チラシを見て電話をくれて、生徒になる。
昨日まで知らない人だったのにね。

「独学塾」という名でスタート。

「ここを読んでわからなかったら、こっちを読むんだよ」と
勉強を自分でできるように、そのやり方を教える塾です。

最初は高校1年生が何人か集まって始まりました。
息子が大学を卒業、本格的にスタートしてからは
中学生が主流になりました。
その後、塾の名前を「早慶あべ個別学習塾」に変えました。
どんどん、若者が入ってきました。

小1～既卒までの塾になり、
私は、生徒の休憩時間にボードゲームで遊んだり、
コレクションの立体パズルの貸し出しをしたりする係。
毎日楽しかった～
自分では子供を1人しか産めなかったのに、
たくさんの可愛い子供たちに囲まれて幸せだった～

そこに
2020年、コロナがやってきた！
「コロナで亡くなるのは年寄りらしい」というニュース。

感染予防には、人に会わないことが大切。

TVには小池百合子都知事が連日出ていました。
「3密(密閉・密集・密接)を避けましょう」
と言ったり、
「STAY HOME週間」などと言っていました。

その時、私は60歳、微妙なお年頃。

息子が言いました。
「お母さんがコロナで死んでもつまらないから、チラシのポスティングをやめて、少人数にしよう」

そうね、今は縮小しましょう。
そして、コロナが収まったら、もう少し大勢面倒を見れるような場所に移転するのもいいね。
今は、塾の中でコロナが、はやらないことが大切。

パーテーションを置いたり、換気をしたり、
小学生を早い時間に移動したり、
工夫をしながら、
塾生を自分でできる子に育てていきました。


2022年、気づけば、息子29才、
ワーキングホリデービザを使える最後の年齢になりました。

高校に合格した生徒も、すっかり自分でできるレベルになったことだし、
思い切って2022年5月から塾の授業をリモートに切り替えました。

さあ、息子、海外へ。

息子は手始めに5/16~7/12アイルランド
カウチサーフィンを経験。
仕事どころか、シェアハウスの空きも見つけられずに、
語学学校に入り部屋を斡旋してもらいました。
格好つけて準備をせずに行ったアイルランドでは
仕事を見つけられないまま時間が過ぎていきました。

7/17公認心理士の試験のために一時帰国。
そのころは、
「準備は大切だ」と繰り返し、何度も言っていました。

息子が検索していると、他の国は１年なのに、
オーストラリアは２年間いられるということがわかりました。
検索大事ですね～

そんなわけで、息子は再び出発しました。
9/1からはオーストラリアのケアンズ。
10月から、cafeで料理をしているようです。
店の料理は一通り覚えたと言います。
エッグベネディクトも作れるらしいですよ。

食べてみたいなあ。

寂しいな。

息子のいない生活はつまらない。

生徒も来ない。

寂しいよ～

そんなある日、
「順子先生、ランチしましょう」という
塾生の保護者からのline。

捨てる神あれば拾う神ありです。

「ちょっと相談があります」
何でも相談に乗りますとも‼
私は大喜びで会いに行きました。
楽しいランチタイムをありがとう！

ここで、何と！
再び仕事の依頼が来ました。
人生2度目の仕事依頼です。

相談の内容は子育てではありませんでした。

「順子先生、株を教えてください！」

「私で良いのですか？」

息子がワーキングホリデー生活を楽しんでいるのは、
確かに、投資がうまくいったおかげなので、
ネット証券で手軽に投資ができる時代に、
NISA枠を使っていない人はもったいないな～と思っていました。

「私でよければ、教えますよ」
すぐに答えていました。

だって、嬉しいじゃないですか～
嬉しいですよ～

でもね、旅の予約を2つしてしまったの。
ジェットスターで福岡と高知の
一人旅をしてきます。
その後ね。

そして、11/11
マンツーマンの投資教室がスタートしました。
ポッキーの日にスタートでしたよ。

その話を
静岡の友人に何げなく話しました。
「私、株の先生になっちゃったの」とね。

「え？私にも教えてよ！」
「興味あった？」
「あるある～」
「良いけど、遠いじゃない」
「ZOOMでできるよ」
「そうなの？」

そんなわけで、わたくし63歳にして株の先生になり、
ZOOMもデビューすることになりました。

おまけに！
授業料をPeyPeyに振り込んでくれると言います。
これも、初体験です。
PeyPeyもデビューすることになりました。

「面白そうなことやってるじゃん」
もうねえ、息子に褒められて有頂天ですよ♬

その後、友人が、
「NISAに興味はあるけどやり方がわからないって人がいるんだけど誘っていい？」
「いいよ」
「何人までいい？」
「何人でもどうぞ」
って答えたら、どんどん増えて、
ZOOMのメンバーは、静岡4人、横浜1人、北海道1人、
いきなり、
6人の先生になってしまいました。

善は急げで「初心者経済サロン順子」
毎週水曜日、11/30スタートしようと決め、
友人のガイドに従いパソコンにZOOMを入れたり、
ZOOMの練習。
授業の資料作り。

猛勉強の日々ですよ。
人に教えるとなると、いい加減なこと言えませんからね。
勉強するしかないですよ。
この時に思ったのは、
noteをやっていて良かった～
資料作りが苦にならないのよ💛
楽しくできるの。
もちろん、
書く習慣が付いたってこともありますよ。
書くことが苦にならないってのは大きい！
でも、それだけではないんです。

まだ見ぬメンバーに向けて書いていく作業が楽しい。

それはたぶん、

noteでスキをつけてくれた人たちのお陰かな？

みんなが喜んでくれるだろうという想定で書いているから、
楽しみながらサクサクと資料作りができました。
自信を持って生きていくっていいよね。
気楽になれるよね。

スキをつけるって社会貢献。

それとね、
10月にお参りした福岡の太宰府天満宮は学業の神様だったんですね？
あれから、猛烈に勉強する人生になりました。
あそこの神様は本物だわ！

1/11から、昼間のコースも始まって、これで生徒は10人。
ますます、責任が重たくなってきました。
ねえ、不思議な人生でしょう？

さあ、みんなを大金持ちにするぞ！
というほどのことは、おこがましいですが、
ネット証券を使って投資信託とETFなどの株式投資を自分でできるように教えますよ～

そのほかにも気になることがあります。
給料も上がらないのに通貨が弱いかもしれない。
こんな国に住んでいるのに全財産を円にしておくのは無謀かもしれない！

さて、資産の何割かをドルに換えるとしても、そのタイミングはどうしたものか？
先ずは、FXをやってみよう。

そんなわけで、私は今、FXの勉強もしているんです。

太宰府天満宮の神様はもっと勉強しろとおっしゃっています。
あそこの神様は、最強ですね。

それから、気づいたことなんですが、
人間は、自分のお金だと思うと「何に使おうと私の勝手でしょう？」って
深層心理で思っちゃうところがあるから、
慣れてくると気に入った企業の株をわりと気軽に買えちゃうんですよ。
いい加減に買った株のいくつかは下がってきます。
政府の統計で7割の人が損をしていると出ていますが、
いい加減に売買している人が7割なんだと思います。
本業ほど本気でやらなければ損をすると思います。

私も、仕事をしながら始めた40年前には、気楽でした。
バブルがはじけて下がってきても、どうしたらよいかわからずに
見ないことにして放置しました。
そうしたら、ちゃんと、半分に減りました。
あれから、損切を覚えて、分散投資を覚えて、
長い年月が立ちました。
やめなくて良かった～
まあ、趣味だからね。

まあまあ、利益が出るようにはなりました。
それでも、儲かってくると、楽しくなって、
格好の良い名前の会社を選んでしまったりします。

ところが人にアドバイスとなると、
絶対に損をさせられないじゃないですか。
いい加減なことは言えないですよ。

なので、「この会社どうでしょうか？」って聞かれたら、
シビアにチェックします。
凄く慎重に調べるようになりましたよ。
そうしたらね、
あれよあれよと投資のパフォーマンスが、良くなってきました。
こんなふうに感じるんです。

「これは、神様からのご褒美ですか？」

いろんな本に書いてあるじゃないですか～

「感謝する人が幸せになる」って。
「社会貢献をすると良い事がある」って。
「金が金を呼ぶ」って。
「風が吹けば桶屋が儲かる」って。
最後のは違いますか？


先生になるってことは、
一番勉強するってことなんだね？

一番勉強するってことは、
何かがわかってくるってことなんだね？

何かがわかってくるってことは、
サロンは月¥1100(税込み)でも、
質問に答えながら何かを調べた拍子に気づきがあったりで、
銀行株を買えたりして結局、儲かってしまうってことなんだね？

やっぱり、
「風が吹けば桶屋が儲かる」になってる。
人と関われば何かが起こりますね。

出会いって最高だね♬



最後までお読み頂きありがとうございました💛

2021/5/24にnoteを始めました。

NO.55　「私で良いのですか？」仕事依頼２連発

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