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未経験者がITへ転職をする前に考えるべきこと①

どうも、Takahiroです。

私は副業でITスクールの講師をしているのですが、最近IT未経験者がIT業界へチャレンジする事が多いと感じてきました。ITの世界は自由度が高いため、皆さん夢や希望を抱いて勉強を始めているように見えます。

IT未経験者がIT業界へ転職する前に、考えるべきことをシリーズで解説していきます。


ITの世界にも向き不向きというのは、どうしてもあります。転職希望者自身の過去の経験を全て投げうってまで、合うかどうか分からないIT業界へ転職をする価値はあるのでしょうか?

今回は、転職する前について考えてみます。

業務経験という実績と初心者マーク

まず、ITに限らず全ての業種に言える基本的な事を説明します。

業務経験というのは明確な実績値です。
例えば、"業界5年目ぐらいだったら〇〇までは経験済みだろう"というように、相手の力量を想像する物差しとして使われます。

そのため、未経験の業界に転職するというのは、今まで何をしていたとしても実績は基本的に0として扱われてしまいます。
あなたがどれだけ今の業界で評価されているとしても、未経験者は初心者マークです。
もちろん、給与等の待遇にも直結しているので、今の業界で数年実績があるならば転職後に待遇が落ちるケースも多いでしょう。

かく言うIT業界も未経験者=初心者マークという構図は変わりません。
むしろ、明確なスキルや資格を基準とした評価体系になっているところが多いので、例え経験者でもスキルレベルが低い人は初心者マークを付けられることがよくあります。

給与や待遇の点を考えると、業務経験が長い方が伸び率は高くなるのは言うまでもありません。
※ただし、業界が成長・衰退しているのかによっても変わります。

この内容をまとめると、
・異業種へのチャレンジは過去の実績をほとんど評価されない
・実績値が高い人ほど未経験者になった場合の待遇の下落が多い
・同じ業界に居続ける事が待遇アップに繋がりやすい
ということになります。

実績を捨てる必要があるのか?

今の業務経験という実績を捨ててまでIT業界へ転職する必要が、本当にあるのでしょうか?

未経験の業界へ転職する場合は先に述べた通り初心者マークがつくのに対し、今の業界内で転職をする場合は実績を背景に待遇の交渉が出来ます。
そして、仕事はあるけど働き手が居ないから新規案件を諦めなければいけないという働き手不足問題という背景から、売り手市場で労働者が有利になっています。
企業側の視点では、業界経験者で即戦力の人が足りない人手をカバーしてくれるという事であれば、今よりも良い待遇で迎え入れたいと考えるのは当然でしょう。

この記事にあるように、2023年上期では、人手不足倒産が過去最多となったようです。

そう考えると、実績を捨ててまで異業種へ転職するという事がデメリットになる人は、かなりいるのではないかと考えられます。
安易に今の会社や人間関係が嫌なので、良い噂を聞くITや他業種へ転職すると考えるよりも、今の仕事自体は平気ならば、同業他社へ転職するという事も検討はするべきなのではないかと思います。

では、転職をするとどうなるのか、転職をするべき人はどんな人なのかという点を解説していきたいですが、長くなったので今日はここまで。
次回、転職にまつわるエトセトラを説明します。ではまた。


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