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島根・旅の思い出


先週投稿した「出雲・竹野屋旅館に泊まる」の続き。2023年7月6日~8日・島根旅行の思い出をざっくり紹介。トップの写真は、一畑電車内で見つけた島根県観光キャラクター「しまねっこ」。

植田正治写真美術館

建物そのものがアートな美術館は多いけど、ここもそのひとつ。2階の廊下から人口池に映る「逆さ大山」が有名。この日は曇ったり晴れたりを繰り返す蒸し暑い日だったから、ぼんやりした写真。それもまた夏の思い出としてはいい感じ。

公共交通機関だと駅から離れているので、車じゃないと辛いかな。私たちはレンタカー利用。

2023年7月6日 植田正治写真美術館2Fからの逆さ大山

テラス ザ ダイセン

植田正治写真美術館と大山ハム「大山工場」の間にある大山ハムの直売店&テイクアウトショップ。店の前の芝広場に椅子とテーブルがあり、大山の雄大な景色を眺めながら、ホットドッグやソーセージなどの軽食が楽しめる。

2023年7月6日 芝広場から大山を望む
2023年7月6日 この日のランチ

松江堀川めぐり

松江城を囲むお堀を、約50分かけて観光遊覧船で巡るツアー。実はこの船の屋根、上下に動く。堀川に架かる17の橋のうち、4つが大変低いためだ。これらの橋をくぐる時は、屋根がぐっと下がるので、顔を床にくっつけるぐらいまでかがまなければならない。左右ギリギリの橋もあり、ちょっとしたアトラクションだった。

2023年7月7日 堀川めぐり観光遊覧船

因みに翌朝は、豪雨のため、川の水嵩が増していて、堀川めぐりは中止になっていた。天気予報をチェックして、前日に体験しておいてよかった。

2023年7月8日 前日くぐった栄橋の様子

島根県立美術館

こちらも建物が美しい美術館。特に館内から眺める宍道湖の夕景が有名。私たちは昼の雨天に訪れたので、体験することはなかった。

幸福うさぎ

美術館前・宍道湖岸の芝生には、いくつかの屋外彫刻があるが、その中でも人気があるのが、籔内佐斗司作・12匹の「宍道湖うさぎ」。西を向いて2番目の「幸福うさぎ」に触れると、幸せが訪れるという噂がある。写真で上を向いている次のうさぎが「幸福うさぎ」。

2023年7月8日 宍道湖うさぎ

テオ・ヤンセン展

前日の2023年7月7日からテオ・ヤンセン展が開催されていたので鑑賞。風力だけで動く「ストランドビースト」が有名。

2023年7月8日 ストランドビースト

実は2017年7月、三重県立美術館において、テオ・ヤンセン自身による「再生(と彼は言ってましたが、デモンストレーションと言い換える方がわかりやすいと思う)」と講演会に参加している。

講演会はとても有意義だった。砂浜に生きるストランドビーストは水の中で生きられず、潮が満ちてくると水を感知してそこから逃げる。「風力で動く」というだけでなく、危険回避する「脳」を持ち、それを伝達する「神経」もあり、その司令によって動く「筋肉」もあるという説明に非常に驚いた。

テオ・ヤンセンは、とてもフレンドリーで精力的で、休憩も取らず、わずかな時間も惜しんで、私たちと交流しようとしていたのが、とても印象的だった。特に子供たちに優しかった。

あれから6年。再び出会った「ストランドビースト」は、より進化していた。また、どこかで会う機会があるかな。

2017年7月21日三重県立美術館にて。購入したTシャツにサインしてもらった

嵐の出雲からの帰宅

「松江堀川めぐり」でも少し触れたが、帰宅する日(2023年7月8日)は、朝からひどい豪雨だった。というか、線状降水帯が発生し、宿泊している松江市にも空港のある出雲市にも、レベル2の避難指示が出ていた。

2023年7月8日7:45 雨雲レーダー

今回は飛行機利用だったのだが、夫によると、朝名古屋を出発した飛行機が、出雲の手前で旋回しているという。私たちは次の夕方の便を予定しているが、私たちの乗る便は出雲空港に降りることが出来るのかと、疑問符が浮かぶ。

5年前の豪雨の時、山下達郎さんのコンサートで、道路も電車もダメだったが、唯一、飛行機だけは大丈夫だったとコメントしていたが、今回はそれさえもダメなのだろうか。

もう梅雨の時期に旅行するのは、どこに行っても危険かもねと言いつつ、雨雲レーダーと公共交通機関の様子をチェックしていたが、昼過ぎにはピークも過ぎ、止まっていたバスも動き出していた。

結果、飛行機も予定通り出雲を出発。時刻通り名古屋に着くことが出来た。

ただし、大気が安定していたわけではない。揺れのため、CAさんが離席出来た時間は非常に短く、軽食を配り始めたと思ったら、すぐにシートベルト着用のサインが出てしまったため、軽食を受け取れなかった乗客がいたほどだ。

それでも、飛行機は楽だった。車や電車より5時間ほど短縮出来る。交通機関に拘束される時間が短いと、体も楽だし、観光時間もたっぷり取れる。そのメリットは多いに感じた。


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