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[日記] 修了式、誰とも会話しませんでした!!!! [自虐]

昨日、2ヶ月ぶりに人と会話というものをした。知り合い以上友人未満の関係性。

会話の後にどうしても伴うものが反省会だ。

昨日の反省は、自分語りしすぎた、突拍子もない事を口走った、道を間違えた、幹事のくせにその後のプランを考えてなかったなど。

他に細かいミスも反省していると、数は13個にまで登った。話したいとこをメモしている会話デッキを用意していなかったら反省点は倍になっていただろう。

しかもこの反省会は、マゾヒスト故、反省をする事で目的が達成される。だから次に活かされるようなことは決してない。

また、会食の場所は完全に私の趣味だから〜と念押しをしたのにも関わらず、行きたいと言ってくれた。
さらに、私から見て恐らくは満足していただけたようで、人生で10回程も言われたことがないであろうお礼を言われた。

反省会のお詫び、着いてきてくれたことのお礼、お礼のお礼返しをしなくてはならない。
そこで私は考えた。

修了式(卒業式)へ行ってみようかな。

この会食の途中で卒業式という単語が出た。私はたとえ義務教育課程中の卒業式ですら顔を出さなかったものだから、もちろん修了式も行かないつもりでいた。

人生の成功者が友達という存在に会いに行く行事である成人式と同類に捉えていた。要するに行くことに意味を成さない行事だ。

その旨を話すと「行ったらいいじゃん」と言ってくれた。
修了式に出席し、その結果を報告することこそが昨日の償いになるのだと、私はそう考えた。

会場へ向かうために電車に乗ると、同じ黒いスーツに身を包んだ修了生 ーもしくはサラリーマンだろうかー が沢山いた。

これを見てゴキブリホイホイみてえだなと思った。
瞬間の見た目でも、これから起こることを鑑みてもこの名前はピッタリだ。

会場に着くと案の定人で賑わっていた。とにかく袴が多い。都合のいい箇所を切り取って報道するメディアニュースの影響で、私の中には 袴=怖い という等式が成り立っている。なるべく近づきたくなかった。

会場の門前では、どうやら「大学名+修了式」と書かれた立て看板と一緒に写真を撮るために順番待ちをしているらしい。
修了式での出来事で起こった事を報告する。それがレポートなのだからと、稚拙なジャーナリズム精神に基づき私も列に並んだ。

20分経ち、私の番が訪れる。
撮影してくれる人がおらず、自撮りをするために手を天に掲げたのだが、その行為は自分にとって恥ずかしさが天元突破していた。
あたりを見回すと独り身はいない。そしてあいつらの奇怪な目!

私はそこから立ち去る事にした。
シャッターのボタンは押せたので、あとで確認してみると、動きが多すぎて何があるか視認できない程にブレている。
これで私の20分も失った。

ホールのような建物の中に入り、放心し、腑抜けた顔で待っていると式が開始したらしい。

偉い人が壇上に入れ替わり立ち替わり入り、身にもならない話をする。この時、誰もが「大学生活を上手にできた人」であることを前提に話していて、聞くに絶えずずっとイヤホンをしていた。
急に周りに嫉妬し、イヤホンの音量を上げてわざと音漏れさせた。

その後、なんとなく周りを見回すとみんな二人以上で参加をしているようだ。やはり私はここに存在してはいけなかった。

来賓の話の途中だったが、構わず私は席を立ち、家の方へ足を進めた。



修了式の後、学位授与式というものに参加する必要がある。
修了式はどこかの会場を借りて行われたのだが、学位授与式は大学内で執り行われる。

一人一人名前を呼ばれると前に立ち、学位記を渡されるというものだ。
一番後ろの、いつもの席に座っていた私だが、なんと最初に呼ばれた。

学位授与式の最初は、賞状の内容を全て読み上げられ、それ以降は「以下同文」としか言われない。
つまり、一番最初は長い時間、注目を浴びないといけないのだ。

今日は全てが駄目な日だ。そう確信した。

その後は自由に撮影タイム。もちろん私と撮るような人はいないため、部屋の隅でイヤホンを装着していた。
だけど目の前でキャッキャしている様を見せられるのは、想像以上に苦しかった。

更に、その後の祝賀会にも参加する必要がある。いわゆる「表向きは自由参加」というものなので、欠席する人はおらず私も行かなければならなかった。

学校の大きな講義室。立食形式で、コンビニで買ったであろうパックごはんやポテトチップス、大量の酒が並んでいる。

立食形式は今までトラウマしかなく、今回もトラウマになりそうだ。
テーブルを挟まずに話しかけられるのを待ったり、話しかけなければいけない。

なるべく気づかれないようにして、部屋を去り、最後の大学生活を終えた。

そう言えば写真を一枚も撮影していないし、一度も口を開いていない。
こんな卒業式もしくは修了式を迎えた人は私くらいではないだろうか。
18年間学問に励んできた最期がコレとはなんとも私らしい。
私より惨めな卒業式を迎えた人が居れば、連絡ください。とても安心できます。



良かったこと

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私「私は今日マスター(修士号)になれたが?」

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