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【CL横浜ベスト16】ロトム×パオジアン《封印石パオジアン》

割引あり

671sです。
今回はジョジョほぼなし。

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今回はCL横浜2024シニアリーグにて珍横浜(@chinyokohama01)ことナカタニタイチが使用し予選4位通過ベスト16になったパオジアンデッキについてです。

大前提として、私には彼を世界権利獲得のため育成する義務を負っています。
今回CL横浜にて彼が当選し、世界権利獲得の第一のチャンスを得ました。
まずデッキを選定せねばなりませんが、彼はここ最近色気付いており金はいわゆるオシャレに使いまくっているため、当然ポケカなんて全然しておらず、初心者も同然な彼でも他のプレイヤーに勝て得る選択をすることが求められました。

好ましいデッキタイプとしてはプレイング思考の量が少なく、かつ勝利までの手順を多く踏まないもの。これを現環境に当てはめてまず最初に出てくるのは
・雪道+手札干渉の妨害を複数回通して相手の出力を最小化し勝ち切ることをめざすデッキタイプ。雪道ミュウ・アルセウスギラティナ・雪道ミライドンなど。

雪道ミュウ
適度な妨害に加えその他環境上位に引けを取らぬパワーを持っており間違いなく強い…が猛威を振るうのが少し早すぎた。これやルギアを警戒したミカルゲの採用が一定数存在し得ると考え、明確な根拠やそれに応じた計算をしたわけではないが、CLは予選回数が多い分一度だけでも当たってしまう可能性が十二分にあり、それだけで確実に1回落としてしまうのは7-1の一部ですら予選落ちしてしまうこのゲームでは正しくないと判断した。

アルセウスギラティナ
ロストギラティナの頂への雪道多投がどうしても厳しい。またサーナイトなどの環境上位に勝ちきるには手札妨害を序盤から何度も通していく必要があるが、ビーダルホシガリスで使いたいサポートを引きに行く関係上盤面で回すデッキであり、盤面が形成されるまでは実質"ドロサポ"はナンジャモ4枚のみなことから、最低限度の行動の再現性は高く持ち得ているがそれ以上に到達しつつ入れたいカードを入れると60枚には収まり切らなかったためどうしても納得のいくものが作れなかった。

雪道ミライドン
なんか回していて好きじゃなかった。

そこで今回選んだのはパオジアンでした。
環境デッキの中では珍しくこれといった厳しい対面がありません。パオジアンは本当に強いデッキなのですが、一部では「運だけで勝つデッキ」とまで蔑まれ十分な研究がなされていないと感じました。(パオジアンという選択は特にシニア勢によくいるポケカを完全実力主義と信じ込んでいるヲタクには気に入らないらしく批判の的にすらなり得ますが、珍横浜は無敵なので関係ありません)
特にサーナイトやロストギラティナにしっかりと勝ち切れる点が素晴らしいです。デッキパワーに圧倒されながらもジャッジマンでなんとか食らいついていく上記三つと違い、同じくパワーで圧倒していくことが可能です。
上級者の間では一択だとすら言われる現環境最強のサーナイト。
また、練度ある人間により底力が引き出される言わずと知れた化け物のロストギラティナ。
優先権を目指すにあたって上位に行けば行くほどこれらを使いこなす"強者"たちが次々に立ちはだかることでしょう。これはそのような大きな壁を他のパオジアンデッキよりも"高い再現性を持ちつつ""より相手の妨害にも屈し止まることなく"また"デッキパワーを保って”長丁場を無双し乗り越えることを可能にする構築の作成に成功しました。
運だけ?いや、ド安定。
これは、弱者が強者を制し成り上がるためのデッキ。

そして予選4位通過

決勝トーナメント初戦でFミュウに後攻を取ってしまいつつ水エネルギーが大量サイド落ちしていたらしくそのままテンポ負けしてしまったようですが、あとほんの少しだけ運気があれば日本代表権利獲得まで届いていたと思います。構築を練りつつ珍横浜をずっと練習に引っ張り出していた身としては残念な限りですが、一発目の大型大会でここまでたどり着けたということで自信をもって珍横浜をホノルルへ送り出せるよう今シーズンに臨みます。

※封印石パオジアンデッキです。ロトムで攻撃するデッキタイプではありません。
※サムネイルには特性を持っていないロトムVのイラストを使用していますが、実際には特性を持っているロトムVが採用されています。

10/1 シティで使った構築を追記しました。

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