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『虎に翼』第20回 共亜事件

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虎に翼応援クーポン(1ヶ月無料)
2024/04/08 22:30

2024/04/30 23:30

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 猪爪直言は、贈賄容疑で勾留されました。ここで家宅捜索が始まります。はるは今日は勘弁して欲しいと懇願しましたが、通じるはずもありません。幼い直明も戸惑い、寅子も待って欲しいというものの、相手は怒鳴るばかり。ここで優三が帰宅して、はると直明は奥に向かい、優三が書生と名乗ることで話がやっと進んでいきます。
 当たり前のようでどこかおかしいんですね。
 というのも、はると寅子の意見は通っていないじゃないですか。成人していて判断力はあるでしょう。それなのに、「書生」にすぎない優三が優先されているように思える。書生という一人前ではない、血縁や婚姻関係すらない男性の方が上という構図です。
 かくして猪爪家は事件に巻き込まれてゆくのでした。

くやしい、何も言い返せない

 そんな中、はるは手帳に何か書き付けています。寅子のハイキングについて書いていた手帳が、こんなことを書くことになるなんて。気が動転していると記憶が曖昧になる、絶対に忘れないようにすると決意を込めて書いています。
 これが実に重要でして。当時の日本人は日記はじめ記録が重視されました。日本兵の手記で機密が漏れるなんてこともあったりして。こういう記録の類は、あとからの美化や修正がなく、鮫島伝次郎仕草ができないから大変重要です。さして高度な教育を受けていないはるのような人物でも記せるところも大事です。
 検察は何時間もかけて家中を探し回るのでした。ここの検察のメガネフレームといい、照明といい、見事です。メガネのフレームやレンズにも流行はあります。それを無視した朝ドラが過去にありまして、案の定指摘されていました。2018年下半期、ヒロイン夫役のメガネがその間違った例です。

 寅子は悔しがります。
 何も言えない。今まで学んだことが活かせない。そんな寅子を優三が励まします。これから辛いことはあるけど。法を学んでいるのだから、それを最大限に活かしてこの場を乗り切ろうといいます。ところがここで緊張のあまり腹を下してしまい、かっこつけると腹がなるというドツボに陥っています。優三はイケメンしぐさをしようとすると思うとできない運命にあるようです。

帰らぬ父

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