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京都サラブレッドクラブ2020年産駒全頭診断

この記事では歴代G1馬の募集時の歩様に一定の法則があることに着目し
その歩様の水準を満たした募集馬でなければ
「未来のG1馬にはなりえない」
という切り口で今年度産駒を評価させていただきます。


また筋肉の質(量や柔軟性等)も歴代G1馬は募集時に高水準であることが多いです。

○評価以上(歩様が高水準)の募集馬に関してはその点も加味して評価しています。


この記事が少しでも出資馬検討の役に立ちましたら幸いです。

宜しくお願い致します。

【評価基準】
◎:未来のG1馬。全力出資
○:素晴らしい歩様。出資
▲:まずまずの歩様。
△:及第点。
☓:少なくとも未来のG1馬ではない

【歩様を重要視する理由】
私は「歩様が良い」=「運動神経が良い」と考えています。
ですから歩様の悪いG1馬はいないと思いますし
歩様が良くないと、その他が良くてもG1レースでは勝てないと考えています。

【連動性について】
歴代G1馬の歩様は首・前脚・後脚が一つの波のように一体となって動きます。そのような様を連動性と呼称しています。

【短評について】
基本的に歩様の気になる点を記します。
ネガティブな内容になりますことを予めご容赦下さい。

【注意点】
この記事では基本的に○評価以上の馬を推奨していますが
歩様以外はしっかり評価していません。
その他の要素(測尺、血統等々)は読者様の
方で補完していただけたらと思います。



1スリーアフロディテの20
総額/一口:1350万:2.7万
評価○
短評:連動性は良い。少し歩様の素軽さに欠けていると思う。トモの質も良さそうで走りそう。


2ビーウィッチドの20
総額/一口:1300万:2.6万
評価▲
短評:首の使い方、連動性は疑問。歩様自体はまずまず。



3ストームトウショウの20
総額/一口:1300万:2.6万
評価△
短評:歩様が重々しい。連動性も少し欠いている。


4ホウショウバレンの20
総額/一口:900万:1.8万
評価○
短評:画面左からの歩様はまずまずの連動性。トモの質も良さそうで値段も手頃。


5シーヴァージアの20
総額/一口:900万:1.8万
評価▲
短評:一見良さそうな歩様に見えるが、関節の可動域が狭く柔らかみのない歩様に見える。連動性自体は悪くない。


6トーセンジュエルの20
総額/一口:850万:1.7万
評価△
短評:連動性を欠く。しかしトモの質は良さそう。


7サンバホイッスルの20
総額/一口:800万:1.6万
評価▲
短評:連動性を少し欠く。クビの使い方も気になる。


8バブルウィズジョイの20
総額/一口:800万:1.6万
評価○
短評:わずかに連動性を欠くが、波のような背中の動きに大器の片鱗を感じる。トモの質も水準以上。この値段なら買い。


9スターリーオレンジの20
総額/一口:800万:1.6万
評価△
短評:連動性、歩様の素軽さを欠く。


10イムディーナ
総額/一口:700万:1.4万
評価○
短評:少し連動性を欠いているが歩様の推進力があり雰囲気が良いのでこの評価に。


11サンバダンサーの20
総額/一口:700万:1.4万
評価▲
短評:連動性は悪くない。首の使い方と歩様の素軽さに疑問があり▲評価に。


12ノーブルクラウンの20
総額/一口:1000万:2万
評価▲
短評:連動性を欠いている。しかし歩様の素軽さは評価できる。


13コテキタイの20
総額/一口:800万:1.6万
評価○
短評:少し歩様が重いようにも思う。連動性はそこそこなので一応○評価に。評価が難しい映像だった。


14ミティークの20
総額/一口:0万:0万
評価☓
短評:連動性を欠く。首の使い方も疑問。しかしトモの質は悪くなさそう。




【総評】
例年の京サラの募集馬を見ていないので比較できないですが、走りそうな馬が結構いますね。
価格もお手頃なので一口始める方にも良いかもしれません。ダート馬は長く走れる子が多いのもプラス材料ですね。

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