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タレント出身の議員を…。

参院選が近づいてきましたね。
私は、タレント出身で、今回の参院選に立候補しているM氏の演説(?)もしくは所信表明を聞く機会があったのですが…。
選挙とは、人気投票に過ぎないのだと痛感させられました。しかも政治家としての素質があるかどうかに関わりなく、知名度と期待値で当選してしまう可能性が非常に高いんです。
民主主義も末だと嘆かずにはいられないですね。

変な誤解を生まないためにも、1つ確認しておきたいのですが、私自身は「タレント出身の議員」そのものを否定するつもりはありません。従来の政治家らしい政治家にない、柔軟性を期待する側面もあります。
しかし、それはあくまで政治家としての素質があってこそです。
素質、というと少し、いやかなり抽象的で分かりづらいと思うので、信念や哲学となりますかね。いや、これでもまだ難しいですか…??
さらに嚙み砕くならば、「なぜ自分はこの党に属しているのか、政治家として何をやりたいのか」となるんじゃないでしょうか。

さて、M氏に素質が、信念や哲学があるのか?
私の見た限りでは、「無い」と言うほかありません。
地元のために動きたいという思いは、薄々見えてくるんですが…。
参院選に立候補「しなければならない」理由が見えてこない。
さらに、防衛問題・物価の問題等に対して、勉強不足だという印象を最後まで払しょくできませんでした。これは本人も「まだ勉強不足」だと言っていましたし、政治経験のない人間に求めるのは酷だと思います。
とはいえ、あまりに無知すぎる感は否定できませんし、今回の選挙で確実に自民党所属の議員を当選させるための戦略の一環に過ぎないのかもしれません。投票に行かれる予定のある皆様、どうか冷静な判断を。


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