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噺家の手ぬぐい 左ん坊改め柳家小太郎

新二ツ目殿(しんがり)は左龍さんとこの左ん坊改め小太郎クン。コロナなどなど諸々いろいろでとっても長い前座生活になりました。入門当時はとても不思議な大笑いするほどの顔立ちでしたが五年半でちょっと人間っぽい、そして噺家らしいお顔になりました笑。マスクで隠してたから良かったのかなぁ〜?とにかくおめでとさんです。

「末廣亭で『お腹すいたなぁ〜』と思いながら働いてたところ楽屋にTBSの落語研究会の方からお電話が入りました。前座で入っていたのに日程を勘違いしていたのです。大慌てで会場ヘ向かいました。お詫びをしてお弁当をいただいたのですがまっっったく食欲が湧きませんでした。TBSの皆様本当に申し訳ございませんでした」
…TBの皆様だけじゃねぇだろ、楽屋の皆様だろっ!!
「お弁当はのちほど美味しくいただきました」って、食ってンのか〜い!!

そんな小太郎クンの手ぬぐいはコチラ。

おっ、師匠と同じ『吉原つなぎ』。
「自分でデザインしました。大師匠さん喬からお祝いで格子柄の着物を頂戴しました。とても素敵な三本の格子だったのでそのまま手ぬぐいの柄にしました。そこに師匠左龍の吉原つなぎを足してこのデザインになりました」

ふーん、お顔に似合わず粋だねェ〜。高座で邪魔にならない、でも自分を主張している、そんな手ぬぐいです。
二ツ目の高座に上がった感想は?
「緊張と浮かれ気分であまり覚えておりません。このままウキウキしながら突っ走ります」
…さて、どこまで走れるかな?

「師匠、大師匠をはじめ、色々な方から本当に多くの時間と手間をかけていただいた修業期間でした。教わったことを大切にして、もう一度よく考えながら真打に向けて精進してまいります。また、玉の輔師匠は前座のコトを気にかけてくださり気さくに話し掛けてくださるので楽屋でお会いするのが楽しみでした。ご馳走になったこともありますし、本当にお世話になりました。今後ともよろしくお願いいたします」
もっと褒めてもいいゾ笑。
小太郎クン、この芝居は浅草演芸ホール夜席に出演です。

さぁ、ココでお知らせです。この手ぬぐいで本年はおしまい、まさしく殿でした。
次回から皆さんお楽しみの『噺家の手ぬぐい大賞』エントリー手ぬぐい紹介となります。
noteに変わって初なのでどんな感じにしようか、思案中です。とにかく、はじまります。

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