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迷えるデザイナーは噴水になろう⛲️

はじめに

こんにちは。デザイナーの木村です。

このnoteは、先日(2019.7.18)開催されたInHouseDesigners#6「次の時代のデザイナーの歩み方」のスポンサーセッションで登壇させていただいた内容に少し補足を加えたものです。

一応、僕が働くPLAIDのスポンサーセッション枠だったですが、いろいろ考えた結果、5分いただけたので普通にテーマに合わせたLTをさせてもらいました!笑

発表について

今回イベントのタイトルは「次の時代のデザイナーの歩み方」となっていて、ざっくり言えば「キャリア」がテーマでした。

実は以前にキャリアをテーマにしたときにも発表させてもらっていたので同じようなテーマで話すのは2回目でした。
(以下はそのときの発表をまとめたnote)

前の内容は「キャリアとは?」から始まる基礎的な話だったので、今回はもう少し具体的な課題感から日々の取り組みまでを紹介できたらなと思い、自分の今感じている課題感(恐怖心)とそれに対して取り組んでいることをまとめました。

僕はデザイナーではありますが、事業会社でわりといろんな領域を広くやってきたタイプの社会人5年目です。今回の発表内容はそんな僕の課題感から出発しているので、そのバックグラウンドを踏まえて読んでいただけるとわかりやすいかもしれません。

発表は5分パツパツで削った部分も多かったので、このnoteでは少し内容補足を入れています。ぜひイベント会場に来られた方も改めて読んでいただければと思います。

発表内容

ここからは、イベントでの発表内容を資料に沿って説明します。

今回の内容はイベントのテーマでもあるデザイナーの歩み方の1つを紹介できればと思います。

伝えたいメッセージとしては「噴水になろう」です。
よくわからないと思いますが、今回の話はこの言葉で覚えてもらえればと思います。

「どんな知識やスキルをつければいいのだろう」
こんなことで悩んでないですか?または悩んだことないですか?
少なからず僕は悩んでいました。
今回そんな問題を考えていきたいと思います。

そもそもキャリアをどう考えるかなんですが、
ざっくりと言うと意識にあるかないかは各々かと思いますが、この図のようにまとめられるのかなと思います。

(一番右から順番に説明します)
仕事は基本的に誰かのためにやっているはずなので、お客さん、会社内の誰か、身の回りの誰か、世界の誰か・・・そんな誰かから良い反応をもらうことを成果として、そのために何をしてどういう状態になればいいのか、何かをするためにどんな知識や能力が必要なのか、そんなふうに組み立てて考えられると思います。

例えば、

Why:ユーザーがプロダクトを快適に使えている状態を目指して
What:使いやすさを考慮したUIを設計したい
How:そのためにはユーザビリティ、認知心理学、情報設計...などの知識やスキルが必要そう

といった感じです。
(※ 厳密にはもうちょっと詳細に設定すべきです)

ただ実際にはコントロールできない成果のために、「何をすべきか」「どんな知識やスキルをつけるべきか」を考えて組み立てるのは非常に難易度が高いことです。特に経験の浅い若手には。。

さらに今は、得られる情報がどんどん増えてきていてインターネットを通じて次から次へと気になる新しい知識やスキルが現れます。
人々の生活が多様化し急速に変化しているので、必要な知識やスキルが増えていっていることはわかりますが、それらいろいろなものを広く習得していかないと時代に取り残されていってしまうような気持ちになります。

そんな気持ちから、それら新しい知識やスキルの表層に見えている部分だけを浴びるようにちょっとずつ経験し学んでいってしまいます。

(薄く身につけたそれらのことが稀に成果に結びつくことがありますが、)
そういったことをしていると、眼の前の面白そうなものに気を取られて、成果に直結する「何をすべきか」「どんな知識やスキルをつけるべきか」がより一層わからなくなってきます。

そのまま、次から次への現れる本当に必要なのかわからない面白そうに見える新しいものをちょっと噛ることだけが楽しくなって、成果をだすための強みがなくなった"ざっくりいろいろ知ってるけど成果だせない人"になってしまう。。。
(※ 成果のための手段として"ざっくりいろいろ知ってる"ことはむしろいいことだと思います)

そして、ある日気づくのです。
「あれ...? 何をやっていたんだっけ? これから何をやればいいんだっけ? 仕事ないタスケテ・・・」と

そんな悪夢を勝手に想像してめちゃ怖くなりました。
震えました。

では、どうすればその状態にならずに済むのか

その1つの解決策として、"すばやく突き抜ける"キャリアというものが大事だと思ったので紹介します。

必要だと感じた知識やスキルを全体的にちょっとずつ伸ばしていくのではなく、

成果により結びつくだろうと思う領域だけに絞り一気に一定レベルまで習得し、

次に学びやすくなった近くの領域を1つずつすばやく学んでいく。
(※ 例にでている項目はもうちょっと細分化した方がいいです)

これを一箇所から一気に吹き出して周りに広がっていく噴水に見立てて、噴水型キャリアと呼ぶことにしました。笑

補足すると、一般的に一箇所に専門分野をもった上で他の分野に対しても幅広い知識と知見をもつ人材を"T型人材"などと言ったりしますが、この噴水型キャリアはそれを言いたいわけではなく、どちらかというとそういった一つ以上の専門性をもつ姿を目指すための個人視点のプロセスのことで、目指す姿としてはT型でもΠ型でもH型でも良いと思っています。
※ この辺知らない方は"T型人材"などで調べるといっぱいでてくると思います

噴水型キャリアで意識すべきポイントは、その知識・スキルが必要なうちにすばやく伸ばすこと、一気に伸ばすところに集中するために一旦は領域を少なく絞ること、目的を見失わないように常に出したい成果を意識して何がいつまでにどれだけできればいいのかを考えることです。

噴水型キャリアの良いところとして、意図的に一時領域を絞ることで迷子になりづらい状況になることは言うまでもないですが、そもそも脳はマルチタスクが苦手なので並行でいくつも習得するときより学習効率が良いこともあげられます。
また、過程で自分の強みが明確になっていくので人と仕事がしやすくなることも期待できます。

逆に噴水型キャリアのきついところとしては、なんとなくお気づきと思いますが、"そもそも1つのことに短期的に集中できない"ことがあるかなと思います。
仕事も全て選べるわけでもないですし、プライベートの時間も全てを自分でコントロールできるわけでもないです。なかなか時間を囲って1つのことに集中することが難しかったりするのが現実です。

ではどうすればいいのか。少し考えてみました。

いろいろなやり方が考えられますが、まず気軽にやれることは、明確に1つのことにコミットする時間をつくるのとは別に、"違うことをやっている時間"を有効活用することです。

つまり、脳に一つのテーマを刷り込み、思考を支配し日頃の生活のちょっとした時間を全てそのテーマの学びにすることができれば、より多くの時間とエネルギーを一箇所に集めることができるのではないかということです。

例えば、UIの考えの1つにある「モーダル」と「モードレス」というキーワードについて学ぼうとしたら、1日に何度もキーワードを口にする。独り言でもいいです。笑 徐々に脳は「モーダル」と「モードレス」を重要なキーワードとして認識し、アンテナを張るようになります。

参考:モードレスデザイン

そうすると、「電車はモーダル?車はモードレス?」のように日頃の生活のあらゆることがキーワードに関連付けられるようになってきます。ひょんなことから学びが得られるようになってきます。

そして、そんな学びをすぐに人に話をして共有する。
人にわかるように話すことで情報は整理され、人からの反応や感情とセットになって知識に変わっていきます。

そんなことをしていると、いつの間にか一つの領域のテーマに頭は常にコミットしている状態になり、テーマについて知識が増えていくことで行動を起こすモチベーションも加速していきます。

このように"時間"がない中でも噴水型キャリアを描くことができるかもしれません。

ぜひ興味があれば試してみていただければと思います!

ということで、今回は「狙った知識・スキルをすばやく突き抜ける(伸ばす)噴水型キャリア」とそれを実践するためのアイデアの紹介でした。

ありがとうございました。

おまけ

今回の内容はざっくり言うと「自分が出したい成果が見えてて、そこに向かうためのやるべきことがなんとなく見えているなら、よくわからないことに流されてわからなくなっちゃう前に覚悟を決めて走り抜けよう」ということでした。

同じような状況の方のちょっとでも参考になれば嬉しいです。

「そもそも自分が出したい/出すべき成果が何かがわからない」などキャリアに関して他の部分で悩んでいることがあれば、今回のイベントで他の登壇者の方たちがめちゃめちゃ良い発表をされていたのでぜひ以下から見てみてください!

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こちらは今回発表させていただいたイベントなどを定期的に行っている「InHouseDesigners」というコミュニティのページなので、インハウスデザイナーの方or興味がある方は是非ご参加くださいー


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wagon

銀座で働くUIデザイナー兼UXデザイナー|https://twitter.com/5o5o_wagon

PLAID's Designer

プレイドのデザインに対する取り組みや、注目しているテーマに対する有識者インタビューなどを綴っていきます。
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