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一旦悲観してからの趣味話

就職してから確かに時間はできた。
研究室に住み着いて、土日や昼夜なく手を動かしている日々と比較すると間違いなく自分の時間は確保できている。

だけど、現役学生がひどく妬ましい。
いや、嫉妬かどうかもわからない。私は学生生活にトラウマが多すぎるから、妬ましく思う理由がない。
存在しない青春を追いかけていると言われたらそうかもしれないけど、もし学生に戻れたとしても同じことを繰り返すだろう。
旅行や新製品を買うなど、短期的な快楽を求める分には行動力がある。一方、環境を変えるような、意識高いイノベーションを起こすことをしようとすると腕が重くなる。
だから「なんでもできる」と言われ続けた年齢で何者にもなれなかった。目先の娯楽を享受するだけで終わった。

ハルヒみたいな学生生活は二度と訪れないのに、その現実を直視できないでいる。この会社で骨を埋めるんだなと思うと、誰もが焦がれるような企業に就職できた私ですら逃げ出したくなる。

今日は日曜日。明日が怖い。金があるニートになりたい。その環境なら大きなことをなせるだろうか?
無理だろうな。吃音だから。コミュ症だから。友達いないから。

大学院まで行った。この記事は共感して欲しくて、自分より悲惨な人を見たくて安心したくて書いたけど、その行為が誤ったものだと気づいてる。
田舎だから同年代は高校で卒業し既にほとんどが結婚している。私だけが都内に出て都内に本社を構える大手に就職した。
学生時代最後の日は悲惨だった。今まで何も積み上げてきてない私にはお似合いだけど、だけどアニメ概念学生生活を送るのは無理だった。私を傷つけたやつは全員今でもフルネームで言える。

この日は思い出すたびに泣きそうになる。今まで捧げてきたものがなんだったのかわからなくなった。
この文章がそうなように、今、会社のネームバリューにしがみついている私はみっともないだろう。
この会社でも嫌なやつは多いし、大学生と大差ない考えの浅いやつはもっと多い。



最近できた趣味



和装

ネイル

まず和装について話そうか。
お高いイメージがある着物だけど、リサイクル着物屋で買うと普通の服と値段が変わらない。なのに「高かったでしょ〜」と言われるから気分がいい。
おすすめは中野サンプラザにある三喜屋。1000円から買えるよ!

嫌なのは洗うのが難しい点と、私は歩幅が大きいからすぐ着崩れする点かな。
洋服に比べるとかなり便利度は劣る。だけどこれもロマンというか。
電池式時計よりも不便な機械式時計の方がグレードが高かったり、電気自動車よりもアンティークな外車の方が好まれたりするのと似ている。
ただそれだけ。不便でも見栄を張れるからこの趣味は大切にしたい。



ネイルはなんとなく始めただけで大した思い入れはない。もう動機は忘れてしまったけど、これもどうせ「他と違う何かになりたい」とかそんな理由だろう。
目論見通り、男性がネイルしている点に関して興味を持ってくれる人は少なくない。良いコミュニケーションツールとしての役割を果たしてくれた。

ネイルの(私にとって)悪い点は、溶剤を使う実験がやり辛くなったこと。UVで硬化させているから、アセトンのようなネイルが溶解するような溶剤を使う際は何重にも手袋をしないといけない。
メイクが顔に負担をかけるように、常に爪にも負担がかかっている気がする。お洒落ってそういうものなんだけどね。

一番悪い点はネイリストがほぼ女性なこと。ネイルの施術時間90分くらい、手を触られながら女性と会話しないといけない。
よくオクテや童貞ムーブがメディアでネタにされているが、当事者は本当に苦しい。異性慣れは学生の時にするべきだったけどもう拗らせてしまっているからどうしようもない。微笑ましくなんかない、生き地獄だよ。真面目に話しても笑うやつが多いから普段はこんな話しないんだけどね。
まあ同性でも90分も会話できないんですけどね!!!!!!カス!!!!!!!

自分でもできないことはないが、セルフネイルは凸凹になるしすぐ剥がれた。無駄金を使っただけになった。

や、違うんです

決してディスってるわけじゃないです

ほんとうよ


みんなもやろう!和装とネイル!!!!!!

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