セン死ティブ

鬱!最悪! 死にてー!死にてーーーー!!!鬱、しにてーーーーーー!殺してくれ〜!!!!!

半月ほどかけて育てた鬱がついに死の方向へ溢れ、ゲロになった!最悪だ!!!!

大概の死にたい!と思った時は、生きる方に少しでも重さがのってるから苦しい!しんどい!という感覚で現れる。…ということは結論生きたいんだ!私は!と力ずくで思えていた。
が、今回はじめて死にたいに理由も感覚も無くなる瞬間に出会った、っぽい。

電車のヘッドライトも目の前を通り過ぎる車も怖くない。都合よくこっちに飛び込んでわたしをのんでくれ。この死の間際も他責にしたがる自分の醜さにますます鬱々とし、ふらふらで辿り着いたバイト先。ぼーっとしてお客さんからの注文が上手く聞こえない。今死んでも世界はどうせ回るんだよなぁ。続くんだよなぁ。死にたい。死にたい。しにたい。しにたいしにたいしにたいしにた、

この「満身創痍でもぎりバイトには行く」あたりが、死ぬ体力だけを温存してる感じがしてなんか笑えてきた。

こんなに呆気ないんだ(笑)何となく帰り道に死にそうじゃん、いいね、死ぬかあ(笑)
もうこうなると全部が面白くなってきた。この世界の全部が嘘だ、何も残らない。なにも、なにも。最低で、最高だ。数時間後には無くなるくせに当たり前の全部はまだ最高にうぜぇな(笑)最低だ!さいこ〜!!!

拾い上げたのは偶然バイト先に現れた友達。
数ヶ月ぶりの再会だった。

「会う約束してんだから死ぬな笑」

こういう時だけ運とか神様を信じられるアホな私でよかった。この一言でバイトしてるのにボロボロ涙が出た。嬉しくて。あと、1週間後の友達が取られるのがめちゃくちゃ悔しかった。
こんなしょーもないとこで嫉妬する心はまだ生きてたー!嫉妬心、図太くて図々しくてありがとうー!
前を向くと泣いてる自分がビニールシートに反射して、こんな泣き顔でバイトしてる自分がすげぇしょーもなくて、泣き顔があまりにもブサイクで、死ねな〜ダサすぎ〜と思えた。

死なない理由なんてこんなもん。これが遺したいとかこれがしたいとかあれが夢だとか、苦しいを超えた先ではストッパーにならなかった。案外あっさり死にすぐ傾く。死のことはセンシティブだが、センシティブなお話!で死への感情はごまかせない。生きている全員がこういう淵を歩いてる。死は隣だ。いつも。

今日はその時に遊ぶ約束をした日だった。
友達がよく飲んでるキャロットジュースを飲んだ時、あ、生きたなぁ〜と思えた。死なずに会えたね!キャロットジュース!

こういうよくわかんない繰り返しだ人生。どうせ何も残らない世界で死ねなくて最高になりたい。いつも死にたいを隣に眠らせて、まだやれることあるかな!くたばりたくないよ!


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