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まどろみの世界VOL.4(ミュージシャンのカウンセリング始めました)

プロのミュージシャンを目指すアマチュア・アーティストのカウンセリング・サイトを始めました。

本も書いたし、デビュー前の色んなバンドやアーティストにどうすればデビュー出来ますか、どうすれば売れますかと散々聞かれて答えて来ました。
なのですが最近、危機感を感じている事があるんです。
どうやって良い音楽、大衆に支持される音楽を作るかというより、どうネットでバズらせるかを考える方をスタッフやアーティストが重要視している気がします

あくまでネットでバズらせるのは目的ではなく手段だと思います。

なのでアマチュアのミュージシャンも既存のレーベルやオーディションに頼らずに
自分でSNSを一所懸命にやればいつかバズると思っている人も多いと思います。

もはやネットでバズらせる事=ヒットということにはなってしまってはいます。けれども、それ以前に良い音楽を作るという事をまず考えておかないと、最近よくあるSNSブレイクしたけれど、その後続かない一発屋ヒットばかりになってしまうと思います。

まずは良い音楽とは何なのかをきちんと分かっていれば、一発SNSでバズっても、一発屋にならずにすむと思っています。

むしろバズる事よりもバズった後はどうするかが重要なのです。

それがうまくできたのはYOASBIと藤井風だと思いますが。どちらも、そもそも音楽的才能があったので彼らは一発屋にならずに済んだし、仕掛けた部分もあるとは思いますが、音楽として素晴らしいのでSNS関係なく売れたと思います。

それと彼らは実はインディーズのアーティストではなくメジャーのレーベルやマネージメントがデビュー時からついているんです、有能なスタッフが作品にアドバイスし、戦力を練っていたと思います。どんな優れたミュージシャンでも優れたスタッフがいるからこそSNSブレイクからより大きなステージに登っていけたのだと思います。

レコード会社不要論というのは最近良く言われますが、やはり客観的にアーティストを見て、的確なアドバイスはアイディアを出せる有能なビジネス・パートナーは必要だと思います。

僕はSNS登場以前でもヒットした曲があると、この曲はなんでヒットしたんだろうと分析して答えが出ないと気が済みませんでした。
だから今でも、どうしてバズったのか、どうやったらバズるのか?考えるのは面白いです。

でも僕がライフ・ワークとして考えているテーマは二つあります。「人の心を掴む音楽の理由」と「音楽的才能はどこから来るのか?」という事です。

これが分かれば苦労はないですし、もちろん結論はもちろん出ていないし多分出ないでしょう。ですがこの2つのテーマについて、少しですが分かって来たような事もあります。

あなたには何が足りないのか、どうすれば良いのか、歌詞、曲、歌唱、アレンジ、音響、ビジュアルといった具体的な部分から、音楽に制作臨む精神的アチチュードなども、僕の経験や持論も含めてカウンセリングやアドバイス出来たらと思っています。

皆様宜しくお願いいたします。







ミュージシャンはライセンスがある訳でもないし、スポーツ選手とか違って可視化出来る数字もありません。

今の時代は自分で作品をSNSにあげて、それがバズるのを待てば良いので、大人の力を借りなくても良いと思っているミュージシャンも増えていると思います。

なのでバズるためにはどうするか、というような議論ばかりになり「良い音楽を作る」という本質が蔑ろにされている気がすごくします。特に良く言われるのはSNSでバズったアーティストは一発屋で終わりがちという事です。それはバズる事だけにエネルギーを注ぎ込んだため、良い音楽を作るという事を蔑ろにしていたというのも理由ではないかと感じています。


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