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自分軸か?相手軸か?


私は人に指示することも無理な1日15時間以上働くワンオペ母子家庭だったので、家に来てくれるお手伝いさんに(あれはどうしましょう?これはやっていいですか?)など聞かれると「それって見てわかりません?それ説明する時間があるなら明日の仕事の資料作りと保育園の準備をしたいんです、それに明日仕事に行くまでにお風呂にも入りたいし。何より子供とコミュニケーションも取りたいし....!」と思うほど切羽詰まっていたので自分がサービスする時は、見て、考えて、判断して動くように心がけて仕事してきました。

先日同業の業者さんのHPを拝見していて表題のようなコラムがあり、ベテランのハウスキーパーさんが言ってないこともやってしまいお願いしたことが疎かだった、けどお客様には「役に立ちたい気持ち」は伝わっているので傷つけたくない、みたいな相談をマネージャーが受けたとかの内容。

えええっ! 、、 私かよ!と思いました。言われていないことを追加してやってしまうのはありがた迷惑な行為だったのか.....!と。私は2時間なり、3時間なり呼ばれた間は一つでも多くのことを済ませてお客様の自由な時間を増やしたいと考えていたんですけど。例えば掃除を頼まれたら、依頼したお客様は掃除のことを一切考えなくてもよいように。
指示したことだけをやってほしいと思っていたなんてこれっぽっちも思ったことがありませんでした。

独身だったり、子供がいないスタッフは確かにお客様の言われたことだけをやって、例えばお掃除なら床掃除が最優先と言うルーティーンがあれば鏡にホコリがのっていてもドアノブ周りに手垢がついていても言われていないから床掃除やったしOK!なので一緒に作業しているとつい横から手が出てしまう。

結果姑のようだと疎ましがられ早く現場を去れば?みたいな態度で最後ドタキャンしてやめていき散々でした。 私の仕事で私が彼女にお給料を払って手伝っていただいていたのですけどね。今の人ってほんと強い....。

ただ、その表題のコラムを拝見して目から鱗が落ちたのは確かなことで極限状態とも言えた子育ても終わって冷静になった今、独身だった子供を産む前の自分を思い出せば 他人に手を突っ込んで欲しくない部分があったのだなということをもう一度考えてみたいと思いました。

思い返すとお手伝いさんが帰った後にやってないところってすごく目についてしまうのです、お金を払ってプロにやってもらったのにこんなもん?…と。寝ればいいのに気になって掃除を始めてしまったりやってと言えなかった洗濯なんかを始めるんです。それで寝る時間がなく完徹で仕事行ったり。

だからもっといいサービスで辛い人を助けたいと思って始めたんですけど、結局当時の私ほど困っている人ってそうそういなかったし、いても業者をリストアップして選別して依頼する時間がないのです。自分でやるしかない、さあ動け自分!ってなるのです。
そういう人に届け...と思うのですが。

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