「永野と見る怖いコント」を見た

Xに書ききれないほど感想が出てきたので、チラ裏に書きます。マジで脳直の感想。

※書いてる人(チラ裏なのに一丁前に視点を明確にしておく)
20代前半女 ニコニコで育ってXとYouTubeをぐうたら見てる社会人若手。
サブカル好きに分類されそうだけど、自認はサブカル好きにもなんのオタクにもなりきれない(なるには見てる数と没頭力が足りない)無キャ。
トレンドに入るようなコンテンツは一応目を通しておく、努力型のミーハー

企画コンセプトがブッ刺さる層だった

今回、正直最近全然見てないテレビ番組をリアタイしようとしたのはこれが一番大きかった。
ネットで見つけた「怖いコント」にハマって漁りまくった時期があり、番組内で取り上げられた「ネット三大怖いコント」も視聴済みだった。
ついでにロゴ担当(と多分告知映像とその音楽もやってそう)の葛飾出身さんもニコニコでMADを作っていた時からファンだったので「これは私のために作られた番組か?!!」とテンション上がって即Xアカウントをフォローした。
告知画像でちょいちょい出てきた四畳半の和室だったり、テロップを白黒赤
で葛飾出身さんライクのフォントで揃えてる感じも全部ブッ刺さった。
もし「こういうの好きな層いるよね」を想定してるのなら、ど真ん中に私がいるなと思ったので、これはちゃんと見て追いかけてみようと思った。

初回放送の感想

ここからは箇条書きでさらに脳直

・こういうことがやりたいんだ!って企画素敵でした。めっちゃ伝わったし面白いな〜〜と思った。センスめっちゃ好きです
(永野さんのトークを聞くのはこの機会が初めてだったけど、きっと、いろんな作品を見ていて引き出しが多い人だから、怖いコントに対してもいろんなものを引用して語ってくれるだろうと期待してアサインしたんだろうな〜〜と思った。あとバラバラに出たそうだったのも大きそう)

・対して永野さんの感想が「お笑い芸人としてのコントの批評」って目線が主だったことに、正直少々ギャップを感じた。
怖いコントをニワカ程度に齧った人間的には、怖いコントっていう普通のお笑いとは違う要素が含まれるものに対して、その異質さを飲み込んだ上で、芸人さん視点でより深い考察や表現方法の面白さを語ってくれるのを期待していたところはあった。
その中で「お笑いをやるならもっと明るいところでやりなよ(具体文言失念)」って感想は、舞台を用意するところから考えて作ってるであろう、コントとしての意図をもう少し汲み取ってもいいじゃん!と歯痒くなったりした。
かもめんたるさんのコントの感想も、戯曲の色が強すぎてお笑いとしてはどうなのというのが主だったのも、率直に「聞きたいものと違うな〜」とは思って
見ていた。あくまで私の感想なので、そういう受け取り方してすいません。

(まぁそもそも、「怖いコントの特集番組をやるので怖いコント作ってきてください」って作られた『怖いコント』を見るときの心持ちって、ネットでたまたま見つけて「うわ〜〜怖い!なにこれ!」って偶然で出会った時とは全然違うわけで、カルト的な意味合いが薄れてるわけで(主観)、だから永野さんも「お笑いを作ってきたんでしょ?」って視点で見てたのはあると思う。視聴者としても『カルト感』ってよりかは「怖いコントって立て付けは既にある中でどんなものを見せてくれるのかな」ってモチベで見てたのはある。
かもめんたるさんのコントは素敵だったし面白かったけど、今回の立て付けで見るよりも、ネットやお笑いのDVDで放流されていたものを掘り起こしてしまって出会ったのほうが脳に強烈に焼き付いたのかなと思った。要するに、怖いコントって内容そのものに加えてカルト感/見つけちゃった感も含めて魅力的に思うのでは??とか、もしかしてこの立て付けで新作怖いコント出すの損説ない?って素人が思っただけ。)

でも、結局TVerで本編もTVer限定番組も2周見たんですけど
2周目で「永野さん、普通に、フラットに感想言ってるだけか」と思った。変に褒めちぎるのも番組的には違うと思うし(そういうことがやりたい番組じゃないと思う)わざわざ背景知識をインプットしてもらって(なんかコントに関するトリビアとか?)感想を引き出すのも違うと思うし、おそらく事前インプットなしでコントを見てもらってそれで感想を話してくださいって状況だと思うし、それだったらまぁそうなるよねって感じはした。

多分制作側のやりたかったこととしては、TVer限定番組のダンボくんの感想みたいなくだりを10分丸々やりたかったのかなってのは編集で伝わった(勘違いだったら恥〜)。だから「笑いと怖さは表裏一体」ってフレーズを強調したりしてるのかなと思った。実際、上記のような視点でみてる視聴者としてはこのシーンが一番満足度が高かったですし。

あと永野さんが「若いからできる内容(具体文言失念)」「怖いのがやりたい時期がある(具体文言失念)」って言っていたのが印象的だった。
今見たらどう思うんだろう?ってのも芸歴が長くておそらく「一周した」永野さんだから出る感想だなとも思ったし、同時に一旦そこは忘れて没頭してくれてもいいのになとは思った。ガキなので。永野さんが大人だなって話。それも含めて「永野とみる怖いコント」なのかなとも思ったけど。

tver企画がめちゃ熱い

番組制作の人間じゃないのでtverの伸び具合でどう進退に影響するかは知りませんが、「ネット三大怖いコント」についてtverで触れて人の流れを作るのはうまいな〜と思いました。私も告知を見て「絶対見よ〜!」って思いましたし見た。
地上波だとニッチすぎるしヒキになるしって判断なんですかね。そういうディレクションというかスタッフの意図を感じると嬉しくなるキモ視聴者なので、テンション上がりました。
TVer回しておきます。また見ます。


結論、応援してます

色々書いたけど、まずここまで長文を書いてしまうほど熱量をくれた番組に感謝です。企画好きですしクリエイティブも内容もハイセンスで。
あとは永野さんが何を言うか…。ってところで番組の印象と満足度がかかってるの、結構むずいなと素人なりに思いました。永野さんも純粋に感想をお話ししてるだけだと思うし。
(不満に思ったわけではないです。「感想」ベースの番組内容でやりたいことに寄せていく必要があるのなら、そのコントロールむっずいなって思いました。やりたいことがどこにあるかは私は当たり前にわからんですが)

この文章は、いいなと思った番組へのラブレターだと思って書いています。スキアラバジガタリであれですけど、作って世に出したのに反応ないのが一番しんどいなと思うし、そういう経験があったので。
製作陣みてくれなんておこがましいことは言えないけど、まぁラブレターは届けなくても書いとくだけでおもろいみたいなところあるし(は?)

応援してます。
これからどんなコントを取り上げてどんな番組になっていくのか、1ヶ月間楽しみにしています。でもすまんが3時までは毎週流石に起きてないと思うからtverの再生数回します。

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