見出し画像

毎朝コップ1杯流し込むchelmico

「ハトムギ 玄米 月見草~」と、おなじみのメロディーから始まるこの曲。長年日本人をやっているので、この曲を聴くと、慣れ親しんだ爽健美茶の味が条件反射で思い出される。

chelmicoが書き下ろしたラップの部分も、爽健美茶を飲むときってマジでこういう気持ちになるし、こういう気持ちになりたくて爽健美茶を飲むよなあ、と思う。

RachelとMamikoの友達2人組で結成されたラップユニットchelmico(チェルミコ)。歌が上手い、ラップが上手い、声がいい、トラックがいい、聴くと元気出る、かわいい、おしゃれ、話が面白い。

勢力的な音楽活動はもちろん、音楽以外でも幅広く活動している2人。ラジオでのトークが本当に面白い。10年来の親友である2人の無邪気で気兼ねのない、息の合ったトークにめちゃくちゃ元気をもらえる。

ラジオなどでの印象もあって、明るくて元気いっぱい!天真爛漫!みたいなイメージが強い2人ではある。でも、楽曲の中にちらりとのぞく、思慮深くて一筋縄ではいかぬ深みみたいなものもあって、それが心を掴んで離さない。

私は小さい頃から、朝起きるのが大の苦手である。体質なども関係しているかもしれないのだけれど、目が覚めてから活動し始めるまでちょっと時間がかかる。二度寝や三度寝は日常茶飯事。

1日中寝ていていいよと言われたら本当に1日中寝ていられる。気持ちよく目覚められるのは年に2~3回あるかどうか。残りは「うわあ……朝になっちゃった……またしんどい1日が始まる……」と思う。

ラップ部分の始まりのMamikoのラップは、まさに朝目覚めたときのマイナス思考をそのままなぞるよう。「めっちゃわかるわ~」と思って聴いているうちに、ご機嫌なトラックが脳内に行き渡る。

それに続くRachelのラップで「あ~とりあえずなんか食べるか~私もRachelと一個違いの94年生まれなんだから、自分の機嫌くらい自分で取らなくちゃね~」と思う。ここでちょっと頑張ったらなんかいいことあるかも、と思えるようになる。

で、伸びやかなサビの「なーんばーんきびー」に背中を押されて布団をはぎ、キッチンに立つなり洗面台に立つなり、そういう風に1日をスタートさせるのだ。

歌詞を口ずさみながら、いつの間にかノリノリで朝の準備をしている。手際よく準備を進めながら、明日こそは今日みたいなどんよりした朝ではなく、自分に「おはよう!」と元気よく声をかけて朝を迎えたいなあと思う。

でも、そんな理想がすぐに手に入れられなくても、まずは今の自分をそのまま愛してあげよう。この曲はそうも歌いかけてくれる。私は私の好きに生きているんだし、好きに生きていれば、いつか花が咲く日も来るよと、自分の生活をまるごと全部肯定してもらえるみたいに感じていた。

3分26秒という短い中に、私が言ってもらいたいことをぎゅっと、とことん詰め込んでくれている曲。13種類のやさしい恵みが詰まった爽健美茶にぴったりだ。


コンビニでクエン酸の飲み物を買って飲みます