見出し画像

逆にお悩み相談室0424(スーパーマーケット)

近所のスーパーは4年前、社長の引退とともに身売りをし、
今は都市圏からのスーパーが入っている。

旧スーパーOは、店舗ごとに市場で仕入れるため青果が安くて新鮮で、肉も店で切り分けていたし、上手に魚をさばくおじさんがいた。

新スーパーKは、まとめて仕入れて各店舗へ配送するためにどうしても青果の鮮度は落ちてしまい、肉や魚は以前と比べるべくもない。おじさんも転職したようだ。

で、スーパー風来坊になった。
超・風来坊ではない。

我が県らしい名称で親しまれてきた、
スーパー「Oくやま」がなくなった今、
いちいち、どこに行けばいいのかと考える。

① Tライアル:青果△、肉○、魚✕
 24h営業なので、朝早くと夜遅くに利用する
 野菜が高いが、ラム肉が置いてある

② Eバーグリーン:青果○、肉△、魚○
 店内に薬屋と百均があり、広い
 少し遠いし、道が混む

③ Rピア:青果○、肉◎、魚△
 道が混雑し、駐車場に入りにくい
 肉屋が作ったスーパーなので、29日は必ず行く

④ Hッスル3:青果○、肉○、魚○
 各売り場の個性がぶつかり合い、どこか雑然としている
 なぜか、この店固有の臭いがする

今日は早朝にTライアルへ。
牛すじ肉298円が半額だったので、よく見比べて2パック買った。
家に帰り、パックを開けて、深いため息をついた。

「表面の赤身は良さそうだったのに、
 パックの下の方、脂ばっかりっ!」

私は、スーパー「おKやま」が、強烈に恋しくなった。

スーパー「おくYま」の品を疑ったことは、一度もなかった。
青果売り場の眼鏡のお兄さんは、自分の趣味で仕入れたであろう愛媛県産アンコールオレンジ1箱3000円を「絶対においしいから!」と私に勧めてくれた。
野菜売り場でおつとめ品になったキュウリや白菜は、店のおばちゃんがぬか漬けにして売ってくれた。
鮮魚コーナーには子どもが喜ぶように水槽があって、いつも何匹かが泳いでいたし、おいしい魚が入ったら教えてくれた。
月末、目標売上に達していないときは店内のBGMが「ロッキーのテーマ」になった。

「おくやま」は、もう無いんだ…とつぶやくと、
妻は「おくやみ申し上げます」と涙目になった。

40分炊いて、冷凍庫でストックしました

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?