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六甲縦走路|高取山〜菊水山 サンチャゴへの道 3

4月からサンチャゴ目指してのトレーニングとして六甲縦走路を歩いている。
第1回目 栂尾山〜横尾山〜東山
第2回目 鉢伏山〜旗振山〜鉄拐山〜高倉山〜栂尾山〜横尾山〜東山〜高取山
そして第3回目は高取山〜菊水山だ。
一部重複して登っているが、今回も前回の高取山を復習して菊水山に向かう。

今回は自宅近くの神戸市営地下鉄の妙法寺駅スタートをし、高取山、菊水山に登り、神戸電鉄鈴蘭台駅にゴールする予定を立てた。スタートの妙法寺駅から高取山までは地元の住宅地。前回歩いた道なので迷わない。平日ながらチラホラとハイカーがいる。前には若いカップル。竹で作ったスティックを一本ずつ持ち、肩に何かを乗せている。記録用のビデオカメラかと思っていたが、近づいてみると、なんと2人ともそれぞれ肩にリスザルを乗せていて、びっくり。小さくてとても愛らしい。

前回、須磨浦公園スタートで最後の高取山で苦労したが、今回は高取山が最初の山なので体力的にはやはりきついが気分的には楽だ。苦労して山頂に到着、眺めを楽しんで休憩する。まだお昼には早く、お腹もまだ空いていなかったので、菊水山を目指して下山することにする。

高取山と菊水山の間も住宅街だ。この辺りは小学生の頃住んでいた近辺で、懐かしい。六甲縦走路の標示があちこちにあり、とても助かる。途上に小学校の同級生のクリーニング店があったが、残念なことに同級生の姿は見えなかった。急な登り坂を過ぎ、神戸電鉄の鵯越に到着。駅隣接の公園で昼食のおにぎりを頬張る。

鵯越駅に向かう途中「源平町」という町がある

鵯越といえば「鵯越の逆落とし」なのだが、以前触れた通り、「鎌倉殿の13人」では実際は鉢伏山だったのを後白河上皇が鵯越と誤解したとの設定だった。確かに一の谷に近いのは鉢伏山で、鵯越から一の谷は結構な距離になる。三谷幸喜の脚本の通りでいいのかもしれない。

鵯越からしばらくは結構平坦な道だ。神戸電鉄の線路沿いや線路のトンネルの上を通ることになる。以前は菊水山の駅があったが、今はホームはあるものの、電車は止まらない模様。そんなのどかな道を過ぎ、浄水場を過ぎると急に道が険しくなる。何度も何度も息を整えたり、水分補給の休憩が必要で、頂上までの2キロほどは思いの他時間がかかった。前回の高取山よりも苦労してなんとか頂上までたどり着いた。頂上からは360度の素晴らしい眺めだ。

鵯越からしばらくは長閑な道
菊水山の頂上からの眺め 

前回は下山の際、両膝が痛くなり往生した。今回は少し左膝が痛みだしたが、鈴蘭台駅までの下り道はさほどきつくはなく、左膝はなんとか持ち堪えた。鈴蘭台も大学生の時に住んでいたことがある場所だ。再開発で新しい駅ビルが建ち、区役所も移転してきてすっかりと様変わりしている。スタートからここ鈴蘭台駅まで5時間40分と当初予定から遅れたが、六甲縦走では難所の一つと言われる菊水山に無事登頂を果たせた。

神戸電鉄鈴蘭台駅

次回は菊水山から始めて、鍋蓋山、再度山に登り、新神戸へ降りてくるルートを考えている。何回かに分けて六甲縦走路を制覇しようと思う。

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