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興味薄いことってやる気にならないよね【2024/01/30】

 どうも。日記生活3日目です。書き始めると意外と面白く今のところ毎日書いてしまっています。これだったら毎日やるって最初から宣言してもよかったかもしれません。でもまだ3日目です。三日坊主とはよくいったもので習慣にしていくならこれからが大事なのかなと思います。こんな調子で小説も書けたらいいのになあ……。

 レポート一応期限内に提出できました。徹夜する気満々で魔剤まで買っていたのに、結局眠すぎて健康的な時間に寝て健康的な時間に起きてしまったときはバカ焦りましたが、まあなんとかなってよかったです。昼の12時〆切ではなく18時〆切だったのが救いでしたね。でも提出物ってすごくギリギリにならないとやる気しないんですよね。高校生くらいまではこんなんではなかったと思うんですがね……。厳しい言い方すれば自己管理できていない!ということなのかもしれないのですが……。まあ難しいですよね。

 そもそもどう考えても文系気質なのに理系のしかも理学部に進んでしまったのが間違いだったのかもしれません。高校生の人が僕の記事読むことってないと思うんですけど、高校のときの学部選択は慎重にしたほうがいいとつくづく思います。まあ、今更言ってもしゃーないのでなんとかするつもりではありますが……。まあ要するに興味薄いことってやる気にならないよねという話でした。

【今日の一冊】

 前回、一冊本を紹介しましたが結構楽しかったので日記書いた日は誰に求められるわけでもなく紹介したいと思います。前はちょうど読み終えた本を紹介したのですが、今日は読む暇全然なかったので年が明ける前に読み終えた本を一つ紹介。

佐野徹夜先生『透明になれなかった僕たちのために』(河出書房新社)

イラストはloundrawさん。僕の大好きな絵師さんです。

 佐野徹夜先生は2017年に刊行され後に実写映画化もされた『君は月夜に光り輝く』を執筆した作家さんです。その作家さんが4年ぶりぐらいに書き下ろした新作となっています。どんな話かは例よって公式サイトからあらすじを引用。

 アリオとユリオ、幼馴染の深雪は、自分の中に潜むある欲望に苦しみつつ成長する。ユリオの自殺、連続する殺人事件を契機に驚愕の真相が明らかになっていくが…。著者渾身の青春サスペンス。

https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309031293 より

 また青春小説と思ったかもしれませんが、昨日紹介した『青を欺く』とは毛色の違う青春小説となっています。

 先に言っておくと、僕はこの作家さんの大ファンかなって自分自身では思っています。先ほどあげた『君は月夜に光り輝く』はこの作家さんの処女作だったのですが、当時面白そうだなと思って初版で買いました。ちなみにそれが偶然サイン本だったりします。(私の地元とこの作家さんの地元が偶然同じだった) 人気になる前から知ってたんやでとプチ自慢だったりします。

 佐野先生の作品は、他の作家さんにはない特徴があると思っています。それは徹底された青春の闇からくる絶望感、寂寥感、死生観が他のどの人よりも色濃いところだと思います。簡単に言えば終始暗いとか救いが少ないとかそういう感じでしょうか。

 佐野先生が描く主人公は、割とどの作品も一つ何かきっかけがあればこの世からいなくなりそうな性格をしています。かといって死にたいというわけでもなく、シンプルに自分の人生に興味がなく惰性で生きている感じというべきでしょうか。側から見ればどこか壊れていると言ってもいいのかもしれないくらいに。世間的に考えれば間違っていることも平気でやりますから。

 でも、私はこれは現代日本の若者の内側を表しているのかなと思っています。何のために生きているんだろう。自分の生きる意味ってなんだろう。どこか奥底でそんなことに悩みながら生きる。私はこれもまた青春だと思っているのです。大人になったらみんなそんなこと考える暇もなく日々が過ぎ去ってしまうから。

 そんな佐野先生が本人曰く「2、3回全ボツにして書き上げた」という4年ぶり渾身の新作。本人のXとかを見る限り賛否両論ある作品だそうですが私としては「渾身の新作」という言葉が間違いではないなと思うほど引き込まれました。

 まずトリックに頷きました。元々、佐野先生は青春小説家ではあってもサスペンス作家ではないので、どういうように描くのだろうなと思っていたのですがなるほどなと思いました。徐々に全容がわかっていく感じ、好きですね。

 あと今までのと比べたときに明らかに文章を削っているなとすごく感じました。でもちゃんと情景が、主人公であるアリオの感情が伝わってくる。それってすごいことだよなと思います。

 最後にラストの展開。私はこの感じこそ佐野徹夜先生の書く世界観だなあって大きく頷きました。気になる人は是非買って読んでほしいです。特に痛い辛い苦しい中にも、ほんの少し何か救いのようなものが読みたい人には是非。

 ちなみにピッコマで、佐野先生の代表作『君は月夜に光り輝く』のコミカライズがある程度まで無料で読めるようなので、文字はあんまり好きじゃないけど佐野先生の世界観を知りたい人は読んでみてもいいんじゃないでしょうか。

【今日のアニメ】

 最近全然アニメ見る時間がとれず仕舞いなのでちゃんと見ていきたいですね。今期は『僕の心のヤバいやつ』はしっかり追いついているんですけどそれ以外は……。個人的にまだ見てないのでいえば『ゆびさきに恋々』は気になってます。追いついていけるように今週しっかりとタスクこなしたいですね。

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