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言の葉とめぐる旅2023 感想

10月28日、「言の葉とめぐる旅2023」は無事に終演いたしました。ご来場いただいた皆様、出演してくれた合唱団、応援いただいた皆様に、この場を借りて感謝します。

私は主催者として演奏会にあたりました。今年は例年以上の感慨と達成感があります。

言うまでもないことかもしれませんが、良き仲間と巡り合うというのは大切なことだと、改めて実感しています。この「言の葉とめぐる旅」シリーズを当初から一緒に組んでいるジャンニさん、原田さんは苦楽をともにしている盟友のように思っていますし、今年新しく加わった今井さんとの衝撃的な出会いも今後の広がりを感じさせるものでした。
各指揮者の指導団である合唱団玉響さん、Chor Gnosinaさん、男声合唱団インテグラルズの皆様、本当にありがとうございました。

合同演奏の企画ができたことも素晴らしいことでした。4年前の企画当初から合同演奏の構想はあったのですが、コロナの影響により合同演奏は見送り、各団演奏だけでのコンサートとして開催してきました。
しかし、ジョイントコンサートをするからには合同演奏をしたいものです。今年は2団体の演奏を2曲となりましたが、今後は全団体での演奏企画も出来れば良いと夢に見ています。

川口リリア(音楽ホール)は素晴らしいホールで、10人~25人規模の団にとっては理想的な音響なのではないかと思います(舞台面が狭いので大人数には向かないかもしれませんが)。
また、駅からのアクセスや費用面も満足度が高く、2年連続でこのホールが使えたことはとても幸運なことでした。(良いホールの抽選に当選することは本当に奇跡的なことなのです!)

合唱団あきあかねは合唱組曲「沙羅」に取り組みました。
元々は1936年に8篇の歌曲集「沙羅」として作られました。狂言や催馬楽といった日本古来の音楽や、日本らしい侘び寂び、それを西洋音楽と結びつけた趣のある作品群です。
この歌曲集は後に何人かの手によって合唱編曲がなされた中、今回は中西覚氏による編曲作品を選びました。歌曲の持つ色合いと合唱としての親しみやすさが調和され、新しい魅力が生み出されました。
練習の中でこの曲の魅力を伝えるのには苦労しましたが、演奏会の段では、メンバーには感じ取ってもらえたのかな、と安堵しています。

「言の葉とめぐる旅」シリーズは続いていきます。今回出会えた皆様と再び会えるよう、また新しい出会いもありますよう、期待して来年に向けて取り組んでいきます。応援よろしくお願いいたします。


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