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終わりのない訓練を積み重ねて

以前は、思っていた。強くなったら、現状から完全に抜け出せるんだと。

どんな物事でもそうだ。

たとえば、おうちは一度きちんと断捨離をすれば、もう大丈夫とか。
プレッシャーのかかる仕事を乗り越えたら、もう最強になれるとか。

ぜんぜん、まったく、そんなことはない。訓練は続く。そんな当たり前のことに、大人になって気付いた。

毎日ちょっとずつの断捨離が必要だし、仕事は毎回「慣れでやらない」と決めると格闘がある。

螺旋階段を登っていくように、なんども似た景色を視界に入れながら、ちょっとずつ、前より「いい自分」になっていく。

はあはあ息切れして、汗だくになって、ぜんぜんスマートじゃなくて、でも必要な道のり。

でも、そうやって、コツコツ腐らずひたむきにやっていくってことが、美しいことでもあるし、結局ちゃんと目的地に近づけるんだってことも、大人になってわかった。

だから、毎日の「暮らし」で楽しんで訓練を積んでいきたいなと思う。

植物に水をあげて、そのとき食べたいと思うものを料理して、使ったうつわはすぐに洗って、天気のいい日に洗濯をして。化粧品や雑貨は、月に一度はオーディションをしてすっきりさせる。洋服も、季節ごとに見直していらないものはお別れ。食品のストックもなにがあるかすぐ忘れちゃうから、定期的に見直して賞味期限を確認する。ぜんぶ、終わらない訓練だ。

ままならないこともあるけど、さぼっちゃうときもあるけど、自分のためにコツコツやっていく。「今日もわたしのためにありがとう、わたし」と思えるとうれしい。

まあでも、そんな訓練もいったんそこそこにしといて、いまの原稿が片付いたらかなあ。

だんだん、部屋が荒れてきています。

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