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【詩】少女は風の中の花

花に寄り添う横顔が
花の色よりあざやかで
今ここに咲いたばかりの 
その一輪をぼくは見つめる

まだ哀しみも恋も知らない
あどけない微笑みを
この手に包みこんで
木枯しの激しさから
救ってあげられるのなら
寒さに弱いこの身さえ
喜んでなげうてる

風の中の少女は
花さながらに小躍りして
色彩を放ってる


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