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日記というより書評じゃね?【2024/01/29】

 どうも。昨日ぶりです。週1〜2で書きますと言ったんですが早速2日目です。書くことがあったら毎日書くでしょうしなかったら多分書きません。そんな気まぐれでnoteは更新しようと思うのでよろしく。

 さて。昨日、次日記を書くときには何某かの感想でもここに書こうとかなと思っていたので早速一つ作品を紹介しようかなと思います。

 今回紹介する作品はこちら。MF文庫Jから出版された三船いずれ先生の『青を欺く』という作品。

ぶーたさんいつも素敵なイラストありがとう。

 どんな作品かというととりあえず公式サイトからあらすじを引用。

 俺、城原千太郎はウソつきだ。空っぽな自分は表に出さず、他人の仮面を被って毎日をやり過ごす。だがそんな高校生活はある日、小悪魔かわいい後輩女子・霧乃雫に打ち砕かれた。『映画監督』の霧乃は「ウソつきは、役者のはじまりです!」と俺を自主制作映画に引きずり込む。しかも期待でキラキラした顔で撮りたがるのは、俺が演じる「最高にイケてる役」!? 加えて学級の人気者だが本性はサバサバ系女優の桜に、体育会系のボス・石田もチームに入り撮影はスタート。しかし、とあるトラブルから映画作りは難航してしまう。その裏には霧乃の隠し持った想いが──? ウソだらけで、間違って。でも、この青春はきっと止まらない。

https://mfbunkoj.jp/product/aowoazamuku/322308000957.html より

 主人公である城原千太郎(きはらせんたろう)がヒロインである霧乃雫(きりのしずく) に巻き込まる形で自主制作映画の俳優をやりはじめその中で色々なことが起きるといったような青春小説です。

 まず初めに知っている人は知っているのでしょうけど僕はこういう青春ものが

超超大好物

 です。
 なのでそれを踏まえた上でこの後の感想を読んでほしいなと思います。つまりあんまり参考にしないでねということです。あと若干ネタバレ注意です。核心部分のネタバレはしないつもりなんですが説明する上でどうしても書かないといけない部分があるので悪しからず。

 まず、この作品で一番よかったなと個人的に感じるのはキャラの作り方です。

 例えばこの作品の中に石田という男キャラが出てくるんですが、彼は野球部でクラスの中で「一派」と呼ばれる運動部集団のボス的存在。しかし、そんな彼からは想像できないような繊細な小説を書いていることが後々わかったりと。いわゆるギャップというのが登場するキャラクター、全員にあっていいと思いました。

 結局、プロトタイプのような人間というのは現実に存在することは多くなく誰しもが何かしらの表と裏という二面性を持っているものだと個人的には思います。特に青春小説ではそれをいかに出していくかが個人的にはキャラクターの魅力というのに繋がると思っていたので、僕はすごくこの作品に引き込まれたなというわけです。

 あとはウソという言葉を印象つけているのがよかったです。

 主人公の城原は自分のことをウソつきだと言っていて、事あるごとにウソをついて全てを誤魔化そうとする癖のついた男の子。ウソで自分を塗り固めようとするのは自分が空っぽで何もない人間だと思っているから。そんな彼をヒロインである霧乃は

「ウソつきは、役者のはじまりです!」

 と言って連れ出しました。しかし、しばらく接していくうちにそんな霧乃自身も大きなウソを抱えていて……。そのウソに主人公が気づくまでの過程とか心理描写が丁寧に描かれていていいなと思いましたね。そのウソに主人公がどう対処していくかはこの本を読んでのお楽しみということで。

 それにしても私はウソ/嘘という言葉が好きすぎるなと思います。よく自分の小説でもキーワードにしたくなるもしくはしてしまう言葉です。

 ウソ/嘘というのは本来いいものではありません。場合によっては怒られて然るべきものだと思います。ではなぜ僕がこんなにもウソに魅力を感じるかというとそれはある作品の影響を色濃く受けたせいです。

 その作品の名前は『四月は君の嘘』。

新川直司先生の作品。もう完結して9年くらい経つんですか……。

 知っている方も多いかなと思いますが改めて紹介。この作品は母親の死からピアノを弾けなくなってしまった有馬公生(ありまこうせい)が、ある日公園で無名のバイオリニスト宮園かをりと出会うことで徐々に自分を取り戻していくという作品です。この作品の中で登場するかをりは実は一つウソ/嘘をついていたのですが、それがあまりにも綺麗すぎて高校1年だったあの日に読んでからいまだに囚われています。助けてほしいです。ちなみに私のペンネームの「宮園」はこの作品のヒロインからとりました。

 というわけでここでは軽く紹介ぐらいにします。じゃないと永遠にこの作品のいいところを書き連ねそうなので。いずれこの作品の魅力について書きたいな。気になってまだ読んでない人いたら是非1話だけでもいいんで読んでください。

 マンガはちょっと……という人はアニメもあります! アニメも神作ですよね!! 是非!!


 何の話だったんだ……。
 なんか少し脱線をしてしまいましたが、以上が青を欺くの紹介でした。気になる方はカクヨムで試読できるので読んでみてください。コミカライズの発表はされてはいませんが、なんとこの作品の公式Xがあったりするんでもしかしたらこれから発表されるかも……?(という名の願望)

 ついでにTVCMも放映されているようでこちら篠原侑さんのCVだそうです。いいですね。発売間もないときからこういうTVCMついてるとファンとしては嬉しいです。よければ是非。


 以上、日記という名の読んだ作品の感想でした。

 さてこれを執筆時点(現在時刻15時)で私は明日提出のレポートを何一つ書いていません。しかも、明日は違う授業のテスト。いよいよ大学後期のラストスパートなんですけど……。本当に嫌すぎる。大学に関連することってなんでこんなにもやる気にならないんだろう。早く大学爆破したい。まあ徹夜は確定でしょうからここからなんとかします。本当に何とかなるのかな……? トホホ……。

 明日日記を書くかはわかりませんけどまああんまり期待せず次回作をお待ちください。それでは。

今日食べた二郎の写真。二郎っておいしいよね。色味がおかしいのはご愛嬌で……。

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