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子供のころからの『好き』がwebデザイナーへの挑戦に繋がりました

好きを職業にするのがそれほど難しくない今。好きが仕事にできた経験談と同じくらい頻繁に聞くのは、きっかけやタイミングがわからないという声です。夢中になれないと挑戦しづらく、踏み出すラインも決まらないと勉強時間だけが増していきます。
それならば、あまり身構えずに挑戦ができたら?GOサインを自ら出すことができたら?
おそらく、今までのマインドは変化すると思うのです。

お話を聞いたのは、元美容師で現在フリーのWebデザイナーとして活動されている平岡りえさん。りえさんが経験してきたこれまでの挑戦、未経験職種へのキャリアチェンジ、そのきっかけは本当に些細なことだったそうです。

提供するのはデザインだけじゃない


ー現在はどのような仕事をされていますか?

今は知人からの紹介で、ウェディングを扱う会社の広報をしています。社内にはいなかった、Web知識を持つ人材として入りました。仕事内容は、ウェディングの会社とホームページ制作をする会社とのやりとりをサポートしたり、既存ホームページの保守管理をしています。今後はSNS用のバナーなどを作っていく予定です。他には、個人で事業をする方からWebサイト制作の依頼を受けています。

ーどんなときにやりがいを感じますか?

​​​​​​​​やはりクライアントに喜んでいただけるときが、とても幸せでやりがいを感じます。例えば、ヘアスタイルは「顔の額縁」と呼ばれるほど人の印象を決める上で重要な要素になります。同じように、ホームページはクライアントの会社やお店のイメージを多くの人に伝えるとても重要な役割です。そのような大切な部分に携われること自体が嬉しく、また、より力になれるように勉強する原動力にも繋がっています


人の人生に関わることができて、喜んでもらえる仕事


ーなぜ美容師からWebデザイナーになろうと思ったのですか?

子供の頃から何かを作ることが大好きでした。美容師時代、誰かの人生に関われたり人に喜んでもらえるのが、とても有り難いと感じていました。好きを通して人と関わり、笑顔を作れる仕事をしたくて、結果的にWebデザイナーに結びついた経緯があります。探せば他の選択肢もあったのかもしれません。ただ、転職に悩んでいたとき最初に「挑戦してみたい」気持ちになった職業だったので、自分の気持ちを信じて行動しました。

ーその時、デザイナーに関する事前知識などはありましたか?

実はホームページを作った経験があります。小学校高学年から中学生ぐらいに制作体験をしました。やってみたことがあったので入りやすくて、勉強してみる意欲が湧きました。
ーりえさんがプロフィールに書かれている自分の強みは、どんな形で気づいたのでしょう?

美容師は、自分で自分を売り出していく仕事です。会社に所属しても自分のお客様は自分で作っていくある意味厳しい世界と言えます。そんな世界で発信するためには自分の強みを自覚して言語化しておく必要があり、明確になったんだと今は思います。

ー「私の強み」で思い出すことはありますか?

お客様から褒めていただいた言葉です。言語化においてとても役立ちました。
あとは、仕事をしながらの同僚との会話ですね。他のスタッフの作ったヘアスタイルが素敵だったとき、「すごく似合ってましたね!」など言葉にして伝え合う習慣がありました。思い返すと、得意へのヒントがあったなと感じます。

ーりえさんにとって「好き」はどんな感覚ですか?

好きなことを直感で答えると、絵を描くとか何か組み立て作ることです。心がざわざわしてテンションが上がる、だから楽しくて仕方ありません。それから、評価されると自分の好きにくっきり輪郭がつく気がするんです。例えば、まわりから上手だねと言われたり……そういった経験ありませんか?

ー確かに、ありますね

絵が上手だね字がうまいね、自分が楽しんでいることを褒められるとなおさら、好きは磨かれてきました。幼い頃から、絵を描いていたり何か作っているときが好きなので、美術や工作の時間は心躍りました。

ー退職後半年ほどでWebデザイナーの仕事を始めていますが、原動力はなんでしたか?

もともと、前職のときからキャリアチェンジを考えて、オンラインのキャリアスクール*SHElikesで勉強をしていました。原動力になったのは、キャリアスクール内のイベントで聞いた言葉です。「技術との追いかけっこには終わりがない、誰もが仕事をしながら足りない部分を補うように勉強している。」その言葉に、すごく背中を押されました。


正直、私よりも短期間でWebデザイナーとして仕事を始めてる方は多いです。でもそんな方たちの背中をただ見つめながら、あれができないこれができないと仕事を受けずにいたらきりがありません。

だから、自分の中で仕事の流れをイメージして必要な知識や技術がある程度身に付いたと感じたら、最初は身近な人からお仕事をいただく形でスタートしました。


デザインを通して共に成長していきたい

ー今後、やってみたい仕事があれば聞かせてください

そうですね、ホームページを作って終わりよりも、クライアントのビジネスに寄り添っていきたいです。具体的には、改善点をご提案できたり、一緒に悩んで前進していける信頼関係のある仕事をしたいと思っています。信頼関係を築き長く寄り添っていきたいので、Webサイト制作のスキルを磨きつつ、マーケティングやブランディングも勉強しているところです。

ー最後に、一歩を踏み出せない人たちへアドバイスをお願いします

大切なのは心の声を書き出してみることだと思います。できるかできないかの問題は別にして、自分の純粋な理想を書き出してみてください。紙に書き出すだけなら「できない」「無理だ」なんて、誰にも咎められません。手を動かすと、理想に辿りつくためにまず何をすべきかを考えられます。結果的に実現を諦める内容があったとしても、目的もわからないまま歩くよりは何倍も前へ進めると思います。

ーありがとうございました。

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SHE .Inc より


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