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グローバル化は貧困の片道切符

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今、みなさんは便利になった事を特別ありがたがることもなく、真顔でスマホから世界中から購入できるネットショップで買い物をしてるはずである。悪びれることもなく1円でも安いところから買ったり、返品したりしているはずである。

それが当たり前だからだ。

日本はどうしても海外からの輸出に頼らざるをえない国だ。

だが石炭などコスト+人命+環境のような危うい資源は別として、

『本当は作れるんだけど海外のほうが安いから』という実に安直な理由で輸入している。

高原列車の歌詞のモデルとなった『沼尻鉄道』は元々は硫黄鉱山からの輸送手段であった。

磐梯山は世界最高峰の高純度硫黄を産出する鉱山であった。

だが『フラッシュ法』という安価に純度99.5%の硫黄を生産できる方法が発案されると国内の硫黄は駆逐された。


基本、産業革命からはずっと世界は金のために『外へ富を吸い上げる仕組みを広げる』だけでなのである。ざっくり雑に言ったが。

歴史で交易をしたり、戦争をしたり、物の移動を伴う行為はグローバル化である。

そのかわりきちんと『国内が富むため』であったり、『国内で使い出来上がった商品により富が回る』事であった。

結局現在のグローバル化はそうではない。

詳しい説明などはそういった専門の人や様々なサイト・ブログがあるのでここでは書かない。

だがカルロス・ゴーンのように人を大量に解雇しておきながら大金を脱税するというセコイ真似がグローバル化だと少々強引かつ乱暴に結び付ける事をさせていただく。

普通の日本人の感覚なら『痛みを強要した』場合、自分も随するものである。

だがグローバルな国境も戸籍も関係のない漂う民なら金をかすめとり、逮捕されてもなお無関係の大統領に開放するように妻が訴えるほどのツラの皮を持てる。

日産が解雇を含めた改革ができなかったことを『外来種』にやらせた罪はある。そもそもはやはり外患誘致をした日産の罪なのだが。


何か生活必需品が生産より輸入のほうが安かったとする。

その場合コストが『人件費』だった場合は輸入をしない。

それ以外ならば輸入でもいいのではないだろうか?

人件費が安いということはその安い国ではひょっとしたら『需要増によって過酷な労働環境』が強制される可能性もある。

環境に優しいとか人権を守れ!というグローバリストやグローバル企業ほど見えない国の環境や難民に『金』をくれてやるが、その人間達の根本問題を与え続けているのもグローバリストだったりするものだ。


もちろん『地産地消』というのもバカすぎる。

地方自治体単位では小さすぎるのだ。国内なら都道府県単位で動かないと儲からない。

必要な物を必要な場所へ必要な分量を必要な人へ。

それだけでいいのだ。

大量に安く都合よく動かそうとするからだ。


本当にそれでいいのだろうか?

新幹線は当たり前、それが北海道まで伸びて、飛行機もある。

だが繁忙期はそれだけでさばけるわけではない。逆に通常期はこれだけで全て満杯になるほどちょうどいいわけでもない。


都会なら最寄り駅で、

田舎なら同じ町内で、

日常生活が済ませられないのはおかしい。

少しでも安いから、とネットで物を買って人との接触を断って

それで恋愛ができない、友達ができないと騒ぐのもおかしな話である。


国を愛する前に人を愛すること。

だがそれには場所がない。交流の場所を取り戻すことは簡単なことではないのが一番の問題なのだ。

金を使って箱ものを設置しても人がほいほい来ないのはグリーンピアなんかで学んだことだ。


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