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待ち遠しい梅仕事。

もうすぐ、梅仕事の季節だ。

梅の実を、洗って、乾かして、ヘタを取って、梅干しにしたり梅酒にしたりする。

ガッと一日で作業が終わるところがすきだ。そのあとは、時間がおいしさを創り出してくれる。

梅酒だと、おいしさは何年もかけて深まっていく。ただその間、たまにころころ転がして中身を混ぜる以外は、なにもしなくていい。

梅酒を2014年くらいに仕込んで気づいたのだけれど、わたしは家で梅酒を飲まないから、なかなか減らない。今度は梅ジュースにしたいなあと思う。いや、やっぱりお客さまがお家に来たときのことを考えると、梅酒だろうか。悩む。

梅干しをつくっていると言うと「すごいね」と言われるのだけど、実際なにもすごくない。
梅の実と、粗塩と、ほんの少しの焼酎、そしてジップロックでつくれてしまう。
わたしは色づけのための紫蘇も入れないし、とても手抜きだ。それで十分おいしいし満足している。

なんで梅干しをつくっているのか。それもたまに聞かれる。じぶんの欲しい梅干しが安く売ってないから。もうシンプルにそれだけのこと。

わたしは、田舎っぽい手づくりの酸っぱくて塩分が強い梅干しがすきだ。カビが生えないように、手づくりの場合塩分濃度を高くする。いろんな企業努力で保存に注意を払って甘くしている梅干しよりも、酸っぱいのが好みだ。
それを梅昆布茶にしたり、おかゆに入れたり、煮物に入れたりするのがいいのだ。あと、ふつうにご飯を炊くときに一合につき一個入れるとうまい。

それに、梅干しをつくると、梅の水分と塩が混ざりあった「梅酢」ができる。これもとてもおいしい。
冷や奴にかけてもいいし、炒めものの味付けに使ってもいい。塩水の代わりに梅酢でおにぎりをにぎってもいい。とても重宝する。
梅酢と梅干しを買うより、手づくりしたほうが両方手に入ってコスパもいい。

今年は、梅干し干すのにいいザルも買ってあるしね。


そうそう、宝酒造からこんなものが出ている。

https://www.takarashuzo.co.jp/products/shochu/homemade/

もう、容器にお酒を入れてくれてるので、そこに果実と砂糖を入れるだけでOKというすぐれもの。
ふつう、カビが生えないように容器の殺菌に気を使うので、とてもありがたい。

どこで梅を買おうかな?今年は誰かをうちに呼んで梅仕事にお誘いしようかな?なんて妄想して、わくわくしています。

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