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気づいたら、お花屋さんでビールを飲んでいた。2

昨日の夜19:30、またお花屋さんに遊びに行った。先週に引き続き2回目だ。

「来る時間が遅いよ!」

笑顔で言う店主さんに長野へあんず狩りに行ってたのだと話して、お土産のあんずを差し出す。またビールを出してもらって(店主さんはジャスミン茶を飲んでた)、ちびちび話す。

「今日は花も買っていこうと思うんですけど」
「やめときな、今日は。あんまりいいの残ってないよ。明日仕入れてくるから」

ほんとうにただ遊びにきたひとになった。

いろんな話を聞きながら、インタビューのときに深く知りたい言葉を胸にしまう。

お店の営業時間は20:00くらいまで、それに日曜日は早く閉めることも多いらしい。わたしの訪問で遅くなってしまったので、店じまいを手伝ってきた。

外に出しているテーブルやその上に置かれた花の苗や鉢を、指示をもらってお店の中に入れていく。大学生のときのバイトまでで、こういう作業のコツはわかっている。なにも特殊な技術はいらないのだ。

とにかく素早く、でも先走らない。

小走りでいったりきたり、スピードを意識して運ぶ。なんだか久しぶりの種類の仕事で、楽しい。

戸締りを終えた帰り道、今度月曜日が祝日でわたしが休みのときに、一緒に市場へ行こうと誘われた。話の規模が、インタビューというところからどんどん大きくなっていく。

まだまだ細かい話はまったく詰めていないけれど、店主さんのなかにも、わたしのなかにも、計画がそれぞれあって、これから少しずつ動き出すのだろう。

わたしは花のある暮らしの良さを、いろんなひとに知ってもらいたい。

このふしぎな縁から、あたらしいことが芽を出して花になるといいな。

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