勉強ってみんなでできたりしないのかな(V6ファンがチラと想うこと)

【四半世紀のアイドルファンが想うこと★V6★ vol.109】


学校のメインは言うまでもなく勉強だ。
授業は大勢で受けるが、結局は一人一人がどう理解しているか、個々人にかかってくる。
究極の個人プレーだ。

でも、社会に出ると、一人でできることは限られている。
商品開発、製造、営業、経理などを一人でやるなんて無理だ。得意な人に声をかけたり、一人で間に合わなかったら他の人の力を借りたり。
チームでやることが求められる。

デスクワークだと一人で頑張りがちだが、世の中ってたった一人で頑張らないといけないものなのだろうか。


芸能人も、個々人の人気や能力などがフィーチャーされることが多い。昨年活動を締め括ったV6のリーダー坂本昌行くんも、21歳の初舞台(ミュージカル「阿国」 1992~1993年)の時、当初はこう考えていたらしい。

僕はそれまで、グループ活動をするのが苦手な人間で。昔から、例えば班で何かを発表をするとか、みんなでひとつのものを作り上げるのはダサいこと、みたいな考えを持ってたんですよね。

「STAGE SQUARE」Vol.54

いやあ、なかなか尖(とが)った個人プレーな考えだ。稽古中も色々と思うところがあったようだ。

それが初日でこうなった。

役者の感情によってお客様が泣いたり笑ったりしているの目の当たりにした上で、最後の最後に拍手をいただいた時、「なんてカッコいい場所なんだ!」「このために頑張ってきたんだ!」と思ったんです。本当に衝撃的で、そこからはもう、ミュージカルが自分の大半を占める存在になっています。

出典:同上

引用したところは自分個人についての感想みたいになっているが、坂本くんはその後数々のミュージカルで主演し、共演者と切磋琢磨して舞台を創り上げてくれている。
V6が1995年にデビューしたら、リーダーとして、V6というチームの礎(いしずえ)となった。

四半世紀以上ファンをやってきた者からすると、坂本くんは、メンバーの個々の長所を知っていて、他のメンバーの得意分野は任せて、自分が自分がというところがない。

チームでやった方が、苦しいことも乗り越えやすいし、喜びもひとしおだ。
もちろん人が集まれば崩壊することもあるが、世の中は一人では限界だらけだ。


なんで学校の勉強は全部個人だけのせいにされてしまうんだろう。

勉強だってチーム戦があってもいいんじゃん。

例えば、笑われるかもしれないが、受験でチーム戦があってもいいと思う。5人でワンチーム、問題を一緒に考えて、合っていれば全員合格とか。
いいじゃん。
チームの中で勉強の能力が足りないメンバーがいても、みんなで何かを生み出していくことを知っている方が、よっぽど社会で楽しく何かを生み出していけると思う。

大人になるまでの大半を費やす学校の勉強で、みんなで一緒にやっていくことを学べないのかなあって素朴な疑問。

社会は人の力を借りないとやっていけない。坂本くんのように、それで輝ける世界を見れれば、人生の価値も随分変わっていくのだと思う。

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