次に誰かをすきになったときには。
わたしが自信なしのビビり人間だったからなのかもしれないけど、恋愛の傾向を振り返って冷静に考えると恐ろしい。
思春期から社会人になるくらいまで「わたしに誰かをしあわせにすることはできない」と思い込んでいたので、恋人をつくろうという発想がなかった。(それはそれで、なにサマって感じだよ、じぶん……)
じゃあ恋愛してみるか、と初心者が思ってみても、とくになにも為せずに日々は進む。
まず「友情ではなく恋愛で誰かに好かれると思っていない」という出発点からスタートする。いいひとだな、やさしいなあ、とは思ってもそれがまさかじぶんに特別に向けられたものだなんて分からない。みんなに対してやさしいのかと思うでしょうが!分かんないでしょうが、ふつう!
だから大抵(そんな回数は多くないにしても大抵)、告白されると驚く。「え、ちょっと待ってそういう感じだったの?」と、ぽかんとする。
たとえ横浜みなとみらいの大桟橋で夜景見たいって言われたとしたって、「OK!あそこ眺めいいし、めっちゃ最高の撮影スポットだもんね!」って思うんだけど当たり前でしょ。カメラ持って歩いてるんだから。
それでもって大抵(そんな回数は多くないにしても大抵)、「まあ、悪いひとじゃないし、っていうかいいひとだし、わたしなんかをすきって言ってくれるし、付き合ってみるか?」ってなるんだけど。
ほぼほぼ間違ってたよね!この思考回路!
だから付き合ったってすぐ「別れよう」って言っちゃうんだわ!長続きしないんだわ!
それでも学びはあって、やっぱり心が底の底から気持ちが動かないとさみしいとかそういう理由だけでお付き合いしちゃダメなんだなとか、依存してくる相手は合わなくてお互い頑張ってるひとがいいんだなとか、いろいろ考える。学びをくれてありがとう!と思う。
そんな受け身な恋愛が多いけど、じぶんからすきになるとまた大変なことが起きる。
めちゃくちゃ、めちゃくちゃ、めちゃくちゃ、
視野が狭くなるのだ。
もうふつうに
「すきです、付き合ってください」を通り越して
「すきです、結婚してください」って口走ってたもんね。
振られても諦めずに「お試しでも!」って拝んだりしたもんね。
「ごめんよ〜」って断られたけど。
若さゆえの過ちとして黒歴史に認定しているのだけど、でも隠してても仕方ないしnoteは正直に書くのだ。これも学び。
恋愛って、劇薬になりかねない。
でも、それなりに生きてきて、ちょっと思ってることがある。
次に誰かをすきになったときには。
わたしから、すきになろう。
そして、わたしからほどほどにアプローチして(やりすぎない・相手の立場で考える)、気持ちを伝えよう。
あ、いや、いまはすきなひと、いないんですけどね。そう思ってます。
かなり恥ずかしいんだけど、素直な気持ちです。
さいごまで読んでくださり、ありがとうございます! サポートしてくださったら、おいしいものを食べたり、すてきな道具をお迎えしたりして、それについてnoteを書いたりするかもしれません。