日記

挫折した。何度目かは全くもって検討もつかない。
大学生になり、何か始めようと思い立ち買った手帳は2ページで購入当初の役割を終えた。
日記を付けようと考えることは、人生の中で片手の指の数くらいはあったようなきがする。
しかしそのどれもがその指の数を超える前に終わったはずである。

うん、相性がとっても悪いのだと思う。
そもそも私は何かした事を振り返るような性質を持ち合わせちゃいない。
授業中につけたノートもテスト期間が終わればもう見ることはないし、自分が書いた文を読み返すのは推敲の時くらいなものである。

3年間を経て、かなーりマシになったものの元来私は自己嫌悪がちな人間なもので、自己の記録ほど残したくないものはない。
しかも、しかもだよ、日記なんてものは日々の細々とした記録ばかりで輝かしいものの比率なんて極小数でしょうよ。
つまり365日の経過後にはご立派な黒歴史書の完成になりかねない日課である。あなおそろし。


なんで今回書こうと思ったんだろうな。
書こうと思ったからには上の理由から目を逸らして向けられるものがあるはずで。
ああ、なんとなく几帳面な人間への憧れみたいなものがあったのかもしれない。
日記というのは、過ぎてく時間の色をちゃんと記憶しようとしながら生きて、かつ、一日の最後を余裕を持って迎えなきゃ続けられない。
一日一日を慈しむことの出来る人になりたかったのかもしれない。

今回の失敗要因はシンプルに書き忘れが2日続いたことにある。眠くて寝てたらそうなった。

このすごくすごく空白の多い、手のひらサイズな手帳はどうしてやろうか。デザインはお気に入りなんだよな。

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